リンゴの花咲く頃を待たずに

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屋代線最終日の夜、定期列車のあとに走った2000系リンゴ編成の団臨は、信濃川田へ向かう3500系+2000系A編成の片道列車と、綿内で交換したそうです。須坂へ戻るリンゴはハイビームのままで、最後にすれ違う僚友・栗ようかんを照らしながら、惜別の長いタイフォンを鳴らして、発車していったそうです。

昨夜は、暴風雨が止むのを待ちながら、新鶴見界隈EL撮影で知り合った友人と、春の宵、一献を酌み交わしていました。地方私鉄には興味がないと公言する彼が、シークワサー割りを片手に、ふと、ほろ酔いでつぶやきました。あ、そうだ、あの長野の電車はいいですよねえ、そう、リンゴ。え、もうなくなったんですか、惜しいなあ。。。

会社に行くと、厳しい業界状況の下で共に戦う須坂出身の戦友がいて、社員食堂で会うと、たまに、また長電行ってきたよ、と声をかけます。彼がガキの頃から、長電は「地方私鉄の雄」として誉れ高く、2000系を頂点とする自社開発の特急車両は、まさにその象徴だったのでしょう。一瞬、箸を休めて、声が弾んでいました。

最後の数日間、長野線の定期列車に入ったD編成をもう一度、自分が撮ることは叶いませんでした。おそらく今頃は須坂のクラでゆっくり翼を休めているであろうリンゴは、川田へ移動した保存車両の代わりに小布施へ行くのでは?という噂が流れています。やがてゴールデンウィークの前後には、沿線のリンゴの花も、開花を迎えます。最後の夜を見送らなかったかわりに、その頃、ふらっと会いに行きたいと思っています。

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