玉里鎮の8月

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先に現地に入っていたSさんから、昼過ぎの発車まで、シゴナナは玉里構内外れの給水スペースで待機していると聞いて、早速、台東方の踏切を渡った側線に行ってみました。計程車の黄先生、「ああ、ここは機関区のあったところよ」……ン? 機務段じゃなくて、機関区なんだ。おそらく戦前の呼び名がふと口をついて出てきたのでしょうね。

「グラマンの機銃掃射、知ってるか。怖かったなあ。いつも列車を狙う、最も狙われるのは、機関区。ぱあっと火が上がったとき、よく覚えてるよ。それに、軍事教練の憲兵、怖かったなあ。そう、青年学校。あのままいったら、日本の軍人なったかもしれない」 美しきシゴナナが南国の木の下でのんびり待機しているこの場所で、黄先生の60数年前の回顧談を聞いていると、そうだ、今年も8月が来たのだなあ、と少し厳粛な気持ちになってきます。

ふと気がつくと、この場所には架線がありませんでした。おそらく、CT273号機に台東線への入線実績はないのでしょうが、架線がないせいで、ああ、こうしてこの機関車は台湾の各地で走ってきたのだなあ、と蒸気現役時代の台湾にいるような気分にもなります。そして特筆すべきは、小ぶりで上品なヘッドマーク! いやはや、集集線のあの大きなマークが嘘のように、端正なシゴナナのスタイルに似合っているではありませんか。

テーマ : 鉄道写真
ジャンル : 趣味・実用

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黄先生

こんばんは。
黄先生とは、初対面で、戦時中の話まではしませんでした。
想像より、お若くて、パワフルでした!
また、黄先生にお会いしたです。
C57か、D51、台東線に走らないかなぁ。(笑)

Re:

somtamさん
いやしかし、徳高陸橋は、3日間で最もラッキーな日に撮影されましたね。羨ましい限りです。黄先生計程車、次回はご一緒したいものですね。
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