脇野田カウントダウン

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東日本・北陸エリア乗り放題の通称「オトキュウパス」の発売期間に入ったこの週末、再び、485系T18編成を追って、信越線北部に行ってきました。金曜夜に直江津に入って、刺身を肴に居酒屋で英気を養うという理想の週末スタート、それにしても、今はまだ居酒屋も締めのラーメン屋もたくさんある直江津の街ですが、新幹線が通らない来春からは、どうなってしまうのでしょうか。。。

そして、新たに上越の玄関口となる新幹線上越妙高駅が、信越線脇野田のすぐ近くに、すでに偉容を見せています。現・脇野田駅の廃止と、新幹線に連絡するホームへ繋ぐ新線への移設まで残された時間はあとわずか2週間と少しで、この近辺を走るT18を撮っておきたい、というのが、今回の間隔の短い出撃の理由でした。

先週、鯨波でKさんと偶然会って、ワキノダというフレーズを聞いた瞬間、EF62の「能登」や冬のシュプール号を追って、直江津と長野の間を行ったり来たりした15年以上前の記憶が、断片的に甦ってきました。各駅間に撮影地があって、どこで間に合うかは時の運で、悲喜こもごもだったよなあ。。。

そんな記憶を繋ぎ合わせながらの旅になりそうです。脇野田は駅の両側にポイントがあったはず、、、朝、光線とポールの向きの条件の一致する北新井方で、まずは送り込み各停運用を捉えました。ちょっと目測を誤って、今どきの若い皆さんのような、カツカツ写真になったのはご愛嬌、いや、これでも余裕あり過ぎかもしれませんが(笑)

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今年も、ヘッドマークの季節

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今年も、10月末のJR-F広島車両所の公開イベントに向け、ゼロロクへのヘッドマーク掲出が始まりました。昨年は「スーパーライナー」を模したマークがEF6627号機に装着され、刻々と変わる変運用に東奔西走右往左往した日々が懐かしく思い出されますが、そのニーナも運用を外れてしまい、代わって今秋は21、52号機の2両がマーク付きで走り始めました。

しかし、この機関車は、ヘッドマークが付くと、どうしてこんなにカッコいいのでしょうか。ほんとはニーナのような原色がいいけれど、この更新色のヘッドマーク付きも、同系統の塗色のせいか、違和感なくて、いいですね。後ろに連なるはコンテナ貨物ですが、東海道ブルトレの最後を担った日々の片鱗が見えるようで、嬉しくなってしまいます。

マーク付きが2両になっても、長距離ゆえの変運用が多く、なかなか捕獲が困難なのは、去年のニーナと変わりません。先日(9/23)、何とか21号機を初捕獲、52号機ともども、これはあらためて満コン、そして順光で撮りたいものだと切に思いました。これからの1か月弱、またまた運用表と睨めっこの毎日になりそうです。

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落日10数分後~鯨波

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百間町でしみじみ夕方の撮影終了、あとは長岡でクルマを返して、新幹線でチューハイかな、と思いきや、同じように百間町に駆けつけた友人は、再び、信越線に戻って、T18を撮って行くと言います。そうか、新井ですぐ折り返してくるから、米山や鯨波でちょうどトワイライトタイムの通過になるのか……!

撮って行きましょう。こんな機会でもなければ、夕陽の日本海と国鉄色なんて、二度と撮らないでしょう。鯨波の定番アングルに落ち着いて、沈みゆく夕陽と海面への反射を見ているだけの待ち時間、しみじみとよかったなあ。しかし、せめてもう2週間、早く来ていれば、まさに落日のタイミングで撮れたのですね。残念ながら夕日が雲の中、そして水平線の向こうに消えて10数分経ってから、T18編成がカーブの向こうに姿を現わしました。

そして、その数分前に姿を現わしたのは、あの知る人ぞ知る、知らない人は知らない(爆)、ジャパン・レガシィを操る、追っかけプロのKさん! 聞くと、脇野田から追っかけてきたそうで、そうだよなあ、考えてみれば、このあたりは長野からけっこう近いのだよなあ。やはり、紀勢線で噂したとき、クシャミしていたのでしょうか(笑)写真はちょっと中途半端な夕景になってしまいましたが、相変わらずの笑顔の旧友との邂逅は、秋の一日を、しみじみと締めくくってくれたのでした。

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頸城野タイムマシン

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公開終了時刻の20分前に、何とか旧百間町駅跡の「くびき野レールパーク」に到着、保存会の方々に今回もまたご配慮をいただき、愛すべき昭和の軽便・ミキスト編成を、美しい夕暮れの斜光線を浴びた姿で撮影することができました。この光景を見られただけで、いやあ、来た甲斐あったなあ。2週間前の尾小屋から、ここ頸城へ。まるで昭和40年代の北陸を、ナロー訪ねて、ふらり、旅をしているようです。

そう思うと、いま、日本の各地で、地元の皆さんによる保存会が、昭和の鉄道車両や施設、ひいては心象風景を出来る範囲で一生懸命、残そうとされているのは、ほんとうに素晴らしいことですね。もしかしたら、もう、イギリスの保存鉄道を羨ましがってるだけの時代は、終わろうとしているのかもしれません。

こちら通りすがりの撮り鉄としては、できうる限りのご協力を積極的にさせていただきたいと思います。イベントを終えた安堵感、そして充実感からでしょうか、車庫の奥の部屋から、地元の皆さんの楽しそうな笑い声が聞こえています。何だかこちらも、しみじみいい気分になって、この場をなかなか離れられませんでした。

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秋のくびき野へ

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今年のお彼岸の飛び石連休、土曜日のドラマチックな夕焼けから始まって、日曜、そして今日の秋分の日と、素晴らしい秋晴れに恵まれましたね。こんな天気になると、写真を撮らないのはもったいない(笑)、お彼岸のお詣りのあとは休養予定でしたが、ついつい出かけてしまうのが人情というものですなあ(爆)

日曜(9/21)は、お昼過ぎの新幹線で長岡へ。朝から出撃のお誘いを一度は遠慮しながら、あまりの好天に♪追いかけてくびき野~と相成りました。まずは、K1編成とともに、上沼垂に最後まで残った国鉄色485系T18編成を、見附近辺で捉えるべく、ロケハンに入ります。このあたり、どこで撮っても素直な直線に午後は桜田順光となりますが、もう何度目になるのでしょうか、少しは工夫をいたしましょう。何とか、遠景にも家が入らないポイントを発掘しました。

いやあ、秋の空、秋の雲、そして何よりも、麗しき国鉄色! やっぱり写真の基本は晴れです、順光です。そうそう、この快速「くびき野」も、来春の北陸新幹線開業までの生命です。JR新潟支社の中の関係者さま、ここは、お名残りの特製絵入りマークなどはいかがでしょうか。「あいづ」の例もあることですし、いいはなむけになるかと思うのですが。。。

そして、見附付近で場所を探したのは、理由がありました。すぐに高速に乗って移動できる場所……くびき野、漢字で書くと頸城野ですね。その頸城の中心地でこの日、頸城鉄道の保存車の公開が行われていました。その終了時刻に間に合うべく、モニタの画像確認も早々に、至近の中之島見附インターに向け、クルマをスタートさせました。

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9月の最終コーナー

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帰りは和歌山でレンタカーを返して、くろしお~新幹線乗り継ぎの予定だったので、紀伊田辺から阪和道に乗って、これまた懐かしい黒江~紀三井寺のポイントを目指しました。そういえば、28年前は高速は湯浅あたりまでだったなあ。最後にEF58+EF15のイベント列車が運転されたとき、Kさんに、あらかじめ所要時間を測定しようと押し切られて(笑)、3時に起きて、一度、紀伊由良まで行ったりしたなあ。。。

紀伊富田と同じように、黒江ももう撮れなくなってるかもしれない、と不安いっぱいに現地に到着。さすが和歌山の中心地から至近の郊外エリアだけあって、新しい、といっても建ってから10年以上になるような(笑)住宅がいくつも線路沿いに出現していました。が、踏切の脇にすでに鉄の山、あれだけいるのだから、何とかなりそうです(爆)

名刹・紀三井寺の境内に続く低い山をバックに、ここだけ線路が東西に向くこの区間、さながら、今日のトワイライトは、終着和歌山へ、スタジアムの注目を一身に浴びて、最終コーナーを回っていくマラソンランナーのようです。9月の夕暮れの光線は、DDの正面や窓をギラリと光らせて、終日晴れ渡った一日をきっちり締めてくれました。トワイライトの運転が同区間で予定される10月、そして11月、次はどんな光のドラマが待っているのでしょうか。

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帰らない風景~紀伊富田1985

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紀伊浦神の海岸線と並んで、もうひとつ、今回のトワイライト団臨で再現したかったのが、紀伊富田の手前、鉄橋を渡ったところの、低い山をバックにした素直な築堤でした。今思い出してみると、今回のスジとけっこう似ていたのかなあ。時は1985年10月、EF5866の牽く天リウ座を、日の傾いた美しい午後の光線で撮影しました。

古座、紀伊日置と鉄橋をこなして、このあたりでもう1回。今回も2つの鉄橋に大多数の鉄が集結しましたが、28年前と違うのは日置と富田の間に停車がないことで、すでに数時間前から激パが伝えられる日置の鉄橋を避けて、懐かしの築堤に直行しました。ところが、現地に着いてみると、、、

ちょうど三脚を立てたあたりに、高速の延伸工事でしょうか、真新しいオーバークロスが出現し、アングルのど真ん中あたりには、家が数軒、建てられていました。そりゃあ、四半世紀以上経っているのですから、かつての風景が帰ってこないのは、仕方ありませんね。急ぎ、鉄橋の手前側に戻って、何とかワンカットをこなしましたが、このアングルで凸凸トワイライトがやってきたら、どんなに素晴らしかったか。大きなため息とともに、次なるポイントへ向けて、気を取り直したのでした。

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玉ノ浦再び~熊野灘2014

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そして、先週の三連休中日(9/14)、28年後のトワイライトエクスプレスがやってきた玉ノ浦も、通過時間がお昼前で昔の朝みたいにキラキラしなかったものの、秋晴れの入江に、穏やかな波が静かに打ち寄せていました。岩屋崎と呼ばれる小さな岬の岩場や、潮が満ちたら三脚が水没するのでは?と心配な波打ち際まで、鉄また鉄で賑わっています。

♪黒潮すさぶ 熊野灘 その荒波も しばらくは ここにしずまる 玉の浦

検索で見つけた、地元・下里小学校の校歌でこう歌われているように、この入江は、波荒い熊野灘でも稀有な静かさで知られているようです。ゴハチ重連の時は追っかけの途中で待機時間はそんなにありませんでしたが、今回はたっぷり3時間以上、周りにこんなにたくさんの鉄がいようと、このおだやかな風景をぼんやり眺めているだけで、心が洗われる感じです。

28年前、この美しいシーサイドラインからゴハチが去った後、ほんのごくわずかの期間走ったEF60-500、今になって思うと、撮りたかったなあ(笑)…だけでなく、ゴハチ撮影時は追っかけばかりで、特急や165系の写真もほんの数枚しかありません。それを後悔するのもまた楽し、なんていつもながらのことを考えてるうちに、あの日のゴハチと同じように、DD重連が海岸線をすべるように、ファインダーを横切っていきました。

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玉ノ浦の朝~熊野灘1985

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そのまま、復鉄2年目の30歳、若手サラリーマン鉄の、紀勢本線撮影の旅を続けましょう。1985年10月の大ネタは、サロンエクスプレス東京の新宮入線、満を持して登板した竜華のスター、EF5866号機を追って新宮に到達した我々は、そのまま翌日の天リウ座の団臨を中心に、海沿いや鉄橋のポイントで撮影を続けました。

当時、団臨用のカマを回送するため、定期の客レが重蓮で運転されることが時おりありました。この日も朝イチの121レが重連となり、下里~紀伊浦神の玉ノ浦と呼ばれるシーサイドを、朝の光を浴びながら、すべるようにやってきました。キラキラ輝いて最高にキレイだったけど、このコマの後、巻き上げ不良が発生、ベストタイミングは撮れずに終わったのでした。

古いポジケースに「121レ EF58139+EF5839」と書いてあるのを見て、そうだ、こんな当りのカマが重連で来たのに、どうしてもっと寄って撮らなかったのか、と通過直後に後悔したことを、ふと思い出しました。28年後の今回のトワイライト出撃、実はこのアングルを再現したいというのが、ひとつの決断理由でした。それほど、この朝の2両のゴハチの輝きは、海の色とともに、深く深く脳裏に刻まれていたのです。

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古座川鉄橋逍遥

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同じ古座川鉄橋の朝、進行方向は逆になりますが、29年前の写真を探し出してきました。1985年8月、おそらく新宮に夜行で着いて、すぐに折り返して、この鉄橋のたもとに向かったのだと思います。鉄橋の色、今と全然、違いますね。そういえばどこの鉄橋でも、けっこう定期的に色が変わります。錆び止めか何かの理由があるのかもしれませんね。

夏休みに、勇躍、最後のゴハチ定期運用の残る紀勢線に向かったのでしょう。竜華に残る最後の6両は、いずれも「ブタ鼻」と揶揄されたシールドビーム2灯で、66、139号を除いて正面窓もHゴム化され、何を好き好んでゲテモノを、それもゴハチ本来の本線筋から離れたローカルに撮りに行かなければならないのか、などと敬遠する向きも多かったのが、あの時代でした。

でも、いざ行ってみると、風光明媚な海沿いやシンプルな鉄橋アングルに魅せられるのが、当時の一般的なゴハチフリークの常でした。なぜか白いサイドのラインがあったりなかったりする、当時の12系も、今となっては懐かしいですね。21世紀の撮り鉄で賑わう古座川鉄橋に、1985年のEF58牽引121列車の幻影を、この日、はっきりと見たような奇妙な記憶が残りました。

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トワイライト南紀へ

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そして翌朝(9/14)、夜明け前に新宮の宿を出発したものの、沿線各所の撮影ポイントはすでに三脚、脚立の林となり、関西各地はもちろん、関東や「わ」ナンバーの駐車車両で大賑わいとなっていました。三連休中日、抜群の好天予報と思い当る理由は数あれど、ここまでの人出は、最近ではちょっと見たことがありません。いや、昔だって、実はこれほどではなかったのかも(笑)

鉄橋か、海バックか。紀勢本線南部の撮影地セレクトは、そのどちらかで悩むのは、昔も今も変わりません。海バックの某俯瞰ポイントが大変なことになっていたこともあって、まずは7時過ぎにやってくる下り列車を、古座川の鉄橋で迎え撃つことにしました。そうそう、下りは見上げる構図になってしまうんだよなあ、それに編成後部に茂みがかかる、、、古い家並みを縫う細い道を通って、鉄橋のたもとに向かう間、28年前の記憶が徐々に甦ってきました。

現地でお会いした昔からのお仲間の横に入れていただいて、場所を確保して待つことしばし、予報通りの雲一つない秋晴れの一日の始まりを祝うかのごとく、古座を発車するDDの気笛が聞こえました。これ以上の美しさはないような朝日の色を浴びて、轟音とともにゆっくりと鉄橋を渡る凸凸トワイライトの姿に、通過後、あちこちから静かな歓声が上がりました。

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28年ぶりに、南紀へ

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三連休初日の土曜日(9/13)の夕方、J-AIR運航JL1385便で、南紀白浜空港に降り立ちました。前に一度だけ、この空港から羽田に帰ったときは、まだJASだったなあ。そうか、そのときのイゴマル白浜入線からもう10年以上、白浜からさらに行くのはゴハチの定期列車時代だから何と28年ぶりか、、、そんなことをぼんやり考えながら、白浜駅で陸路でやってきた友人をピックアップ、レンタカーで熊野古道をかすめながら、新宮へ向かいました。

直前に予約したビジネスホテルは、ちょうど新宮の駅の外れの踏切を渡ったところにありました。おお! 踏切から見る駅の構内の配線や、2つのホームが薄暗い中に浮かび上がる雰囲気は、まったく昔と変わっていません。そうそう、駅本屋の反対の側線に運転区があって、キハ82や夜行を牽くゴハチが停まっていたなあ、と思いながら目を凝らすと、この日もそこには国鉄色もどきのキハが停まっていて、何だか嬉しくなりました。

踏切からすぐの居酒屋で、明日のトワイライトエクスプレス迎撃の作戦会議。ゴハチの最後の頃は、夜行列車も「はやたま」という愛称はなくなって、ただの921レ~924レだったなあ、とか、この紀勢線の長距離でも長野のKさんと一緒の追っかけは凄かったなあ、などと話しているうちに、友人は、この駅で駅寝したことを思い出す始末(笑) 熊野灘の魚を堪能して宿への帰り道、新宮の駅前にはコンビニもなく、もうすぐ天王寺への夜行列車が発車するのでは、という錯覚に襲われたのでした。

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キハ1803、40年前の表情

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現地情報によると、今日(9/13)のなかよし鉄道は、午前中、キハ1との2連運転も行われ、4週末に渡ったキハ1803特別運転に名残りを惜しむような秋晴れの空の下、地元のファミリーや遠来のファンで賑わっているようです。そろそろ、これからがちょいエロ光線の時間帯ですね。綺麗だろうなあ、今週も。

尾小屋鉄道廃止直前のキハ3、いったい自分はどんな写真を撮っていたのだろうと、ナントカシンドロームが怖くて(笑)しばらくスキャンどころか触ってもいなかった、40年前のネガを取り出しました。1974年5月4日か、ゴールデンウィークに行ったことすら忘れていましたが、新小松から尾小屋鉄道の列車に乗って、途中の長原で写真を撮り、終点の尾小屋に至り、駅前の旅館に投宿しました。

写真は新小松の発車前、おお~、キハ1803! 数字の書体は、同じですね。それだけで、感動します。で、よくみると、窓の右上に「キハ3」と小さく表示されています。そうか、この写真の前に、おそらく「1803」の「18」を塗りつぶした時期があったのでしょうか。このときの新小松の空気感は、つい昨日のことのように思えますが、少年老い易く、学成り難し。写真にはちゃんと40年の時が流れて、古い駅舎や自転車に、もう滂沱の涙を流してしまいそうです。

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万歳三唱の秋

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バスツアーの皆さんが去ったなかよし鉄道には、数人の鉄が残り、駅を出たところの踏切で、15時30分発、この日の最終運行を待っていました。朝から晴れ間に恵まれた初秋の一日も、午後になると時おりゲリラ雲が顔を出し、せっかくの桜田順光、それも光りの色は早くもちょいエロ光線だけに、キハ1803の通過まで気が気ではありませんでした。

結果、ご覧のとおり、9月初めで、この色になるとは鉄の神様の思し召しとしか思えません。そういえば、検査上がりのロクイチが、夕方のカナキクあたりで、こんな色になったことがあったなあ。茶色、溜め色、ぶどう色。撮り鉄にとって、このテの色は、もう魔物としか言いようがありませんね。

そして今週末、なかよし鉄道での遠鉄キハ1803最終列車は、尾小屋鉄道のお別れ列車を再現して、万歳三唱の声で送られる予定になっているそうです。残念ながらお伺いすることは叶いませんが、心からの拍手と万歳を、遠鉄奥山線、尾小屋鉄道、そして何よりも、今回の素晴らしい企画実現に尽力されたスタッフの皆さんに!


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バスツアーがやってきた

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そして日曜日(9/7)、我ながら信じられないことに(笑)、三たび小松空港に降り立ちました。夢遊病者が魅せられての粟津行き、この日は大阪からのバスツアーの皆さんが40数名でやってくるということで、なかよし大運動会の4両に、キハ1803の続行運転だけでなく、何と5両で連結された姿も見ることができました。

ツアーの皆さんは撮影タイムの前に、キハ1803の乗車を楽しむというスケジュールだったようで、ご覧の写真で少しは分かるでしょうか、お昼前の単行運転は、今までに見たことがないほどの鈴なりで運転されました。先週果たせなかった、順光側のフェイスアップ、こうした賑わいカットになって、結果オーライでした。

遠鉄奥山線時代のキハ1803は、地元の神社のお祭りか何かで、こうして鈴なりの乗客を運んだことがあったのでしょうか。あるいは、浜松エリアですから、ウナギのつかみ取りはないとしても(笑)、ミカン狩りの多客期とかあったのでしょうか。奥の折り返しエリアに日が当たるのはお昼頃まで、小松で買ってきたカニ寿司を食べたら、午後になったら日の当たる、起点を出たところの踏切に移動いたしましょう。

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夢よもう一度

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しかし、夏の終わりの「風のメロディ」が最も似合う季節に、チューリップのメンバーが揃うことはもうない、なんて、あんまりだよなあ。今日夕方の通り雨で、季節は思いっきり秋へ向かうのでしょうが、鉄的には光線状態の良化がうれしいのとは裏腹に、何だか心にポッカリ穴が開いたような気分です。

閑話休題。8181昔日の栄光を偲びたくて、久しぶりにポジを探してスキャンしました。時は国鉄民営化前年、1986年8月の、田端運転所100周年記念イベントです。構内にロクイチと8181、さらにED75までが並び、さながら国鉄末期のフルムーン御召や科学万博御召のきらびやかな匂いが、こうして再現されていました。たしか、第2会場の東大宮操へ向かうEF5889牽引のアクセス列車に乗る前の撮影だったと記憶しています。

そして、28年後(!)の今はただひとこと、夢よもう一度。8181ローピン銀挿し仕様の復活に、大井の御料車庫奥深くに佇むロクイチは、何を思っているのでしょうか。相も変わらず噂かまびすしい中、たしかまだ車籍はあるのですよね。ただただ、もう一度、夢の競演の実現を祈りたいと思います。

81スターロコ今昔

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この日(9/6)の撮影会、EF8181の「ゆうづる」など、国鉄時代のヘッドマーク装着時に、ごくわずかでしたが、日の当たる時間がありました。曇りをいいことに8181をサイド潰れ側で撮っていたところ、大急ぎで順光側へ移動しました。その間、わずか1~2分だったでしょうか、何とか8195との並びを、晴れもどきでゲットしました。

国鉄民営化の2年前に御召機の栄誉に浴した8181は、茶色のゴハチ両横綱とともに、首都圏各地で行われた撮影会や車両基地公開のスターでした。そこに、民営化直前も直前に加わったのが、レインボー塗装の95号機で、JR初期はむしろこちらのほうが注目度が高かったのを思い出します。虹ガマ、という呼び方は、しばらく経ってからのことでしたが、あっという間に主役にのし上がったキューゴーとジョイフルトレインとの組み合わせコレクションが、大いに流行ったものでした。

そして今、工臨と乗務員訓練以外に81の仕事はほとんどなくなってしまい、24系ハネを使ったイベント列車や、EF510トラブル時の「北斗星」運用へのごくわずかの可能性に期待するしかなくなってしまいました。車両基地の線路の上を歩きながら、8181のローズピンクを久しぶりに眺めていると、四半世紀前の、カマも自分もブッ飛ばしていた時代に戻ったようで、いつしか自然に、元気が出てきました。

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ローズピンク再び

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土曜日(9/6)、田端運転所で行われたEF81の撮影会に行ってきました。残念ながら曇り基調の空の下、いつもの5台並びではなく、今回は塗色をローズピンクに戻したうえで、サイドの銀帯も復活して、御召機らしいフォルムが再現された、EF8181号機が撮影会の主役でした。

何度か噂があったあと、ついに実現した、ああ国鉄末期、栄光の機関車の再現に、先週の小松に続いて、感涙にむせんでしまいます。ローピンはJR西の81でずっと見られましたが、やはり銀帯が入ると、ひと味もふた味も違います。Hゴムが黒のままなのが気になるといえば気になりますが、贅沢言っちゃあいけません。思い出すなあ、つくば万博御召は、今日と同じような曇り空の下でした。

そして、ヘッドマークはやはり、「ゆうづる」ですね。科学万博の年は、ちょうどEF80が最後に何輌か動いていた時期で、くたびれたハチマルと、ピカピカの8181が、上野駅で「ゆうづる」で2本並んで発車を待っていたなあ。あの頃は自分はゴハチばっかりで、8181だって、何かのついでに撮る感じでした。その頃からローズピンク、ローズピンクと言っておられたTさんに、今は心の底から謝りたい気持です。今度、8181の黒磯訓練とかあったら、一緒に撮りに行きましょうね!

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キハたちの再会

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午前中の運転が終わった昼休み前に、こんなシーンがありました。小一時間の小休止に入った遠鉄仕様のキハ1803の横に、ここなかよし鉄道のいつもの主役、キハ1がクラから顔を出して寄り添う。キハ3の塗色もキハ1のフェイスも当時と違えど、尾小屋鉄道の軽便気動車、森の中の再会です。

何の脈絡もなく、80年代初めの洋画「再会の時」を思い出しました。スリードッグナイトの「喜びの世界」や、プロコル・ハルムの「青い影」、マーヴィン・ゲイの「Whats going on」のメロディにのせて、学生時代の仲間が久しぶりに集まる、その人間模様を描いた映画だったと記憶しています。

しかし、廃止後40年近くの時を経て、地元ながら別の場所で大事に保存されてきた車両たちが、こうして再会の時を果たすなんて、もうひたすら感動してしまいます。しかも、動態で、お客さんを乗せて。片方は県、片方は市の管理というテリトリーの問題から始まって、多くの難題を乗り越ての今回の運転だと推察します。さらに近隣には、行く末が心配される別の管理の車両も存在します。21世紀に生きる昭和のナロー、今はただ、感涙にむせびたいと思います。

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木洩れ日ナロー

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日曜日(8/31)、今度は青便、不安払拭、快適フライトの787で、再び小松空港に降り立ちました。なかよし鉄道での期間限定運行を続ける、遠鉄奥山線仕様のキハ1803ですが、実は先週の撮影でいくつかの課題が残っていて、大運転会のない普通の週末に、もう一度、のんびり撮っておきたかったのです。

子供たちの夏休みも今日で終わりのせいか、公園内は1週間前より家族連れの姿もまばらで、鉄も朝の運転開始時には、片手で数えられる範囲内、そしてそのうち2人が友人、という期待通りの雰囲気でした。午後からは曇りの予報でしたが、午前中は時おり晴れ間が出て、木洩れ日が美しい夏休み最終日となりました。

senrobataさんが37年前の写真、それもホッチキスで止めた上から紙を貼った、当時の手作りパネルを持参して記念写真を撮られているのを見て、ああ、自分も40年前にこのキハに乗ったのだなあ、とあらためて過去の記憶を辿りました。そうだ、高校出たてのGW明け、無理やり高校の鉄研のOB旅行をでっちあげての尾小屋行きでした。新小松に行く途中の踏切で、ED70の客車が来たなあ。で、どういう手続きを経たのか、今ではすっかり忘れてしまいましたが、尾小屋では蒸機をクラから出していただいて、皆で記念写真を撮りました。

何だかあのときも、だんだん平地が少なくなってきて、木立の中を進むようなところがあったような気がします。いや、ほんとうはそんな場所などなかったのかもしれませんが、40年の時を越え、さらに自分の知らないその前の10年の時と場所も越えて、2014年夏、夢うつつ。鉄道趣味の醍醐味を堪能させていただいた、主催者の皆さんに敬礼!

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代走忘れじの渡川

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復路の9522レは、残念ながら曇り基調の空模様となってしまいました。一部でやまぐちの原点(笑)と称されるシチサン写真の名ポイント・本門前踏切は、築堤の手前に地味で不揃いなタイガーロープみたいな棒が立ってしまいましたが、まずはやはりここで1枚、その次は、地福折り返しの上り列車撮影に賑わった、渡川進入の踏切を目指しました。

駅の先の国道俯瞰まで含めて、この一帯、煙はサービスでなければ出ないのがつらいところですが、なぜか復活当初のやまぐち号を、あたかもDL先頭でもあるかのように、オーソドックスな写真を撮ってみたかったのです。そういえば、先日、別の現地で撮影談議に花が咲いたのですが、今はドアップ・カツカツ・超望遠が撮り鉄の主流で、昔みたいな中望遠・ナチュラル・シチサンは流行らないんですね。だから、ギリギリに行っても、意外と場所が空いている(爆)

今日は曇ってしまいましたが、今度はシゴナナの単機牽引でいいから、晴れたシーンをここで撮ってみたいなあ。アマノジャクついでに、時々思うのですが、煙の出てない走行写真を奇をてらわずに上手に撮れたら、本物なんだろうなあ。35年経っても、やまぐちはまだまだ深い。この秋も、課題がいっぱいありそうです。

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懐旧35年

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おなじみの「やまぐち」ヘッドマークには、先週末(8/23~24)の「全線運転再開」に代わって、「SL復活35周年」の文字が追加されていました。ほんとうは、全線運転再開の文字が入ったマークを撮りたいのが、今回の突撃の一つの理由でもあったのですが、35周年もなかなかいいですね。そうか、1979年の運転開始から35年かぁ。。。

現役蒸機の引退で休鉄に入って4年目、1979年はちょうど大学卒業から社会人になった年でした。飲んで飲んで、芝居観てコンサート行っての若き新人生活、それでも大好きなシゴナナ復活のニュースに、遅い夏休みをとって、山口に向かいました。津和野では貸自転車で場所を探したなあ。真新しい集煙装置と形式ナンバーに違和感を感じながらも、それでも大好きなシゴナナがこれからも走り続けることに、うれしさを感じたものです。

そして、幾多の苦難を一つずつ乗り越えて、また走り始めたシゴナナ、そして、やまぐち号。列車から降りてきた乗客の皆さんで賑わう転車台前の広場、いつもどおりのアマノジャクで、わずかに日の当たる、ピットに入ってくる正面を狙おうと、望遠ズームをタテ位置に構えました。大向こうを唸らせる回転ショーがほぼ終わり、シゴナナが正面を向く直前、35年の自信と、これからも走り続ける矜持が垣間見えて、緊張のうちにシャッターを押したのでした。


テーマ : 鉄道写真
ジャンル : 趣味・実用

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Author:品川530
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