野ざらし機関車は今 「鉄道(27070)」

冬から春のこぼれネタ、続けます。九州キハ巡業の途中では、保存機訪問もそれなりにやっており、大分のC55同様、いつかきっと…が実現したのが、鹿児島交通加世田駅跡の蒸機でした。

中学生のとき、保育社カラーブックス不朽の名作「蒸気機関車」で、草むした南国の駅構内のはずれにたたずむ赤錆びた機関車を見事に捉えた広田さんの写真は、まだもののあはれも理解できない京都のガキ鉄の心にも、大きな衝撃を与えました。

当時はまだ日本のあちこちに、こうした「野ざらし機関車」が放置されていて、たしかRJ誌ではそのリストを掲載するコラムもあったような、、、西武の「くろがねのE」や久留米かどこかの駐車場の「ケ」とともに、加世田のカマはその代表格だったように記憶しています。

今はバスターミナルとなった加世田駅前に4号機ただ1輌が鎮座し、ほかのカマは一度は整備され記念館に展示されたものの、現在は再びバスの車庫の片隅に眠っていると聞きます。どこかまだ鉄道の駅前広場の面影が残る雰囲気の中、再び赤錆びてしまったカマは、野ざらしの運命から逃れられないがごとくの無常感を漂わせていました。

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Re:野ざらし機関車は今(04/22)

可愛そうなカマの行く末ですね。しかし、お金の問題もありますし、またオシゴト中心の日本社会に於いて、ボランティアに行って活動するのも、なかなか制限があります。全国にある、同じように傷んで来ている鉄道車両の救済は、どうすればいいでしょうか。

保育社の「蒸気機関車」

私もそうでした。兄が買ってきたあの本がほぼ最初に見た鉄道写真でした。C55のスポーク動輪とともに加世田のハノーバーという言葉も妙に印象に残っています。加世田や小湊の蒸機たちは国鉄蒸機よりもはるか以前に廃車となったのに現存していることが奇跡のようです。せっかく今まで持ちこたえたのだから何とか後世に残したいですね。

加世田といえば

ハノーバーがすぐに浮かびます。
日本中が蒸気ブームだったころ、たくさん出版された本のなかに放置されていたハノーバーの写真がありました。
こんなカマが走っていたんだなぁなどと、走る姿を想像したものでした。

Re:野ざらし機関車は今(04/22)

somtamさん
ほんとうに頭の痛い問題ですね。日本鉄道保存車両補修NPOというのを作って、そこに基金を集めるとか、具体的な何かがないと、各地の保存車両は減るいっぽうでしょうね。友の会でもどこか鉄道雑誌でも、旗振ってくれませんかねえ、、、
団長さん
やはり、そうでしたか、あの小さい本がバイブル! 私は祖父に買ってもらいました。加世田という地名を中学生で覚えたのは特殊な経験ですが(笑)、50過ぎて初めてその町に行って、同じようにカマが赤錆びていて、奇妙な気分になりました。
枯れ鉄さん
あの時代、ハノーバーといえば、加世田、以外には知りませんでしたよね。コッペル、クラウス、アルコ、、、最初は舶来だということ以外わかっておらず、どこか遠い国のことのようにも思ったものです。でも、九州まで二度も行きながら、現地へは行ってない、そのあたりにガキの甘さがみてとれます(爆)
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