12月の旅人よ

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芭石鉄路への12月の旅は、大晦日の前日で撮影日程を終了、あとは成都に戻って、元旦の前の東京に帰るだけとなりました。成都から2時間半のフライトで北京に到着、羽田へのNH便を待つ空港ラウンジで、自分の20代のある時期、いつもどこかで流れていた音楽をものしたアーティストの訃報を知りました。

社会人になってすぐの頃、最初は太田裕美のシングルで世に出た「さらばシベリア鉄道」。何せ、当時の私はまだ海外の鉄道をまったく見たことも乗ったこともなく、いつか長い長い時間、シベリア鉄道に乗る機会があれば、ずっとこの唄を口ずさむのかなあなんて思いながら、やがて出た「A LONG VACATION」のアルバムをカセットにダビングして、当時好きだった女の子に、酔っ払ったあげくに渡したりしていました。

今も、台湾や中国行っても、イギリスやドイツ行っても、海外の鉄道というだけで、「さらばシベリア鉄道」のメロディが口をついて出ることがあります。海外の列車は、何でもシベリア鉄道なのでしょうか(笑)そういえば、88年に来日したオリエント急行を追いかけて国内各地を撮り歩いたときも、同じメロディを口ずさんだような気がします。

年が明けて、大滝詠一さんの密葬が執り行われ、たしか松本隆さんだったでしょうか、君は本当に12月の旅人になってしまった、との素晴らしいフレーズのツイートがありました。長い旅の終わりが、年の終わりの12月というのは、何だかわけもなく、哀しすぎます。そして、自分の20代のあの珠玉の日々が、今ほんとうに過ぎ去ってしまったことを、年が明けて1月になっても、私はまだ信じられないでいます。

テーマ : 鉄道写真
ジャンル : 趣味・実用

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