近場の夕陽~南武線

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年末の足音近づく10月末に、エアポケットのように現われた時間設定のない1日、ちょっと疲れていたこともあってお休みをいただきました。さすがに遠出する元気もありませんでしたが、窓の外は美しい秋の空、こんな機会こそ、近場鉄のネタを探そうではありませんか。

そうだ、南武線の205系。いよいよE233系の増備が伝えられ、しばらくしたら、あっという間にその数を減じてしまうのでしょう。今ならまだ本数も多いはず、と大急ぎで撮影地検索をかけて、馴染みのある武蔵小杉以南で、とりあえず駅撮りの名所を探します。横浜線と違って、対向ホームの駅が多いのはいいのですが、その線間のほとんどにタイガーポールが張り巡らされていて、これはけっこうアングルが限られそうです。

結局、今日見つかったのは、ここ鹿島田のみ。住宅密集地を走る近郊路線の常で、14時を過ぎると、ご覧のように次々と影が伸び始めました。しかし、この南武線のラインカラー、秋の夕陽によく映えていますね。それに、ここの205系、行先幕がLEDになってないのがいい。次回は、もう影は承知で、スポットライトを狙いたくなってきました。

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あさま色の旅路

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あれ、「妙高」っていつの間にこんなに少なくなったのかな? ここ最近になって、信越山線のダイヤを久しぶりに見て、ちょっと驚きました。頭の中が、長野新幹線開業時の「信越リレー妙高」8往復でストップしていたのです(笑)そうか、特急「みのり」が「くびき野」なんだな。そして最終残存「妙高」は、国鉄色とあさま色の確率がほぼ五分五分、こうなると、わずか2編成となった「あさま色」にも愛着が湧いてきました。

碓氷の峠を越えて上野と長野をピストン往復するほかに、たしか直江津まで4往復の「あさま」が入っていました。「あさま色」や「あずさ色」は、特急電車の変な色(?!)のハシリみたいな存在でしたが、今になって思い出すと、このモスグリーンがキャッチなカラーリング、信越の野山によく似合っていたように思います。

そして「妙高」という列車名は、臨時の14系か169系のイメージですが、こうして来春までのラストスパートに、ただの「快速」ではなく、信越ゆかりのネーミングが冠されているだけで、しみじみ嬉しいことではありませんか。特急シンボルマークのないファンキーフェイスが少々残念ですが、あさま色もまた、最後の秋の夕陽に美しく光っています。


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官能光線の魔力

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しかし某友人のFBを見ていると上手く言ったもので、女性読者もおられますから、エロエロ光線ではなく、官能的な光線! 季節はいつの間にか晩秋へ向かい、15時を過ぎてからの、そんな光線が全国各地で絶賛展開中となっています。午前中に大宮近郊での仕事をすませた日曜日(10/26)、予報は夕方から微妙に曇りマーク、「日中妙高」に国鉄色N101編成、え~い、一か八か、行ってしまえ~(爆)

長野からレンタカーで1時間弱、冬になると雪に閉ざされて近寄ることも不可能になるという、信越山線きってのメジャーポイントに射す官能光線も、あと数週間の命でしょうか。予報通りの撮り鉄泣かせのクルクモル、数分前までは運命に身をまかせる大人の風格で待機したものの、3分前に出た太陽が再び雲の間に隠れてしまうと、官能求める煩悩は、すっかり行き場を失ってしまいます。そしてけっこう近くでタイフォン一声、そのとき再び、歴史が動いた(笑)、光が当たった!

固唾をのむとは、まさにこのときの鼓動のことを言うのでしょう。順光フル露出から半絞りぐらい落ちた、官能光線フル露出の状況下で、美しき「こだま色」がファインダーを横切っていきます。通過の数秒後に、10数人の鉄から上がった静かな奇声は、信越山線国鉄型、おそらく最後の秋を味わった満足感に満ち満ちていました。

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Pトップ都内縦断

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で、箸休めの近場鉄。土曜日(10/25)は所用の前に、またまた05運用に入った埼京線205系を、午後の山手線某駅でビル影ギリギリの斜光線を狙いましたが、山手、湘新の2本にカブられ撃沈、明けて今朝(10/26)は、久しぶりにPトップ牽引で大船発が設定された「ELみなかみ」を、地元ポイントで迎え撃ちました。

さすがにこの季節、早朝から太陽を背負ってしまうだけに、脚立に乗った鉄も今日はポツリポツリという感じです。夏の早朝、ゼロロクニーナがやってきたときはこの倍以上いたし、順光になる横浜方面行のときは、結局、立ち位置が確保できなかったこともありました。それが今朝は光線と引き換えに、静かな静かな都会の日曜の朝、こんなネタガマで箸休めできるなんて、しみじみ、いいものです。

今年の秋は、この大船発のほかに、甲府発も設定された「ELみなかみ」、蒸機の待つ高崎へ、Pトップや青いロクヨンが12系を牽いて向かうパターンが増えるのは、ささやかながらに素晴らしいことですね。いつの間にかあまり運転されなくなった上野発の「EL奥利根号」に代わって、さらに新しい始発駅からの設定が増えてほしいものですね。

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箸休め

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いやあ、飲んだなあ。昨夜は久しぶりに、都内での鉄飲みでした。飲みのほうでもアマノジャクで、宴会だ飲み鉄だとワイワイ集まるのに背を向けて数年、たまにはオヤジ3人で積もり積もった鉄な話で一献、じっくりしみじみ、楽しく愉快なあっという間の3時間半、金曜の夜、年末に向け足音が早まり始めた仕事daysの箸休めをさせていただきました。

箸休めといえば、ここ最近、過激な弾丸お出かけばかりで、近場でのんびり、写真を撮っていませんでした。昨夜もちょっと話題に出た埼京線や東急池上線、205系も7700系もまだ走っているんだから、久しぶりにラフに出かけて、帰り道に居酒屋の暖簾をくぐってみようかなあ。あ、そういえば、1枚だけ、最近の箸休めの写真がこれです。先週末、立山バックに突撃した翌日、羽田にクルマを取りに行くと、こんな景色が広がっていて、おお、これは1枚、となったのでした。

二日酔いの残る土曜日の朝、北越運用を1周したK1編成は、振り出しには戻らなかったようです。ほっと一安心というのも変な話ですが(笑)、都内近郊でのいくつかの仕事や所用のある今週末、鉄も近場でスナップぐらいにして、日々の暮らしも、ちょっと箸休めすることにいたしましょうか。

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続く北越運用

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K1編成の「北越」運用への充当が続いています。土曜日の立山バックの後は、日曜日(10/19)の「ザ・鯨波」アングルが順光となる「北越4号」に登板、長鳥から移動して1時間前に現地到着しましたが、その段階ですでに、先客の皆さんの隙間に入れていただくのがやっとの状態でした。

2日続けて、空は快晴、雲ひとつない激Vですが、鯨波海岸に打ち寄せる波は、わずかの間にずいぶん高くなり、どことなく冬の海の厳しさを思わせる表情を見せ始めていました。やがて万雷のシャッター音の中を、国鉄色が流れるように横切っていきましたが、モニタで確認すると斜めの架線影が……致し方ないとはいえ、またリベンジのタネが残ってしまいました。

その後も、今日(10/23)に至るまで、いままでの「くびき野」ループが嘘のように、「北越」運用を運用番号順にきちんとトレースしているK1編成、後になってみると、ああ、あのときは秋の光線の最も美しい頃だったなあ、と懐かしく思い出す季節を走っているように思います。今週末の予報は、ちょっと微妙なようですが、T18編成が土崎入場中の今、孤高の力走を続けるK1編成に、できればまた、拍手を送りに行きたいと思っています。

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81代走~3093レ

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日曜日(10/19)の北陸も、好天が続きました。どうやらK1編成もそのまま「北越」運用をトレースするみたいで、今度は長岡でレンタカーを借りて、長鳥へ。新潟色T13編成の「北越3号」のときはまだサイドにほとんど日が回っていませんでしたが、EF81が代走する3093レの通過時刻が近づくと、徐々に側面にも日が回り始めました。

EF510の絶対数の不足に、東海道の不通というアクシデントが加わって、ここのところ、富山のEF81がEF510運用を代走するケースが常態化しています。少し前までは、来ても見向きもしなかった、ただのパーイチ貨物、こうなったら現金なもので、K1「北越」の前に、キッチリ撮ろうではありませんか(笑)

幸い、この日の3093レは、現存の富山81の中で、唯一、ナンバープレートに元来のフォントを残す、元・関門の404号機の牽引でやってきました。この富山更新色、本来のローズピンクとは微妙に違いますが、今となっては十分、許容範囲でしょう。うれしいことに、連なるコキは満コンです。今頃になって、わざわざ代走の81を追う。いつもながらのアマノジャクが、またまた始まってしまいました。

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初雪の頃~立山バック

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土曜日(10/18)、「おはよう信越」で新潟に戻ったK1編成が、そのまま午後の「北越」運用に入りました。脇野田旧線の最終日を「くびき野」で飾るのでは?! と根拠もなく想像していましたが、数日前からの特急運用、晴れれば立山バックが夕陽に染まる1056M「北越6号」が、この日のステージとなりました。

富山の予報、終日晴れ。ライブカメラを検索して、立山がちゃんと見えているかどうか、ある程度確認できてしまうのですから、いい時代になったものです。そして13時過ぎ、羽田まで行って、ネットで新潟での1056M目撃情報を確認して、13時40分発NH885便に、ほとんど飛び乗るという、我ながら綱渡りな展開になりました。

東富山の立山バックの有名ポイントに、通過20分前に到着。雲ひとつない秋晴れの空に、夕陽が徐々に露出を落としつつある中、くっきり見える名峰立山の頂には、数日前に降ったであろう初雪が冠っています。1056Mの現地通過は15時50分過ぎ、国鉄色485系から立山連峰まで、官能的な夕陽の色を帯びながら、至福の一瞬はあっという間に暮れていきました。来春の新幹線開業を前に、初雪の季節のこうした風景も、今年が最後です。もう徐々に、カウントダウンの足音が近づいているのですね。

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戦いすんで

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小坂から大館に戻って、まずは糠沢で折り返しの大館貨物1658レを迎え撃ちました。鉄は他に誰もいませんでしたが、ま、ここはマイナーポイント、こんなものでしょう。で、次は高速を使って、羽前飯塚~大久保のストレートで日没寸前の夕陽に輝くカットを……はい、ご覧のとおり、目的を何とか達することができました。

81通過の15分ほど前に現地到着、おお、さすがに夕陽狙いか、貨物にしてはけっこうな数の鉄が踏切に集まっています。ところが、その中に入ってみると、微妙に、空気が違います。今日の戦いすんで、間もなく日が暮れる。まあ、貨物も撮って帰ろう、半分、そんな雰囲気です……そこで、やっと気がつきました。そうか、C61の試運転があったのか!

そうだよなあ、去年も休日に試運転があって、自分だって来たじゃないか(笑)ちょっと前に、そうか、今年も休日に試運転があるのだなあ、と情報をいただいてチェックしたじゃないか(爆)、、、81通過時は16時半を回り、ギリギリ弱い夕陽が当たってくれた感じでしたが、小一時間前のC61、それも旧客、、、その日まかせの風来坊鉄もいいけれど、大事なネタは昔のように手帳にはメモろうと、反省しきりのうちに自らの齢をあらためて認識したのでした。

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在りし日の拠点駅

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さすが貨物扱が最後まで多かった小坂鉄道の拠点駅、ほとんど現役時そのままの線路配置が残る構内を、DL三重連単機が黒煙を上げて疾走すると、これは貨車編成に連結する前の、構内入換としか思えません。現役時代をご存知の方なら、長いタキを牽く姿が、しみじみと目に浮かぶのでしょうね。

こうして、廃止されたローカル私鉄の在りし日の拠点駅が、動態保存車両を含むレールパークになる例が日本の各地で、地味ながらも増えているのは、ほんとうに嬉しいことですね。南部縦貫の七戸、片上鉄道の吉ケ原、、、などなど、いずれも、素晴らしき動態保存車両の運転と、趣向をこらしたイベントも時おり行われているのが秀逸です。

ここ小坂鉄道の廃線跡は、線路や駅施設も、けっこうな部分が撤去されずに残っています。トロッコや「レールバイク」などの活用もすでに行われていますが、いつの日か、三重連単機が小坂構外でも排気煙を上げる日の到来を祈って、折り返しの大館貨物1658レを迎撃すべく、小坂を離れました。

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排気煙~小坂三重連

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へえ~、大館にもドームがあるのか……いつもならブルトレ追って碇ヶ関方向に向かうところを、今回は「きりたんぽ祭り」が行われているドーム施設を掠めながら、内陸部の樹海ルートを分け入っていきます。廃線跡に沿って目指すのは、小坂鉄道の旧小坂駅に設けられた、小坂レールパークです。

なかでもターゲットは、DD13タイプのDLの三重連デモンストレーション運転。お昼前の運転に惜しいところで間に合わず、会場前のテントに並ぶ地元B級グルメから、「カツラーメン」と「塩もつちゃんこ」を選び、ゆっくり昼飯にしながら、午後イチの運転を待つことにします。それにしても、廃止前にも大きな人気を集めていたDL三重連が、単機とはいえ、こうして甦ったのですから、素晴らしい、のひとことですね。

そして私自身は「行ってもいいかな」レベルで結局は行かなかった現役三重連の写真を見ては、ここのDLはよく煙を吐くのだなあ、と思ったものです。午後の運転が始まる15分前、3両のDLがいっせいに排気煙を高らかに上げました。現役時代以上の煙の演出ですが、これはまた、やられてしまいました。昼めし食って待ってたおかげで、光線はずいぶん良くなったようです。やがて構内運転、発車オーライ。これは、走行写真を真剣に撮らねばなりません!

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81北限~大館貨物

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再び台風を避けて、先週末(10/12)の秋田に戻りましょう。この日、すでに沖縄は台風で大荒れ、さらに鹿児島に再上陸か、という一方で、秋田は雲ひとつない秋の行楽日和に恵まれていました。大休パス期間終わっても、結局また晴れ間を求めて北東北へ、因果な趣味、再びここに極まれり、です。

まず今回の最初のターゲットは、やれ「日本海」だ「あけぼの」だとか、あるいは583系の団臨だとかを追っていると、時刻がまずまず接近しているだけに、意外とちゃんと撮れない通称・大館貨物1657レ~1658レです。気がついてみたら、富山EF81に、青森までの運用はもはやなく、この運用での大館が、定期での北限となってしまいました。

午前中の奥羽北線といえば、まずここを抑えねばなりません。二ツ井~前山の定番踏切に、安全策を取って空港から直行、秋田へ帰る583系団臨の回送は捨てて、桜田アングルにカメラを構えます。直前に583系撮影から移動してこられた2人の方とご一緒に、まずは大満足のうちに課題を果たしました。この好天の下、のんびりした撮影です。この段階で、なぜこの時間のここに鉄が少ないか、想像を巡らせる間もなく、次のターゲットに向けて、大館方向にクルマをスタートさせました。

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南海カラーの行くところ~一畑

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舞台はなぜか山陰、一畑に移ります。10月に入ってすぐ、米子から出雲に出張する機会があり、帰りのJL便に乗る前に、一畑電鉄の旧型車両をスナップする機会に恵まれました。ことに、今回初めて撮影できたのが、元・南海電鉄21000系、ズームカー。すでに陸送で第一陣が到着した東急1000系の移籍で、まず撤退が噂される系列です。

東横地上渋谷駅廃止と同時の「日比直」廃止からすでに1年半、今頃になって改造改番した東急車が地方私鉄に送り込まれるなんて、ちょっと時期外れのような気もしますが、そこは大人の事情がいろいろあるのでしょう。おけいはんを撮りに行った大井川でも渋いなあ、いつまでかなあ、と思った旧南海車、命旦夕に迫っていることはたしかです。

とにもかくにも曇りや雨ばかりの山陰で、この日(10/3)は、ほんの少しの晴れ間に恵まれました。この南海カラー撮影の際も、入線は翳ってしまい、わずかな停車時間の、そのうちのわずかな時間に、やっと日が差しました。神無月じゃなくて、神有月なんだから、もう少しは晴れてくれよなあ。と思いながらも、この思い叶わぬぶりが、さすが神話の里だなあ、と妙な納得をしたのでした。

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きっぷうりば

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直江津でレンタカーを返して、これまた名残りの「はくたか」で帰ろうとすると、車両故障で運転打ち切り、1時間後の続行に振替となり、何のために急いで返却したのやら(笑)……だからというわけではありませんが、ブログのエントリーは、もう1回だけ、お名残り尽きない脇野田駅に戻りたいと思います。

この日(10/11)、駅舎全体はイベント準備でとても記録できるような状態でなかったので、部分部分を切り取れないか、ファインダーをあれこれ覗きながら、スナップしました。待合室の子供の絵なんかもいいけれど、地元の人たちがいっぱいで上手く撮れず、、、ふと振り向くと、古風にせり出した出札口に、改札からの外光が差し込んでいました。

ひらがなで、きっぷうりば。いいなあ。昔はきっぷ売ってた駅員氏が、時間になると改札掛に変身したのでしょう。左の、今は壁で覆われてしまったところは、おそらく荷物の受付窓口だったのでしょうね。ガキ鉄の頃、均一周遊券でこういう駅に降りて、リュック預けてから、カメラバック片手に、駅間を歩いて行ったなあ。。。

国鉄がJRになって四半世紀が経ち、こうした駅舎の匂いは、ここ10年ぐらいで、急激になくなってしまいました。ガラス窓の中央の丸い穴開きの会話窓(?!)も、いちばん下の、お金ときっぷをやり取りする横長開きのスペースも、すっかり見かけなくなりましたね。賑やかなカウントダウンの準備の中で、一瞬、時間が止まったように思えました。

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脇野田残照

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先週と同じく週末に台風接近、今日(10/12)の紀勢トワイライトは、場所によっては波しぶきを浴びた(?!)荒天での運転となったようです。今回も出撃を予定していましたが、台風予報ではさすがに2日前に新宮のホテルをキャンセル、これまた先週と同じく、晴れ間の見込めるエリアに、ネタを探すことにいたしました。

金曜夜、くびき野運用にK1が入ったことが判明、土曜(10/11)の上越市の予報、晴れ。脇野田の新線切替を1週間後に控えて、これは鉄の神様の贈り物としか思えません。もはや17時以降は日没後となってしまう現在、ターゲットは16時過ぎに新井へ向かう「くびき野2号」、3372M。今回は最初から脇野田の旧線狙いで、15時過ぎの「妙高」から撮影を開始しました。

あと1週間の脇野田駅舎で、この日の夜、お別れイベントがあるらしく、駅前ではライトアップの準備が進んでいました。凄く渋いわけではありませんが、実は大正の開業以来の建物で、張替を繰り返したであろう、よくある青いトタン屋根も、今ではすっかり見られなくなりました。

その、賑わう駅舎周辺とは反対に、撮影ポイントとなる警報機なしの踏切に集まった鉄のj数は、2週間前より少なくて、何だか肩すかしでした。切替に伴う徐行でしょうか、やがてゆっくりと、K1編成の国鉄特急色が、夕陽の色をを帯びてやってきました。1年で最も美しい夕陽の季節の到来ですが、来年、この線路も、この快速列車も、夕陽を浴びることはありません。このあと、一応、日没後の「くびき野5号」まで撮って、脇野田の旧線区間に別れを告げました。

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台風避けて、秋田へ

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当初の予定では古川から素直に帰るはずでしたが、翌日(10/5)の首都圏は台風接近による雨の予報で、それならオトキュウパスで北東北へ逃げてしまおうと逆方向へ、盛岡で「こまち」に乗り換えて、秋田に向かいました。車内で大急ぎでホテルの予約と、居酒屋の検索、オトキュウ期間だからこその離れ業ですなあ(笑)

秋田では、今まで駅周辺の居酒屋しか行ったことがありませんでしたが、今回は繁華街の川反へ初進出、太田和彦氏推奨の古い居酒屋で、ハタハタやいぶりがっこに舌鼓を打ち、いや~満足、満足。ついついバーも1軒、はしごしてしまい、これ以上飲むと明朝の出撃に差し支える寸前のところでストップ、何とかほろ酔いでホテルに戻りました。

そして翌朝、雲の合間から朝日が昇る6時30分過ぎ。残念ながら30分前に通過した583系には日が当たりませんでしたが、ローピン81の牽く2091レが、ご覧のような朝のエロ光を浴びてやってきました。いやはや、秋田よいとこ、来た甲斐あったなあ。ここで「日本海」や「あけぼの」も撮りたかったなあ、などという戯言はなしにしましょう。隣り合わせた地元の鉄な方と二人で堪能した新屋の朝、またひとつ、忘れられないシーンになりました。

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DE石巻貨物

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松山人車を訪れた初回は、15時の運転終了まで粘ったので無理でしたが、再度「オトキュウパス」期間にかかった翌週末の土曜日(10/4)は、松山人車をお昼に切り上げて、石巻線の貨物撮影に移動しました。石巻線での撮影は、JRになってからのDD御召以来で、運休日の多い貨物がどの程度捉えられるか、確証あまりなしの出撃でした。

行きの新幹線車中で、大急ぎで検索して撮影ポイントを探します。よし、とりあえず、佳景山、前谷地、この周辺でしょう。ナビを設定して現地到着後、踏切ごとにロケハンしますが、しばらくイベント列車の走らない路線の常で、いいアングルだなあと思えば、そこはいわゆる「草ボウ」ばかりで、結局、佳景山の先の定番アングルに落ち着きました。

しかし、幻の人車軌道の動態運転を撮ってから、クルマで移動すること小一時間で、原色DEの牽く満コン貨物に行き当たるなんて、まだまだ国内鉄のスケジューリングも、捨てたものではありませんね。残念ながら、日は少し翳ってしまいましたが、これはいつものように、次回の宿題にいたしましょう。ぶらっと古川にやってきて、昼飯に旨い魚でも食べながら、DE貨物をきっちり抑える。いやあ、これまたリベンジが必要になってきました。

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また来年、秋桜の頃に

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たしか、熱海軽便鉄道の前身は人車軌道だったのでは?と、ウィキを検索すると、やはり小田原と熱海を最初に結んだのは豆相人車軌道で、1959年の島田軌道の廃止まで、日本国内はもちろん、台湾にも多くの人車軌道が存在したことに、あらためて驚かされました。

その中にあって、この松山人車軌道はかなり後発で、「近いうちに動力を他に切り替える」という条件付きで認可された、といいます。その曰くつきの人車だけが、こうして現代に貴重な姿を伝えているのですから、いやあ、これは面白い。それも、大宮の鉄道博物館に実車、そしてここ松山城址でレプリカの動態運転。生きた鉄道史、ここに極まれり、ですね。

15時にその日の運転が終了すると、U字型の線路の中間あたりから短い側線で分岐する車庫に、人車は帰っていきます。ポイント転換、いや模型みたいなポイントの組み立て(?)も、もちろん人力で。車庫のシャッターが閉められると、また明日。この前の日曜(10/5)が今年の最終運転日でしたから、もうすでに、また来年、です。コスモスの季節が近づいたら、必ず運転日をチェックすることにいたしましょう。

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城跡から人車俯瞰

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この松山人車軌道のレプリカ施設の存在を知ったのは、日本全国ローカルトレインVなネタの百科事典的存在として、いつもお世話になっているKさんのサイト「電鉄倶楽部」さんでしたが、そこには、なんとこの短い円周の外側に、俯瞰アングルまでもあることが紹介されていました。

おお~、あそこから撮るのか! 現地に行くと、すぐにそのポイントが特定できました。せっかくですから、地べた好きの当方としても、1枚撮らせていただきましょう。本来は、ぐるっと手前まで戻ってきたところで撮るのがメインですが、幸い、晴れに恵まれたおかげで、遠景がまた素晴らしい。コスモス畑を手前に、彼方には人車軌道がこの城址から結んだ先の松山町駅あたりが遠望でき、金太郎の牽く貨物列車まで見えるのです。

♪城跡から見下ろせば~~、と「案山子」で、さだまさしが歌ったのは、今もシゴナナが走る津和野の情景だったようですが、こりゃあ鼻唄出てしまうのは、仕方ありませんね(笑) 広域合併で大崎市となったいまも、フランク永井とコスモス、造り酒屋をシンボルにした松山町の文化継承を、この小さな人車も担い続けているのかと思うと、城址に吹く秋の風が、ことのほか心地良く感じられたのでした。

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知られざるコスモス街道

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朝の「くびき野1号」撮影後、JR東管内の新幹線乗り放題という「オトキュウパス」の利点を活用して、長岡から大宮乗換えで、古川に移動しました。この日(9/29)は、EF64のPPによる「ブルートレイン信州」という大ネタもあったのですが、なぜか気乗りせず、かねてから、一度は見物に行きたいと思っていた、松山人車軌道のレプリカ運行を選ぶという、我ながら相変わらずのアマノジャクぶりです。

大正11年から昭和3年までのわずかな期間、東北本線松山町駅と、城址の残る旧市内の間を、本当の人力、つまり手押しで運行したという松山人車軌道。そのレプリカ車両が、年に一度、城址の公園のコスモス祭りに合わせて動くのですが、さすがにこれだけのためになかなか遠征もできず、、、それが、なぜか今年は運転期間が拡大、大休パス期間にもピッタリ、よし、これは行くしかない、となったわけです。

新幹線古川駅から、クルマで30分。目指す公園には、丸瀬布をさらにコンパクトにしたような610mmのU字型の線路が、今を盛りのコスモス畑を囲むように敷かれていました。運転ダイヤはなく、お客さんが現われたら片道運行、また次の乗客がいたら逆方向の片道運行、の繰り返し。また、笠をかぶって手押しの任務に就くのは、地元のボランティアの若者たちってのがいい。現代に生きる、人車軌道ここにあり、ちょっと違うか(爆)

いやしかし、参りました。もう降参するしかありません。交通博物館に実車が保存されていたとか、昔の図面が残っていたとか、この現代に奇跡のような保存鉄道の成立には、いくつかの理由があるようですが、年に一度、知られざるコスモス街道を行く幻の人車に、ただただ、感嘆の声を上げるしかありませんでした。

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麗しのサイドライト

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鯨波でトワイライトを撮った後は、昨日に引き続いて、再び、北新井にやってきました。高速道路のICに近い場所を効率よく移動するとなると、上越~米山の掛け持ちが、やはり最も現実的です。今朝(9/28)のターゲットは昨日よりは1本早い、7時過ぎに新潟へ向かう「くびき野1号」、狙い通り、美しい朝のサイドライトを浴びるワンカットとなりました。

季節は冬、あたりは雪景色と条件はまったく違いましたが、名古屋からの「シュプールユーロ」、上野からの「シュプールレインボー」、そして14系客車や583系電車と、朝、東から西からやって来るスキー臨を、この前後で待ち構えました。到着時刻が早すぎて、それなら無理して走行を撮らず、駅で並びを撮ったりもしたものです。デジタルがあの時代にあれば、そんなことする必要なかったのでしょうね(爆)

このあと、T18を追って再び鯨波、見附と移動したのですが、そうして新潟へ帰った翌日の夜、T18は検査入場のため、土崎へ回送されたようです。代わって、北越運用に入り始めたのが、もうひとつの国鉄色、K1編成。再び大休パスを活用できる今週末、心は最早、新潟の線路端と、直江津の居酒屋に飛んでしまっているのです。

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朝方トワイライト

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脇野田で夕方の撮影を仕上げて、大休パス・究極の有効活用で一度帰宅してもよかったのですが、前夜の直江津居酒屋紀行に味を占めてもう1泊、日本海の肴を愉しんでいくことにいたしました。前日と別の店、小粋な女将の仕切る居酒屋は土曜日も地元客で賑わっていて、少々サーブが遅くても、娘さんのシャキッとした笑顔で許しましょう(笑)、心地よい時間を過ごすことができました。

翌朝、T18編成は朝の「くびき野1号」に運用がつながって、新潟へ帰るはずです。おっと、その前に、大阪へ向かう「トワイライトエクスプレス」が撮れるではありませんか。5時に直江津のホテルを出発しましたが、鯨波海岸はすでに2ケタ以上の鉄に道路端を占有されていました。これまた、もう10日ほど、早く来ていれば、朝のサイドライトがもっともっとキレイだったろうなあ。。。

現地通過時刻は、ほぼ6時ジャスト。何とか露出もかなり上がって、トワイライト正調編成が、トンネルを抜けて、海岸線を回るカーブに姿を見せました。考えてみると、北海道と京阪間以外で、この来春廃止の優等列車を撮るのは初めてです。ミドリムシなどと、トワイガマを蔑んだのも今は昔、限られた季節の中で、自分なりの記録を残したい、そんな気持ちが沸々と湧き上がってきたのでした。

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お名残りギラリはならず

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その日(9/27)、昼間の「くびき野」運用に入っていたT18を追って、長鳥、帯織と内陸部をうろうろして、夕方はまた脇野田へ戻ってきました。関係ないですが、3373Mから3372Mの間の時間潰しと昼飯にお嘆きの諸兄へ。見附の道の駅のレストランの昼食バイキング、野菜がいっぱい食べられて、ゆっくりできて、絶対おすすめです(笑)

9月も終わりの時期になると、15時前の順光アングルは、素晴らしい光線となります。東光寺から押切の間でカブリツキで1カット、同じようなアングルとわかっていても、やめられません。そして中之島見附インターから高速に乗れば、旧線の命夕せまる脇野田のギラリタイムに十分間に合う、、、これが、この日の目論見でした。

が、終日晴天予報に反して、16時以降、雲が多くなりました。背後に新線を望む小さな踏切で、ああ、ここ、来たことあるなあ、とEF62やシュプール号の昔を思い出しながら待機しましたが、結局、折り返しの「くびき野5号」を含めて、その1週間前のような光の輝きを演出してはくれませんでした。

かくして先々週から先週、連日「くびき野」運用に入っていたT18編成ですが、この翌日に運用離脱し、昨日(9/30)、土崎へ検査入場したようです。ああ、夕陽ギラリの脇野田旧線は撮れなかったのか、、、仕方ありません。ドン曇りでも何となく夕暮れの雰囲気のこの1枚で、とりあえず、良しといたしましょう。

テーマ : 鉄道写真
ジャンル : 趣味・実用

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