奥久慈錦秋

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現役蒸機の時代はハチロクで、一昨年はC11が走った水郡線で、今年はハドソンC61が走る……そりゃあ、ちょっと似合わないかなあという先入観がないといえば嘘になりますが、この晴天、この紅葉が、物の見事にすべてを打ち消してくれました。あ、そうそう、皆さんほど非電化至上主義ではありませんが、もちろん、架線がないのは悪くない(笑)

前回のC11の時にも撮った、静から山あいに分け入る手前の築堤で、今回もC61先頭列車の撮影をスタートさせました。2年ぶりに現地に着くと、おいおい、こんな障害物、手前にあったかよ~、どれどれ、どのタイミングなら編成が抜けるのか、右往左往してここだ!という位置に落ち着いた瞬間、何だ、よく考えたら前回と同じ位置じゃないか、と気がつく始末(爆)

そしてまた、前回と同じように、編成を撮った後、錦秋の山をバックにサイドを狙いました。どうやら、沿線の紅葉はC61の登場を待っていたかのごとく、ちょうど盛りを迎えたようです。これで、今年は行けなかった只見紅葉号の仇がとれるなあ。11月も最終盤になって、ニッポンの美しい錦秋に、今年も巡り会えました。

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DL正調編成?!

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山口から帰ってきて4日後、水郡線でC61の試運転が始まりました。来週末に運転される本列車は、往路の常陸大子発が「DL奥久慈清流ライン号」でご覧のように最後尾に逆C61付き、復路の水戸発がC61が先頭に立つ「SL奥久慈清流ライン号」となる、転車台のない線区でのSL運転時の、いわば正調編成(?!)で、何だか安心します。

試運転初日(11/27)、奇跡的に仕事が休めることが前日に判明、予報は雨上がりの後の終日晴れ……土曜日の出撃予定を変更して、上野を朝7時、始発のスーパーひたち~レンタカーを乗り継いで、常陸大宮の手前から、DL先頭・正調編成を捉えることができました。水郡線は一昨年のC11による運転時に撮影しているので、若干の土地勘もあり、二回目の後台に間に合い、桜田ゲット。やっぱり自然だなあ、カマが煙出してないほうが(笑)

とまあ、DLSLやまぐち号の口直しをして喜んでる感じでしたが、あとで検索した地元の方のブログを拝読すると、これ、カマが付いていなければ、一昔前の水郡線内からの成田臨の再現なんですね。旧客じゃなくて12系かよ~とか、いくら非電化が素晴らしいと言ってもC61がローカル線に似合うのか、とか前評判は決して高くなかった今回の運転ですが、どうやら紅葉の色づきも盛りのようで、これは思わぬところで、Vな一日になりそうです。

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意外な人出

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この「DL先頭・SLやまぐち号」、JR西のサイトに編成が発表されて2日目となると、さすがに人出は少ないだろうと思いきや、なかなかどうして、「なにわ重連」などには及ばないものの、通常並みか、もしかしたら少し多いぐらいの鉄の数で、追っかけのスタートダッシュや気合の入り方もなかなかのもので、「ガッカリ→出撃見送り」の向きが多いと予想していた当方には、ちょっと驚きでした。

この日(11/23)は、好天に誘われた紅葉狩りの観光客で、聞きしに勝る、長門峡道の駅・駐車待ち渋滞で、大歳のあとの長門峡が間に合わないという、不測の事態。その先はこうして何とか間に合いましたが、やっぱり、いつものやまぐちじゃないような、不思議な感じにすっととらわれていました。

それが、徳佐のこのいつものアングルで9521レの仕上げとなったとき、何だか、憑き物が落ちたように、この編成を受け入れてもいいかなあ、と思えたのです。望遠で圧縮すると次位のシゴナナの爆煙がちょっと変な感じですが、こうしてサイドがちに振ると、これはこれで、画面が素直に、まとまってしまいました。

さて、返しの9522レまで、津和野の道の駅でゆっくり昼飯かなと思ったところで、まてよ、次位だから、シゴナナにヘッドマークが付いていないかもしれない、というところに思い当りました。ところが、急いで向かった津和野の転車台に向かってきたシゴナナには、いつも通り、マークが付いていたことを報告しておきます。結局、最後まで、よくわからない列車だったなあ(爆)

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爆煙の理由?!

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今年の「SLやまぐち」運転最終となった先週末(11/22・23)、シゴナナの不具合により、往復ともDD51が先頭に立ち、かといって「DLやまぐち」にはならずに、シゴナナが次位に付いたまま、というSL期待の向きにも、DL期待の向きにも悲喜こもごもな編成で運転されました。

で、列車愛称名は「SLやまぐち」のまま。やまぐちでも磐西でもよくある「臨時快速・愛称名なし」にならなかったのは、運転最終週で地元歓迎イベントが多く予定されていたとか、団体乗車が多かったとか、何らかの理由があるのでしょうね。是非はともかくも、これ、あくまでも「SLやまぐち号」。だから、シゴナナが爆煙出してるのか(爆)

一瞬、大昔の国鉄無煙化時代のDL習熟運転が思い起こされますが、それなら、ヘッドマークが付いてるわけない……いや、いちいち昔にあてはめるのは、そろそろやめにしましょう。これ、DL+SLという、イベント列車の新しいカタチと考えましょう。そう思えば、爆煙もまたをかし。今日はこのニューバリエーションを、とことん楽しもうではありませんか!……でもほんとかな?!

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そうか、PFだけが変わらない

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2レ「北斗星」通過の15分後、下りの3083レで最後の貨物原色PFの2両のうちの片方、2119号機がコンテナを牽いて下ってきました。こちらガードレールアングルも、ダブルポール同様、変わりませんね。私は参加していませんが、ロクイチのフルムーン御召と、茶色になって間もないパックの東サロが続行した、伝説の朝(?!)を思い出される方が多いのではないでしょうか。

あの頃、合間にやって来る中距離電車はすべて115系で、それと同じようにふだん着の顔をしてやってくるのが、新鶴見のPFの貨物でした。青プレ、赤プレ、たしか両方ともその当時からありましたね。たいていは、シャッターを押しませんでした(笑)はい、僕らのひと世代上の先輩が、ゴハチが来てもシャッターを押さなかったのと同様に(爆)

今、こうして青プレの原色PFの牽く貨物の通過を眺めていると、ほんの少しの時間、復鉄したばかりの、80年代のあの頃に戻ったような気がします。あとは、編成は短いけれど、黒磯訓練がPF牽引で来れば、同じような錯覚にしみじみするのだろうなあ。そのまま、サイドに日が当たりましたが、予報は曇り基調の下り坂です。こんな日は都内に戻って、知人友人が3人も出展している写真展を覗きに行くことにしました。



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初後藤~ヒガハス

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三連休最終日の昨日(11/24)、かなり久しぶりに、朝のヒガハスに行ってきました。下りを撮るガードレールポイントは、ゼロロクニーナ狙いで1年ほど前にも行きましたが、上りのダブルポールとなると、いつ以来か思い出せないくらい。蓮田の駅からトコトコと線路脇の公園を過ぎて、先客の画面に入らないように、畦道を足早に歩いてフィニッシュ。ずっと変わらぬこのコースに、いつしか心も和みます。

このダブルポールアングル、EF57の時代あたりから、有名撮影地として鉄な巷に流布されたのでしょうか。ダブルを嫌う向きも多いのですが、長い編成が入るのjはここしかない。旧客から20系、12・14系の併結、はたまた荷物列車やジョイトレまで、順光を浴びて、朝、上野を目指す幾多の名列車が、このアングルに今もカッチリ収まり続けています。

で、告白します(笑)田端の撮影会などで停まってるのは別として、後藤さんの走行写真を撮るのjは、これが初めてでした。この日も実は主目的は後ほどお目にかけるPF貨物、たまたま友人から銀ガマの充当をメールいただいて、それなら、という程度でした。しかし、すでに貨物に身売りされた仲間もいるJR東のEF510は、こうして撮ってみると、近未来的なデザインとは裏腹に、けっこう味が出てきていますね。幸い、少し日が差しました。モニタを確認したら、下りのPFを待ち構えるため、大急ぎで畦道を戻ることにいたしましょう。

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海辺の鉛筆

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ブログの更新に、ちょっと時間があきました。面白いもので、週末に撮った写真を次週の前半にエントリーすると、つい昨日の撮って出し、って感じですが、こうして次の週末、それも3連休をまたいでしまうと、何だかずいぶん時間が経ったような気がします。そして、ずいぶん遠いところで撮ったような気もしてくるから、不思議ですね。

閑話休題。紀勢線を走ったDD重連の大サロ、前日の長与線でのサブリミナルか(笑)、またまた、らしくない?!鉛筆写真を撮ってしまいました。ま、それほど、この日(11/16)は天気が良かったので、仕方ありませんね、と自分を納得させながら、実は目的のポイントに辿りつかなかったゆえの苦肉の策、これ、いくらなんでも遠いよなあ(爆)

30年近く前、高磯と呼ばれる海辺に張り出したポイントで、引退間近の竜華のスター、EF5866の牽く団臨を撮りました。ほんとうはそこへ行きたかったのですが、また次回の課題にいたしましょう。場所もアングルも違えど、波静かな海と、高い築堤に降り注ぐ光は昔と同じで、どこからか、大サロを牽くゴハチの汽笛が聞こえてきそうでした。

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紀勢を走ったイゴマル

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紀三井寺~黒江で撮った11年前の「紀勢線電化25周年記念号」の写真を引っ張り出してきました。余談ですが、2003年はそろそろデジタルへの転換期となり、ネガやポジをあらためてスキャンしなくても、データが出てきました。ただ、これは銀塩で撮ってポジスキャンしたもので、このカチッとした感じ、今の最新デジカメ画像にはなくて、もはや懐かしい感じがします。

紀勢線のゴハチといえば、窓Hゴム、シールドビーム2灯に改造された竜華のカマで、宮原のゴハチがこうして和歌山以南に入ったのは、たしかこの時が最初で最後だったと記憶しています。66号機の1灯化を最後の華に竜華からゴハチが消えて15年以上経ってから、突如として運転されたこのイベント列車も、今回同様の白浜折り返しで、ここから撮影をスタートさせ、これまた今回と同じように次の撮影ポイントに迷い続けたのが、昨日のような、遠い昔のような、複雑な気分です。

たしか、イゴマルはまだ、最初から最後まで離れることのなかった、宮原のクラの中で眠っているのですね。もしかしたら、そろそろ梅小路への移送が日程に上っているのでしょうか。もはや本線走行は望めない今、せめて美しい姿となったイゴマルとの、京都での再会に思いを馳せたいと思います。

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大サロ秋色

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翌日(11/16)は、和歌山~白浜で運転される「サロンカーなにわ」の団臨を追って、紀勢線北部の海岸線クルージングとなりました。前日の回送時の情報では、トワイライトに続いて、DDの重連! 天気は午前中晴れながら、徐々に下り坂の予報、まずは朝順光となる紀三井寺~黒江の直線に向かいました。

ここで下りを撮るのは、2003年のEF58150のイベント列車以来ですから、11年ぶりになります。鉄の人出は、その当時と比較にならないぐらい多くて、1時間半前の現地着で何とか場所が確保できたのが奇跡のようです。バックの低い山や、線路に近い木々も、いい感じで赤く染まった秋色のカブリツキ(笑)、線路にかかる住宅の影も、通過時までには何とかなりそうです。

それにしても、この国鉄末期に颯爽と現われた14系欧風客車、「サロンエクスプレス東京」も「ユーロライナー」もなき今、よくぞ現役で残ってくれていますね。JR西管内の非電化区間での御召使用という理由が伝えられていますが、それだって新造車や代替車がいつ出現してもおかしくありません。関東の「東サロ」「シナサロ」に比して、西の「大サロ」「ミハサロ」と呼ばれたデビュー当時と同じように、この客車の落ち着いた塗色は、秋の光線、秋の景色によく似合いますね。

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長与経由

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一度、浦上車庫に入庫した、明治電車168号の撮影を午前中で切り上げて、通称・長与経由、美しい海岸線を縫って走る長崎本線の旧線区間に移動しました。この日(11/15)の午後、国鉄色のキハ66・67が連続して長与経由の海岸線を下る運用になっていて、それを待ち構えようというのが、転進の理由でした。実はこの日、朝イチの撮りにくいスジで、国鉄色4連があったというのは、言いっこなしですが。。。

ご承知の通り、本来は地べた鉄の当方ですが、これほどの好天はめったにないと思うと、たまには某友人のお導きで、慣れない鉛筆写真に挑戦したくなっても仕方ありませんね。しかし、よく知ってるよなあ、こんなミカン畑の上のほう(笑) 昭和40年代の長崎本線寝台列車の時代から、変わらず静かに波打つ入江の風景を入れ込んだ写真を、いったい何人の鉄がものしたのでしょうか。そして、これからも、長与線は風光明媚な名撮影地として、幾多の鉄に受け継がれていくのでしょう。

ミカン畑の上から国鉄色を1本、そしてこの写真の国道上からの超有名アングルで仕上げて、空港に戻りました。次に搭乗するのは、大阪伊丹行きのNH168便、夕暮れが美しい海の中の空港から、これまた海の中の泉州沖の空港へ。関空でレンタカーを借りて、和歌山のホテルにチェックイン。和歌山市駅前で見つけた居酒屋「くろしお」(名前がいいですね)は、安くて旨い、実は名店の中の名店で、夜の長崎の仇を和歌山で返すという、はしご酒、はしご鉄パターンに酔いしれたのでした。

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色づく街

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ふと振り返ると、電停のジャンクションの向こうに、銀杏並木でしょうか、長崎の街が色づいているのが見えました。♪街は色づくのに 会いたい人は来ない♪  南沙織、全盛時の名曲「色づく街」を鼻唄で歌ってしまうのは、昭和歌謡曲ヲタとしては致し方ありませんなあ(笑)

長崎で路面電車の写真を撮るのは、1972年以来ですから、何と40年ぶりになります。高校2年の夏休み、ただただ蒸機撮影の2週間の九州旅行、唐津線で終日撮るはずが、あまりの暑さにギブアップ、長崎で市内観光でひと休みしたとき以来でした。たしか駅前の歩道橋の上から、ほんの数枚、スナップして、あとは駅の待合室でうつらうつらしていました。暑くて、コーラやファンタをがぶ飲みしていたあの頃、、、毎度のことながら、思えば遠くへ来たものです。

しかし、いいですよね、街路樹が色づく晩秋の土曜日。倶利伽羅峠で色づいた山をバックに電車特急撮るのもいいけれど、路面電車はもっといい。街路樹に秋の色がワンポイント彩られるだけで、その下を歩く人々の息吹や会話、大げさに言えば人生の哀歓さえも感じられるような気がします。

坂がたくさんあって、低い山がせまっていて、ちょっと外れると専用軌道の区間まである。性格的にじっくりとはいきませんが、撮影はかなりのバリエーションが楽しめそうです。そして、カステラ、ちゃんぽん、皿うどん。夜の前乗りができなかっただけに、食い意地方面の願望も2倍、3倍になってしまいました。次回は路面電車の姿や音を肴に飲める店を、ぜひ探したいと思います。

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長崎の明治電車

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この週末は、久しぶりの土日撮り鉄フル仕業でした。いつもなら、鉄は土日のどちらか1日か、両方やっても近場や半日コースを入れてバランスとってるんですが、今週は気になるネタが重なって長崎~和歌山とフル出動、鉄やってるときは夢中でわかりませんが、さすがに、ちょっと疲れました(笑)

まずは土曜(11/15)朝のJL便で長崎へ。ほんとうは、前夜入りした某友人と、寿司~焼酎バーと思案橋の夜を堪能したかったのですが叶わず、それでも、久しぶりの長崎空港は、着陸時に見るまわりの海がすべてキラキラしていて、ああ来てよかったなあ、と島原鉄道の南目線に通ったあの頃を思い出していたのでした。

長崎でのこの日のターゲットは、開業記念日のイベントで動く、長崎電軌の「明治電車」こと168号。車齢100年を過ぎた、日本の路面電車最古の現役車両が年3回ほど動く、その貴重な機会に、一度行ってみたかったのです。予報、ほぼ終日晴れ、例によって前日に大急ぎで撮影地をネット予習、ジャンクションとなる公会堂前に集中することにしました。

切通しのトンネルを抜けてきたところが、桜田順光になっています。で、背後の電柱には長崎名物、カステラの看板。よし、まずはここでワンカット、行かせていただきましょう……がしかし、路面電車撮影には、ゲリラ雲に勝るとも劣らない難敵が存在します。10年、20年経てば素晴らしい小道具ですが、撮影の瞬間にはやはりいてほしくない、、、カブッたらカブったで仕方のない通行車両を何とかかわし、最古の木造ボギー車がカステラの看板の間に収まりました。

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EF81の落日

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「トワイライト」運用が来春までの秒読みとなってしまったJR西のEF81と同様に、カマの数も運用数も激減となってしまったJR貨・富山機のEF81ですが、今回の出張鉄では、まさに、その落日を象徴するようなシーンに遭遇することになりました。

ここ最近はEF510を代走する機会も多い富山の81ですが、本来の定期運用はもはや福井~富山周辺の小運転が中心となってしまい、吹田まで入る運用もわずか1往復となり、湖西、米原経由を問わず長い貨物を牽いて京阪間を疾走したのも、思い出のひとコマになりつつあります。

そして、その1往復の返しは配6551レで、短編成の事業用列車を牽いて午後の北陸線を下るという、末期にありがちな哀愁を漂わせた、それはメランコリーなストーリーを演出しているのです。この日の編成も、わずかに空コキ1両、夕陽を浴びて短い鉄橋を渡るその姿は、交直両用電機の落日を象徴する侘び寂びにつつまれていました。

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「はくたか」と北越急行の行方

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「ミドリムシ」みたいに蔑んだわけではありませんが、ついこの前まではどうでもよかった、シャッターも押さなかった「はくたか」の681系にも、最近はちゃんとシャッターを押すようになりました。いやあ、こうしてみると、なかなかのデザインですね。なくなるとなれば、こればっかり(爆)

来春の「はくたか」の廃止後、北越急行の行方が心配でした。基金が貯まっているのでしばらくは大丈夫、という話でしたが、食いつぶすわけにもいかないでしょう……と思ってたところで、へえ~、そんな発想があるのか、と、昨日、ネットのニュースで見て、驚きました。いやはや、頭はひねるものです。大いに見習わなければ、と思います。

脇野田あらため上越妙高駅は高田エリアからのアクセスは良いものの、各停タイプの新幹線しか停車せず、同じ上越市内でも直江津には接続時間を含めて、決して大幅な時間短縮になりそうにはない。そこで、越後湯沢~直江津に現在の「はくたか」と変わらない所要時間の快速を運転し、直江津周辺の乗客需要に応えようとするプランがあるそうです。

まだ決定ではないようですが、最高速度が高く設定できる北越急行ならではのグッドアイデアですね。この際、485系を購入していただいて、というのは無理にしても(笑)、短編成の681系なんて言うのも面白そうだし、沿線にくびき野レールパークも抱えるほくほく線が、来春以降も鉄の関心も引き続けることになれば、それは素晴らしいことだと思うのです。

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正調トワイライト

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その先週末の会合は、ゴルフ組以外は朝食後に解散で、倶利伽羅峠に向かう前に、芦原温泉付近の開けた場所で、上り8002レ、トワイライトエクスプレスを待ち構えることができました。この段階ではまだ予報通りの晴れ基調、空の色は薄いものの、ご覧のようなほぼ桜田状態で、正調トワイライト編成を撮影できました。

思えばほんの数年前、この塗色のカマが「日本海」を牽いてきたときなど、「あ~あ、トワガマかよ~」「ミドリムシが来ちゃったなあ」などと嘆きあったのを、いま、ほろ苦く思い出します。悪かった、許してくれ、トワガマパーイチさんよ(笑)ま、いつもいつも、こんな懺悔の繰り返しを、けっこう楽しんではいるのですが(爆)

来年3月までの運転ですから、もはや通過時間が早くて、撮りたくても撮れないポイントがたくさんあるのですね。そう思えば、倶利伽羅峠のSカーブでも撮りたかったけど、後悔先に立たず、です。せめて福井周辺や湖西線、京阪間で、少しはトワガマにさんざん悪態をついた罪滅ぼしをしたいと思います。

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倶利伽羅峠の秋

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先週金曜夜(11/7)は福井で仕事の会合があり、翌土曜(11/8)はオフということで、北陸線でちょい鉄してきました。スマホで「北越」と富山EF81の運用を確認してからの行ったり来たり、国鉄色K1編成がお休みだったのは残念でしたが、初めての撮影地を巡って、それなりに楽しんでまいりました。

そのなかでも、北陸本線屈指のメジャーポイント、倶利伽羅峠の通称「安楽寺のSカーブ」に迷いながらも何とか到達、最後の485系新潟色、T13編成の「北越」を、色づき始めた秋の風景の中で撮ることができました。さすがに、日置川以来のクルクモルパターンが継続、前日段階の晴れ予報は何のことやら、こりゃあ国鉄色でリベンジしなければ(爆)

昨日、江戸東京博物館で見た「新幹線とオリンピック」展では、新幹線前史となった151系「こだま」の資料も展示されていましたが、来春の新幹線開業までの北陸線は、今やニッポン最後の電車特急街道ですね。古豪485系の3パターンから、「はくたか」「しらさぎ」「サンダーバード」が入り乱れる金沢の前後は、国鉄在来線が輸送の主役だった時代の残り香を、あと半年、漂わせてくれるのでしょう。古くから有名なここ源平の古戦場が、昭和から平成の電車特急の古戦場になる日が、もう眼前に迫りつつあるのですね。

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写真展「消えない煙」

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日頃は人の写真展見に行くより撮影だ、と嘯いている自分ですが、さすがの今日(11/9)の日本全国曇天雨天予報になすすべなく、東京駅~両国~六本木と鉄な展覧会巡りで、日曜日を過ごしました。東京駅でDISCOVER→JAPANの思い出に、両国では0系新幹線の追憶にむせびながら、最後に訪れた六本木の路地裏で、こんな素晴らしい写真展があったとは。。。

どこからか、1960年代後半の現役蒸機の汽笛が聞こえてくるような、いい気分で拝見させていただきました。作者の吉澤さんは自分たちよりひと世代上で、羨ましい、早く生まれていたら、というのは例によって言いっこなしですが(笑)、何枚か見ているうちに、この快適さは何だろう……どの写真も、ごく自然にカッチリ撮られていて、汽車がちゃんと写っていることに気づきました。それでいて、ほんの数枚の人物や駅のスナップ、しつこくなくて、いい感じだったなあ。

「消えない煙」とはまた、瀟洒なタイトルですね。「消えゆく蒸気機関車」という表現があの時代に跋扈していたのを、ちょっと微笑ましく思い出します。あなたにとって、消えない煙は、何ですか? そんな、いい問いかけをいただいたような快適な気分で、会場を後にしました。11/16まで、平日は20時までなので、仕事の帰り道に、皆さんもぜひ、お出かけください。
http://billion-roppongi.com/index.html

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祭りのあとの寂しさは

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いきなり吉田拓郎70年代の名曲フレーズいってしまいましたが、古座川からオーソドックスな移動パターンで日置川へ、ここでも人出は多いけれど9月よりは少なく、祭り参加の位置を確保しました。しかしぼちぼちお天道様のしっぺ返しは始まったようで、直前まで曇って、見えてから日が当たる、あと10秒早かったら……の微妙なマンダーラになってしまいました。

そして、後は和歌山へ戻る間に、1回、間に合うかどうか。前夜に線路の向きを検討し、ここならサイドライトが当たるだろうと考えた下津周辺を目指します。20数年前のゴハチ時代のおぼろげな記憶では、たしか駅進入が撮れたはず……現地に着いて、あ、そうか、普通列車で短いから編成が入ったのだな、と思っても後の祭りですが、美しき夕方サイドライトが当たっているので、よしとしましょう。

あと一度、平日の設定が残っているようですが、自分にとっては、2014年秋の紀勢トワイライト祭り、これがラストカットとなりました。何年か経てば、ああ、あのときは激パだったなあ、でも最初と最後は天気が良くて最高だったなあ、などと懐かしく思い出すことでしょう。そう思うと、祭りも悪くないと思うのです。そして、DD重蓮の名シーンの数々と、現地で会った知人友人たちの顔を思い出しながら帰路につく、祭りのあとの寂しさも。

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古座川のほとりで

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俯瞰の別荘地を下りて、新宮折り返しの9028レを迎え撃つべく、古座川鉄橋へ早めに移動しました。ほぼ満足できる立ち位置を確保して通過までの待ち時間は3時間以上、20数年前に来たときから微妙に気になっていた、古い街並みを歩いてみることにしましょう。美容院、喫茶店、神社、雑貨屋、どこか時が止まっていて、独特の雰囲気です。

後で調べてみると、とくに対岸の街並みは、司馬遼太郎さんの「街道をゆく」にも出てくる、古座街道という古道で、道理で渋いわけです。古座の駅にあった、街道筋の旅館のパンフレットなど見ると、思わず次回があれば泊まりたくなってしまうような、いい感じで、いつもにない長い待ち時間も、思ったほど苦にはなりませんでした。

朝日の昇る頃には雲もほとんどなかった空に、だんだん鉄の敵、ゲリラ雲が浮かび始めました。直前に通過の「キティちゃん」そして「くろしお」が晴れただけに、本番のトワイライトの撃沈が心配されましたが、ご覧のような桜田光線を浴びてDD重連が堂々通過。前回の浦神海岸線と並ぶ、紀勢線南部の代表的アングルを履修できた満足感に、いやいやまだまだ、と急ぎ足でクルマに戻りました。

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11月3日、晴れ、絶景

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三連休最終日は、晴れの特異日といわれる11月3日。週間予報では今回ばかりは無理って感じでしたが、直前に予報はどんどん好転、新宮・串本のやっぱり晴れ予報に、おそらく最後の休日設定の紀勢トワイライトに出撃を決断、前日(11/2)郡山から新幹線で戻ったその足で、羽田からJ-air運航便で南紀白浜へ、夜には9月と同じように新宮の居酒屋に入りました。

奇魚、アカヤガラの酒蒸しを愉しんだ翌朝、5時にホテルを出発し、前回はこの出発時刻ではすでに立錐の余地がなかった有名俯瞰ポイントに到着すると、人出はざっと初回の3分の2ぐらいでしょうか。何とか立ち位置を確保し、待つこと1時間半の間に、海の彼方から朝陽が昇り、徐々にその光を増していきます。

9月のシャープな光線と違って、いかにも秋らしい柔らかな光です。そんな光線に、この絶景です。さすがのシチサン・編成撮り鉄も、今朝ばかりは南紀の絶景を可能な限りファインダーに入れさせていただきましょう。あとはDD重連トワイライトの通過まで、空よ光よ、どうぞこのまま♪……は八神純子ではなく、丸山圭子だったよなあ、と緊張をほぐしていると、一つ手前の入江の向こうでホイッスルが聞こえました。それからファインダーの中で繰り広げられた美しい風景に、ただただ夢中でシャッターを押し続けるしかありませんでした。



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もどきもいいね~磐西紅葉号

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三連休中日(11/2)は、夕方から出かける予定があったので、休養もしくは近場鉄と、前夜にDJ誌を適当に繰っておりました。なるほど、磐越西線紅葉号、国鉄色もどきのキハ48にタラコ連結の編成ですか、あ、そうそう、只見線紅葉号は素晴らしい天気だったみたいで、本気で出撃を検討しなかったこと、ちょっと後悔だったよなあ。。。

一応、予報を見ると、何と西会津の昼前の4時間に晴れマーク! よし、往路を何度か撮って、夕方までに帰ってこられるのか、大急ぎでシミュレーションし、郡山起点の出撃を決断しました。そして、結果、ご覧のとおり、曇りました(泣) 紅葉は曇ったほうが色に深みが出る、とも言えますが、でもやっぱり、晴れればもっといいです(爆)

磐西に行くと何度か見かけたこの国鉄急行色もどき、実は撮影するのは初めてでした。そりゃあ、窓の不揃いや、いかにもローカルって感じの扉の配置が気にならないといえば嘘になりますが、やはり国鉄色ツートンは七難隠す、です。そういえば今年は夕暮れ官能光線ばかりに気が行って、紅葉写真を撮るのをすっかり忘れていました。が、時すでに遅し、新潟支社の紅葉キハ臨は、今週の磐西をもって、ほぼ巡業終了だったのでした。嗚呼!

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新宿ステーションビル

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ダイヤの空いた土曜日の朝とはいえ、さすがに「あずさ」「かいじ」メインのホームに40分も停車してるわけがないよなあ、と新宿に到着すると、目指す183系N104編成は、上り快速のラッシュ時副線となっている7番線に停車していました。駅名標や乗車位置札と絡めてスナップしていると、早速、スマホ片手の欧米人女性に「What‘s kind of train?」などと話しかけられました。

「Super Express Kaizi~~old fantastic train~~not in service」などと適当に喋っていると、けっこう通じるものです(笑)彼女、ニコニコしながらN104をスナップ、「Thank you」と言われて嬉しいやら、恥ずかしいやら。先頭車側に歩いていく途中では、普通の中年夫婦が「これ、まだいたのね」「昔のあずさだろう?」と話しているのが背中に聞こえました。

そして、今日の決め撃ちは、先頭車の前でのこのカット。新宿駅といえば、昔の新宿ステーションビル、後のマイシティ、今はルミネエストの直線的な壁面模様です。そうそう、その昔は、このホームとビルの間、今は埼京線や湘南新宿ラインが発着している部分に貨物の側線があって、古めかしいデッキ付きの電機が待機していたものです。新宿到着後、回送となって引き上げていく特急シンボルマーク付き国鉄色。国鉄時代にびゅうプラザはありませんが(笑)、ちょっと時空を超えた1枚となりました。

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ジャンル : 趣味・実用

青春思い出鉄~阿佐ヶ谷

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曇り空の三連休初日、臨時の「かいじ186号」が長野の183系N104編成で運転され、我が青春の阿佐ヶ谷で駅撮りしてきました。オレンジ201系撮りながら夜な夜な居酒屋に繰り出したのも早や4年前、この程度のネタでもけっこう集まるのかな、と心して行きましたが、最終的に5人でのんびりしたもの、待機中は青春の追憶にぼんやり身をまかせていました。

緩行ホームの2番線で、大学に向かう東西線を待っていると、オレンジの101系や103系、そして最新鋭の201系に混じって、快速線を駆け抜けていく「あずさ」に行き当たったときには、何だか今日はいいことがありそうで、ちょっとウキウキしたものです。最初はボンネットの181系もいましたが、その後、おおかたは絵入りマークになる前の、文字だけのヘッドマークの183系でした。それを思い出すと、今日の「特急」文字表示もそう悪くはないさ、と納得いたしましょう(笑)

「妙高」中心に活躍するN101編成と違って、こちら大宮から転属したN104編成は、こうして「あずさ」や「かいじ」の多客期の補完という役割を担っています。そのおかげで、こうして阿佐ヶ谷のホームに立ち、青春思い出鉄ができるのですから、しみじみ嬉しくなります。土曜の朝でダイヤが空いているせいか、今日は新宿で回送折り返しの時間が、40分以上あるようです。次の緩行線に飛び乗って、何か新宿駅らしい写真が撮れないか、ちょっと挑戦してみようと思います。

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直通運転拾遺

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南武線で小一時間撮影したところで、影が線路面に大きくかかるようになりタイムアウト、武蔵小杉に戻って、整体の予約を入れた広尾に向かいました。中目黒で日比谷線に乗り換えて……と思ったところで、中目黒止まりの日比谷線が地下から出てくる場面が、秋の夕陽に照らされているのに気づきました。よし、時間はある、少し撮って行きましょう。

地上渋谷駅の廃止とともに、東横線からの「日比直」がなくなって、もう1年半になります。副都心線、目黒線といった人の流れの変化のほかに、カーブの曲がれない18m車という、開業以来の問題点がそのまま、直通運転の廃止につながったように聞きますが、いよいよメトロ新型車両も20m車となり、そうした事情も、記憶の彼方に消え去ろうとしています。

南武線の205系より、さらに後の引退でしょうが、メトロ03系も、秋の夕陽に光る、こういうときに撮っておきましょう。そういえば、今夜、飲み会でお会いした現業出身の好青年に教えていただいたのですが、メトロ車はサブウェイのS、東武がTで東急がK、このあたりまではわかるのですが、西武のMは武蔵野鉄道のMなんですね。いやあ、面白いなあ、NH=日本ヘリコプターと同じです。直通運転に絡む「あるある」、いつの時代も興味の尽きないネタが揃っていますね。

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