河東線、春蕭々

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先週末の土曜日(3/24)、再び、「SBCろくちゃん号」が今度は湯田中始発で屋代まで運転され、またまた停車駅のホームには、Kさんの満面の笑顔がありました。列車に添乗してしまうと沿線撮影ができないので地団駄踏んでるのかなあ、と最初は思ったのですが、どうやらこれはこれで楽しくて仕方ないらしく、奥さんが遠目にやれやれ~と苦笑いしているのも、20数年前の伊豆多賀かどこかと変わらない光景でした。

列車が屋代線に入る頃、やっと天気が回復しました。旧名・河東線の名の通り、千曲川の東岸の小さな町を縫って走る、全長20km少しのこのローカル線は、上野からの直通急行で賑わったことはすでにご紹介したとおりですが、一時は、小諸から十日町、あるいは直江津に至る遠大な延長計画があったそうです。

そうだよなあ、地方私鉄の線名、社名には、鉄道に社会の発展の夢を託した時代の残り香が、今も感じられることがあります。南部縦貫鉄道しかり、磐梯急行電鉄しかり。そういえば、つい最近「日本海」最後のルートで撮り鉄が集中した湖西線は、もと江若鉄道、近江と若狭を結ぶ夢を実現できなかった私鉄の発展形でもありました。

たまには、らしくない写真(笑)を最後に1枚ぐらいは撮ろうと、大室を出たところの山の中腹から、松代へ向かうリンゴ編成を後追いで狙うことにしました。千曲川を挟んで、川中島の古戦場もほど近いこのあたりの風景を遠望していると、妻女山を下って、鞭声粛粛、千曲川を渡る、と漢詩の一節が思い出されます。家並みの向こうの山あたりは、おそらく数週間後には、桜が咲き誇るのでしょう。そして、電車の来なくなった線路に、やがて花吹雪がはらはらと舞い落ちるのでしょうか。



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こんばんは。

いつも拝見させて頂いています。

この写真を見て久しぶりのコメントさせてもらいます。
24日は、SLみなかみ号初日、そして25日は、長野電鉄
へ。
25日ですが、この写真とほぼ同じ立ち位置で写真を
撮りました。 団体戦用列車、屋代駅からの折り返し
でした。 
25日は、山間部白く雪雲に覆われ見えない状況でした。
近々紹介するので、見比べてみてください。

(^o^)


大室温泉

EXTRAさん
1日違いでこの場所へ行かれたのですね。時間があれば温泉のお湯も楽しみたかったところです。でも、明日も時間ないかな(笑)
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