長笛二声 「鉄道(27071)」

SL見物の観光客で賑わう長門峡の駅をやり過ごして、篠目駅手前の踏切までやってきました。発車を狙うため駅の仁保方まで行こうとしたとき、おい、ちょっと待てよと、何年か前、この踏切から12系の後追いを撮ったのを思い出しました。

この季節はちょうど、篠目停車の9522レの全体に日が当たる最後の時期で、青い12系客車のサイドに、秋の夕陽が差しています。同行のGontaさんも、後追い選択に(無理やり?!)ご賛成の様子、そうだそうだ、縦位置のアングルだよなあ、そうだそうだ、300mmだよなあ、と数年前を思い出しながら、発車時刻を待ちました。

あれほどホームに溢れていた列車の乗客が、あっという間に車内に戻って、ホームには一組の親子連れだけが残りました。専務車掌が窓から前方後方を確認すると、やがて二つの長い汽笛が、山あいの給水塔のある駅に鳴り響きます。

浜田の検修施設が何らかの事情でままならず、益田の入換に使われているC56が、今日は12系団臨の後部回送で小郡へ検査に向かうことにでもしましょうか(笑)そんなこじつけも楽しいけれど、このシーン、2011年秋の日本の鉄道情景としてでも、十二分に美しく、素晴らしいと思います。感動のうちに三脚をたたんでいると、峠に挑む2両のカマの、今度は短い汽笛が、遠くの山あいに響いていました。

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Re:長笛二声(10/18)

この前の後追い写真にもびっくりしましたが、今回の写真にも感心しています。あ~、こういう撮り方もあるのですね。鉄は奥が深い!青列車様、ご教示ありがとうございます。徳山の飲み屋街にはすでに出没しており、満足しておりますよ。(爆)

Re:長笛二声(10/18)

こんにちは。
現役時代を髣髴とさせる素晴らしい光景ですね。
あるいは、中国の地方部の、近代化が遅れた路線で見られる光景…だと言えば、非鉄の一般の方々は信じてしまいそうな、ある意味「日常的」にも見えます。

後ろC56

後ろC56の後追いは情緒がありますね。
切り取られたテンダーがなんとも言えずいいですね。
煙が真上に上がっているので、こちらに向かって走ってきても不思議ではない(笑)

プッシュプル

 山口線のPPの素晴らしいシーンを沢山見せて頂き、有り難うございました。
 中でも、この写真が一番気に入りました。(笑)
 これから峠に向かう2輌の蒸機、安全弁を吹き上げて力一杯の感じが伝わってきます。

Re:長笛二声(10/18)

somtamさん
ありがとうございます。数年前、偶然発見したアングルで、今回よく思い出したものだと思います(笑)徳山でも、ご一緒したいものですねえ(爆)
Traveler Kazuさん
おっしゃるとおり、びっくりするほど日常的にみえました。やまぐち運転開始当時の12系というのが、最も大きな理由かと思います。そして、12系はもしかしたら旧客より、とくに70年代に入ってからのSL末期を彷彿させる存在かもしれませんね。
枯れ鉄さん
たしかに、これでライトが点灯してりたら、逆向き牽引といってもおかしくありませんね。シゴロクはやはり、後追い写真に最も適したカマですね。ほんとうは現役時代にこんな写真を撮りたかったものですが、ガキですから仕方ない(爆)
佐倉さん
ありがとうございます。どういうわけか、この日は安全弁からの蒸気がほぼ同時に上がりました。実はもう一度、撮影しているのですが、その時は当然のごとく2つの蒸気が上がるタイミングがずれました。いわば怪我の功名、という1枚でもあります(笑)

Re:長笛二声(10/18)

この季節は9522レは夕方の斜光線を浴びますね。篠目駅の発車シーンはいつもながら絵になりますね。本シーズンもう一度くらいは出撃したいのですが果たして…?

Re:長笛二声(10/18)

青列車さん
はい、斜光線はほんとうに素晴らしいのですが、この写真でもお分かりのように、もう先週の段階でギリギリで、もう間もなく、駅全体が山影に入ってしまいます。お出かけは早めがよろしいようで(笑)

Re:長笛二声

素晴らしい情景ですね!
長閑な駅にC56の後姿と斜光線、とどめはホームの親子!
重連もいいけど、後補機の魅力を堪能させていただきました。
品川530さまのカメラアイに感服です!

Re:長笛二声(10/18)

みやぎさん
過分のコメントありがとうございます。お返しはビールかな(笑)ホームの親子、二つの蒸気が間をおかず上がったこと、斜光線がちょうど列車に当たる時期だったこと、など偶然がいくつも重なりました。
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