5月のゲレンデ

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そういえば、Sさんが「ばんもの」撮る前に、燕三条で新幹線を降りて、保存車両を撮りに行ったと聞いたことがあったなあ……三度目の新潟突撃(5/24)には昼前後に空いた時間があり、どこかでゆっくり昼飯でも、と思ったところで、はたとそれを思い出しました。結果、昼飯はやっぱりコンビニになりました(笑)

東光寺から加茂の市内を抜けて、あとは30年前に廃止された蒲原鉄道の路線をぼんやりトレースしながら、村松方向に山の中へ入っていきます。小一時間でたどり着いた冬鳥越スキー場、雪ではなく緑に彩られた初夏のゲレンデに、2両の電車と1両の電機のシルエットがいきなり目に入ってきました。

かつてここには蒲原鉄道直営のスキー場があって、直結する駅にスキー客を運んだといいます。季節はずれのゲレンデに佇む地方私鉄の保存車両。蒲鉄の撮影経験のない自分でも、これは感動しました。最終的に蒲原鉄道が全廃されたのは1999年ですから、シゴナナの運転開始と同じ年、重なったのはわずか半年ですね。後悔先に立たず、は言わないお約束(笑)、この風景を眺めながら、昭和の地方私鉄を偲び、空想の世界に耽るのも、なかなかでした。

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ジャンル : 趣味・実用

かろうじて夕陽~馬下3週目

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実は昨日エントリーの桜田写真は新潟突撃1週目(5/10)の写真で、3週目(5/24)はさすがに、夕方の485系快速を待つ間にどんどん雲が西の空に湧き出て、もう山越えして馬下に行くのをやめて、新潟で回転寿司をつまみたいような気分になりそうでした。ま、それでも、一応行きましょう。天気だけは、何が起こるかわかりませんから。。。

サイドギラリはとても望めないドン曇りの空の下、幸い、田圃の水鏡はまだ残っていたので、逆光側からいつもと違うアングルで狙うことにしました。馬下止まりの交換DCが着く頃になっても、鉄の姿はもうGWの4分の1以下でしょうか。あ~あ、さすがに3週連続はないよね。ところが、18時を回って、背後に短い汽笛が聞こえたとき、かろうじて淡い夕陽が雲の間に顔を出しました。

いやあ、こういうの、今シーズンの最後に撮ると、来年はシルエット&しっかり夕陽が撮りたくなるなあ。帰りは新潟19時25分発、いつものMaxとき348号フラットシート、新潟駅ビルで刺身とつまみを買い込んで、缶ウーロンハイを飲りながら、3週に渡った我が新潟DCをしみじみと振り返っていたのでした。

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変な色?!

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そりゃあ国鉄色ばかりが来ればいいけれど、そういうわけにはまいりません。17時過ぎの低い夕陽を浴びるド順光、前面にも側面にもまったく影が出ないベストな光線でやってきたのは、上沼垂色の快速でした。一瞬ガッカリするけど、これはこれで、素晴らしいではありませんか(笑)

そして、こうして鉄は皆、お名残り鉄の呪縛に嵌っていくのでしょう。次は「北越」マークで撮りたくなります。いまやめったに他では見られない、鋭角逆三角形の特急シンボルマーク、単なるカブリツキで絵本写真を撮るだけで、いやあ、来てよかったなあ、となるわけですから、鉄の心は単純ですね(爆)

そういえば北近畿で活躍する183系には、余剰の485系の改造車もあったのかな。この新カヌ485系も、どの程度のアコモ改造が行なわれているのでしょうか。次回は一度、乗り鉄して、駅弁の鮭はらこめしでも食べてみたいなあ。そんなことをぼんやり思いながら、矢代田から馬下へ、夕陽を目指して、ショートカットを急ぎます。

485系の旅路

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新潟DC出撃3週目は、鉄人騎士さんをお誘いして、朝イチのとき301号で燕三条へ。初めて、午前中から夕方まで、485系ざんまいの日帰り旅となりました。この日(5/24)は、2本目の下り「くびきの」運用に国鉄色T18編成が入っており、前回の学習により(笑)お昼前に良好な光線が見込まれる、ザ・鯨波な有名ポイントで待ち構えました。

それにしても、特急シンボルマークを持つ485系は、もはや新潟、仙台、そして九州にしか残っていないのですね。485系といえばボンネット、というのも今は昔、こうして越後の日本海沿いを走る国鉄色の快速(?!)に、往時の「白鳥」あたりを偲ぶしかないのが現状です。当時はバカにしていた「雷鳥」のパノラマカーも、489系ですが変な色の「白山」も今は存在しないのですから。。

首都圏での波動用の印象の強い183・189系と違って、今も定期特急に運用される485系はいま、国鉄電車特急の残り火を、限られた日々、最後に燃やしているのですね。「いなほ」からの撤退はすでに7月とアナウンスされ、夏臨の設定からは「ムーンライトえちご」が消え去りました。お名残り鉄スタート、いいではありませんか。うまさぎっしり、できれば次回は居酒屋も楽しみながら、国鉄昼行電車特急の終焉に付き合ってみたいと思います。

うまさぎっしり新潟DC

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週末新潟日帰り出撃が続いています。さすがに三週目の馬下はギラリというわけにはいきませんでしたが、ひょんなことから始まった、馬下ギラリの前は「ばんもの」を追わずに新カヌ485系をターゲットとした撮影、というアマノジャクここに極まれり! な行程に、すっかりハマってしまいました。

おりしもこの4~6月、「うまさぎっしり新潟」デスティネーション・キャンペーンが行われていますが、鉄な新潟・信越本線も、磐西にシゴナナを往復追っかけるのとは違った、まさにうまさぎっしり、です。上沼垂の485系は、もちろん国鉄色の3編成がメインターゲットとなりますが、顔カタチの変わってしまった3000番台はともかく、上沼垂色のT編成、これが特急シンボルマークも健在で「北越」に日常的に入ります。考えてみれば、「変な色」の485系自体、いまやここと九州でしか見られないのですね。

そして舞台は矢代田、東光寺といった平野部の名撮影地から、鯨波、米山という名だたる海岸線へ、行ったり来たりの楽しさ満載の485系三昧となります。初参戦の先々週、たしか鯨波の午後は上りが順光だったよなあ、という記憶をもとに現地に着くと、海バックのアングルはもはやトップライト……こうしてアウトカーブに転戦して事なきを得ましたが、馬下のギラリシーズン同様、しっかりメモしておかなければいけませんね(笑)

ほんとうは「北越」「いなほ」マークを国鉄色で撮りたいところですが、そのうち天気と運用が週末に重なることを期待しましょう。遅い昼から夕方、こんなに頻繁に往来するのはもうここでしか見られない485系を撮って、夕陽の山道を馬下へ移動する。ひとりうまさぎっしり新潟鉄、DC期間中はまだまだ続きそうです。

電5形塗装

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貸切運転が終わって、我孫子道の車庫で、この日(5/11)残念ながら本線へ出なかった166号を主役にした撮影会が行われました。つい先だって、この166号は、阪堺のレトロトラムとして名を馳せるモ161形が電5形として昭和3年に登場した当時の塗装に復元されました。

今回、初めて撮影の機会に恵まれましたが、いや~渋いですね。シックな色合いが窓枠のニス塗りと見事にフィットして、これは素晴らしい。もう夏なんか飛ばして、早く秋になって、走行写真が撮りたくなります(笑)それにしても、昭和初期製造の車両を保守するだけでも大変なのに、次々とカラーリングで楽しませていただき、阪堺電軌さまには感謝のひとことしかありませんね。

形式写真や貸切運転でお世話になった161号との並びを堪能して、最後にワイドでサイドビューを狙いました。え、この真横、どこかで見たことがあるなあ。なぜか、この瞬間まで、一度もそう思うことがなかったのですが、中学生のときに全廃された、京都市電の500形を思い出したのでした。考えてみれば、同時代のサイズも似通ったボギー車です。市電カフェを怖がってないで(笑)、そろそろ梅小路に505号を訪ねなくちゃいけないなあ。

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通天閣を望む

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庶民派ショット、埼京線からそのまま西に舞台を移しましょう。十条の1週間前の週末(5/11)の大阪ミナミ、阪堺電軌旧型車の貸切運転会にお声がけをいただき、参加してきました。今回の走行写真のハイライトは、これまた一度は撮りたかった、住吉大社から恵比須町に至る間で、通天閣をバックに走る路面区間です。

東粉浜の電停から、すぐ右にカーブして恵比須町方を望むと、大阪ミナミの象徴、通天閣が画面に入ってきます。ちょっと曇れば、すぐに霞んでしまうのでしょうが、今日はナニワの空も晴れあがって、街角の提灯や看板といい感じで溶けあっています。そういえば、通天閣のすぐそばに大阪市電の保存車が展示され、喜び勇んで撮りに行ったの、もう1年前のことなんですね。。。

阪堺電軌の旧型車は非冷房のおかげで、そろそろ秋までのお休みに入ります。ご覧のように、街はすっかりもう、気分はもう夏って感じの光線です。斜光線だのギラリだの、そういうのも秋までお休みですね。でも、トップライトの路面電車も、捨てがたいものがありそうです。大阪の夏の蒸し暑さが、嫌だけど恋しくもなってきた、5月の日曜日でした。

十条商店街

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広瀬川原のイベント撮影を昼過ぎに切り上げて、熊谷から戻る湘南新宿ラインの中でスマホをあれこれいじっていると、埼京線最後の205系、ハエ28編成がこの日、(5/17)、05運用に入っているのが判明、ならば帰り道に撮って行きましょう、まだ一度も撮っていなかった赤羽線(笑)区間で、と相成りました。

十条あたりで、商店街と絡めて撮れないかなあ。まずは1本を普通にシチサンで撮った後、駅の北方に広がる商店街をロケハンします。おお、ここが齋藤酒場か。夕方5時過ぎでもう満席か、今日は諦めるしかないなあ。お、ここが青いパパイヤか。斜め向かいに新しいマレーシアカフェもできているのか、エスニックも楽しそうだなあ。で、演芸場へは踏切を逆に行くのか。いやあ、聞きしにまさる、商店街パラダイスではありませんか。

弱い夕陽がまだときどき商店街の屋根のどこかに当たる時間、アーケードの照明が点いて、踏切が鳴り出すと、新宿行きの205系がやってきました。ここ最近、週末ごとに運用に入る28編成、数年前の201系のように、しばらくは予備車として命を長らえるのでしょうか。山手線初代ステンレスの落日、ちょっと見届けておこうではありませんか。

40年ぶりの蒸気貨物

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GWの中国成都から、NH直行便で大急ぎで帰国、積み残しのGW以降の国内鉄ご報告とまいります。まずは、先週末(5/17)、秩父鉄道の広瀬川原イベントで行われたシゴハチの貨物牽引デモンストレーション、ま、一応行ってみるかって感じで出かけましたが、いやあ、これは予想以上の素晴らしさでした。

何せ、自分が国内で蒸機牽引の貨車編成を撮るのは、1974年の山陰本線以来、40年ぶりです。シゴハチとなると、72年の志布志線あたりが最後でしょうか。最初はギャラリーを画面に入れて、イベントスケッチ風に撮影していたのですが、こうしてギャラリー抜き、背後の電車隠しのフレームを発見した時の感動ぶりたるや!

もちろん、架線が気になりますが、なぜか意外としっくり目に入ってきています。ン、これはなぜか……しばし熟考、2往復ほど撮った後に、はたと思い当りました。もしかしたら、枯れ鉄さんあたりはおわかりでしょうか。我がガキ鉄時代の京都駅、あるいはタキイ前(笑)、奈良線から入ってきたシゴハチ牽引貨物の残像だったのですね。

会場内での時間交代しての撮影、また会場へ向かう途中の踏切からの撮影が可能など、現場の皆さんの配慮がさまざまにうかがえる、いいイベントでした。形式ナンバーじゃなければもっとよかったのに、などというのは贅沢ですね。JR各社の動態保存機が貨物を牽く可能性がほぼない現在、オヤジ鉄がガキ鉄に戻って、いい時間を楽しませていただきました。秩父鉄道のご担当者さま、今度はデフやナンバーを変えて、次の機会をぜひお願いいたします。

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最後の現役ナロー

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監獄鉄道時代の広元の写真は、上の道路からの俯瞰か、駅の写真ばかりだったように思います。その俯瞰写真さえも、1枚撮るのにスリリングな経験をされた猛者がたくさんおられるように聞いています。今回、線路に近い場所で、カブリツキの走行写真を撮る機会にも恵まれ、ああ、やっと広元が撮れたのだなあ、と胸に迫るものがありました。

チャーター列車をシチサンで撮って、列車に戻ろうとすると、地元の人たちが集まってきました。すかさず撮ったこのショット、客車を綺麗に整備すれば、まるでインドネシアのアンバラワのようなシーンですね。監獄時代はとてもこんなことはなかったのでしょう。これ見てたら、芭石と同じようになるのかなあ、とぼんやり想像したりもします。

芭石が半観光鉄道化され、興隆鎮やスイリンはチャーターでしか動かない現在、炭鉱の採掘再開が予定されるここ広元は、中国最後の現役ナローといえましょう。今回はチャーターのみの撮影でしたが、それでも、こうした生活っぽいカットもたくさん撮ることができました。相変わらず先行きは不透明でハードルは高いけれど、このわずか6kmのナローゲージは、開放されてなお摩訶不思議な、鉄を惹きつけてやまない魔力を漂わせているようです。

広元夕照

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幸運にも夕陽を浴びた場面つながりで、磐西馬下からGWの中国四川省(5/4)に舞台を戻したいと思います。広元監獄鉄道の復路の正向き運転、下り勾配でさすがに煙には恵まれませんでしたが、渓谷を見下ろす沿線随一の俯瞰ポイントで、幸運にも夕陽が当たりました。

これ1枚だけ見ると、この専用線がつい少し前まで、未開放の監獄鉄道だったとは、とても想像できない雰囲気です。すぐに明日から、芭石と同様の観光鉄道として走りそうな感じもしますし、事実、そういう計画もあることはあるらしいのですが、そこがよくわからないのが、相変わらず、ザ・中国なのですね。

麓の庫には、パンタを外した電機がすでに2両、待機していましたが、ご覧のとおり、沿線にポールが建植されてるなんてことは一切なく、この専用線が今後どうなるのか、まったく想像もつかないところがまた、ザ・中国でもあります。とりあえず今回のところは、夕陽の順光カットが撮れたことを素直に喜びたいと思います。

ギラリ絶好調

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実はこのGW明けの季節が最高潮の馬下ギラリ、また行ってきました。いやあ、最高潮を通り越して、絶好調だなあ(笑)18時過ぎの田圃に集まった鉄の数も、先週がGWの半分なら、今日はさらにその3分の2ってところでしょうか。この場の雰囲気全体が、何だか肩の力が抜けて、いい感じでシゴナナの通過を待っています。

先週、今週と会津から追っかけることなく、午後に新潟に入り、シゴナナはこれ一発狙いという新たなパターンで出撃しています。いつのまにか絶滅危惧種となった485系を何本か撮ってから、軽い山越えで五泉から馬下に至ります。ギラリが舞い降りてきそうな日は、その途中でみる光がしみじみと美しくて、泣きそうになる、これがまた、いいんだなあ。。。

田植えが始まり、名だたる風の通り道だけあって、さざ波が立ってしまうと、もはや1週間前のような水鏡は望めません。最高潮とか、絶好調とか喜んでいるうちに、季節はすぐに梅雨に向かうのでしょうね。もう一度、復習しましょう(笑)ギラリはGWの最後から明けの週末、それも水鏡は田植えが始まるまでのわずかなタイミング。少なくとも私自身は、来年のGW前、自分のブログを見返すことにいたしましょう。

監視塔

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折り返しの終点駅と、対岸の追っかけ道路の間には、吊り橋があって、恐る恐る渡って、入換と停車を撮りに行きました。駅の入り口には、客車とまるで色を合わせたかのような監視塔が聳え立っています。

そう、この監視塔を写真で見たのも、最初はネット上のモノクロ写真だったでしょうか。さすが監獄鉄道、日陰のジメジメしたような場所なんだなあ、と思ったのを記憶しています。このアングルが最もハードルが高いのだろうなあ、と思った7年前が嘘のように、ズーミングを変えながら撮影している今日の自分、どこかで信じられない気分です。

入換が終わって、正向き牽引で出発するPC+カブースを、構内の端で待ち構えました。未開放時代なら、監獄の囚人たちがたくさん乗っていたのでしょう。日陰の暗さは今日も同じですが、誰も乗っていない列車のせいか、監獄鉄道のおどろおどろした感じはありません。後は返しの6kmで、日が差すことを期待しましょう。

逆向俯瞰

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ちょっとすれ違いが困難な道幅ではありますが、渓谷と線路を見下ろしながら並走する道路から、手軽に俯瞰撮影が可能な場所が、全線6kmのうちで3か所ほど、ありました。逆向き牽引が上り勾配なのは、往々にしてよくある話で((笑)、できるだけサイドが効く場所を選んで、きっちり煙を吐いてやってくる、ヤマ行きの列車を待ち構えました。

ああ、ここで菜の花がたくさん咲いている写真を見たことがあるなあ。ああ、この大カーブ、栄山小火車を代表するアングルとして、「レイル」に大きな写真が出ていたなあ。そんなことをぼんやり考えながら、そうか、やっと広元にやってきたのだなあ、と感慨にふける間もなく、汽笛が谷あいに響き、短いナロートレインがやってきます。

そういえば、あまり煙を吐いた写真は見たことがないなあ。そう考えれば、これ、十分過ぎる成果といって差し支えないのでしょう。そして、黄色という、ほかのナローでは見られない客車の色が、これぞ広元、というのを一言で代弁しています。途中で例の刑務所を過ぎ、終点で折り返せば、列車は正向き牽引に戻ります。ときどき、薄日が差してきました。広元黄客蒸気火車、いよいよ撮影はハイライトに入っていきます。

やっと、煙が上がった

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中国鉄の皆さま、お待たせしました。GW後半の四川省、広元に時計の針を戻しましょう。滞在2日目、もう明日は成都から成田へ帰る日の15時過ぎになって、やっとカマが煙を上げて、動き出しました。おお、これでやっと、少しは写真を撮って、日本に帰れる……三度目の正直の成就がやっと確実になって、ほんの少し、ホッとしました。

ヤードに留置された客車1B+カブース(車掌車)2Bに、クラから出てきたC2が連結されました。ほんとうは、後ろに貨車を何両か繋いでほしかったところですが、とにかく動くこと自体が最優先で、贅沢は言えません。構内入換の後に、C2はカブース+PCの後ろに逆向きで連結、ヤマへ向かって走るミキストトレインの出来上がり、となりました。

しかし、こうしたシーンをゆっくり、ピントや露出を確認しながら撮れるなんて、数枚撮ったら撤収を余儀なくされた7年前と比べれば、まさに中国ナロー天国ですね。薄曇りの空が少し残念ですが、この季節の四川は終日雨に見舞われても仕方ないところ、ま、いいでしょう、いいでしょう。

どうやら炭鉱の操業再開には、もう少しの時間がかかりそうで、現場判断のこうしたチャーター列車が実現しただけで、相当ラッキーなことだと思います。幸い、並行する道路の整備もかなり進んだようです。まずはテンダファーストのローカルトレインを道路からの俯瞰中心で追いかけることにしました。

おにやんま~最終朝練

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そして翌朝(5/12)、いつもの時間に起床してシャツに袖を通していた時でした。スマホがブルッと震え、多摩川線沿線の会社へ通勤する友人からのメールには、「ただいま雪谷、7910F、10運行で出庫しました!」!!……昼間の長津田~恩田回送を控えて、まさかの朝運用、最終営業走行です。

ちょうど1年前の8090系の時もこれがあったので、もしや?とは思っていましたが、前夜に回送表示を出した状態を見て、すっかりその可能性を捨てていました。まだまだ甘いなあ、自分(笑)10運行はこれから五反田を往復するだけか、よし、タクシーで行けば何とか間に合うし、撮って出社も可能……こんな忙しい朝は久しぶりでした(爆)

日の長い5月のGW明けでも、城南の住宅街を縫って走る池上線の朝8時過ぎは、まだ線路面に日が当たっていないところも多く、旗の台の先でやっと桜田ポイントを確保しました。が、通勤ラッシュ絶好調の時間帯、カブリの確率はかなり高く、クラシック最後の顔がキラキラと見えたと思えば、背後から1000系が……! 何とか回避のこのタイミング、折りしも雲は切れ、順光カットの一丁あがりです。これは、忘れられないシーンになるなあ。。。

この後、五反田で折り返して、雪谷へ入庫するクラシックの最終営業列車を後追いで見送ったとき、ああそうだ、夕方にクラシックを撮影後、線路端の飲み屋に入る機会はもうないのだなあ、と寂しい気持がこみ上げてきました。出社には若干の時間の余裕がありました。五反田ですぐに地下鉄に乗り換えずに、ガード下の立ち食いうどんの名店「おにやんま」へ。居酒屋の焼酎の代わりに、鳥ちくわ天うどんを啜りながら、およそ2年に渡った7910Fとの日々を思い返していました。さらば、クラシック。昭和の名ステンレスよ。

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最後の夜~雪が谷大塚

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中国鉄の皆さま、広元報告、もう少々お待ちください。昨夜と今朝の撮って出し、割り込ませてください。残念ながら最後の週末(5/10~11)に運用のなかった東急7700系クラシック・7910Fが、今日(5/12)の昼間、住み慣れた雪が谷大塚をあとに、長津田へ回送されました。

年が明けてから運用が減ったなあ、と思っていたところへ、GW明けには池多摩線に1500系配置のニュースでした。4月に入ったら毎日のように運用に入っていたので、5月には7700系が順番に落ちて行く、という噂も何だか信じられないうちに、7908Fが長津田へ回送され、次はクラシック?と噂も現実味を帯びてきました。

しかし、この昭和のステンレスカーには、楽しませていただきました。西島三重子が歌った東急支線の青春を後から辿るように、遠出のない休日、はたまた仕事帰りの平日の夜に、のんびり写真を撮って、沿線の喫茶店でひと休みしたり、夕暮れになると居酒屋に吸い込まれたりするの、楽しかったなあ。

昨夜7時過ぎ、大阪から帰ってきたその足で、雪が谷に様子を見に行きました。翌日の回送が噂される中、パン上げ、「回送 99」の表示で、室内灯が点いています。ああ、もう明日の準備が済んでいるのだなあ。翌月曜日は、朝から夕方まで会議で、仕事はとても抜けられません。走りを撮ってさよならできないのは残念だけど、最後の夜、こんなワンシーンでお別れもありだなあ、とモニタを確認すると、足早にその場を離れました。

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ギラリ最高潮

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GW後半の四川省広元の報告は後ほどじっくりさせていただくとして、昨日(5/10)の18時過ぎ、ギラリ最高潮の磐西・馬下にワープしたいと思います。そう、GW前半は陰影を帯びた斜光線だったのが、GWの最後の頃から、文字通りの黄金色となるのです。ついつい、それを忘れていて、来てみて初めて、そうだよ、そうだったよなあ、となるのですが(笑)

東急7910Fクラシックは、もしかしたら、もう定期運用に入らないのでしょうか。朝9時過ぎの段階で、雪が谷大塚で寝ているとの情報に、それなら晴れ予報の磐西へギラリを撮りに行こう、お、485系国鉄色もくびき野運用に入っている! 急いでレンタカーを予約して、当日決定、新潟突撃となりました。

いつのまにか、田植えの季節が近づき、田圃には水が張られています。水鏡とギラリが一致するのは、実はこのGW明けのb季節しかないのです。よく覚えておいて、来年ちゃんと思い出せよな、自分(爆)この日も、何度も薄い雲が夕陽にかかったりして、いつもなから、気が気ではありませんでした。

踏切が鳴り始め、駅構内を通過する煙が見えたそのとき、雲が切れ、夕陽の光が強くなりました。そのあと、ファインダー越しに後追いで見た風景は、やはり、この世のものとは思えない輝きに満ち満ちていました。いやあ、無理やり来てよかったなあ。これがあるから、やめられないのですね。

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7年越しの小火車

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GW後半は、中国四川省へ行ってきました(5/2~5)。ターゲットは7年前、そして昨年と再度空振りに終わっている、広元郊外の栄山小火車。はたして、三度目の正直なるか。名だたる中国鉄の皆さんが現地入りしながらも撮影できず涙をのんだ、件の監獄鉄道です。

数年前から、監獄の移転ですわ開放かと思われたところで、四川大震災から炭鉱事故、採掘停止と続いて運行出来ない期間が頻発、とにかくハードル高い状態が続いています。そんな中、4月中旬から運行再開の一報、Kプロにお声がけいただいた緊急ツアーに参加を決断しました。

何せ、7年前はこの写真のほか、ほんの数枚撮ったところで撤収を余儀なくされました。今回はもうそういうことはないにしてもいつまた運行が止まるかどうかわからない。リスク高いけど、それを受け入れて泰然自若で楽しむのも、中国鉄の醍醐味、と納得しての出撃ですが、そうはいっても、やっぱり動いてくれよな(爆)

5/2の朝、羽田を発って、たしか7年前には飛んでいなかった北京からのCA直行便で、広元に16時に到着しました。そこで、ガイドの鄧さんから知らされたのは、メーデー休暇による5/3までの運行停止……おいおい、やっぱりハードル高いなあ。滞在は2日、すでに、5/4の運行再開に賭けるしかない状況になってしまっていたのでした。

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神社の桜~遠野盆地

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GW前半の東北桜鉄に戻りましょう。「あけぼの」撮影後、羽後本荘から高速で2時間少しで花巻に到達、めざすは「SL銀河」の本運転が始まった、釜石線での桜鉄です。さすがに運転初年度、磐西のように桜鉄有名撮影地が、ネットで検索しまくってもなかなか出てこなくて、やっと晴山、綾織あたりの様子を見ながらかなあ、とおぼろげに推測しての現地入りでした。

桜はまず、駅を探せ。その鉄則通り、晴山駅は桜の駅となっていましたが、すでにはらはらと大量の花びらが舞い落ちる状態、何とかワンカットをこなしたものの、峠を越えた遠野盆地に、見頃の期待をかけました。桜アングル選定の時間を考えると、宮守の先で1回やってからの遠野入りは危険です。早めに盆地に下りて行って、綾織までのどこかでアングルを探さなければ。。。

岩手二日町の手前で、ああ、そろそろ、デコイチと馬の並走を撮った、例の神社だなあと思ったところで、その神社に枝振りも優雅な桜が咲いているのが目に入りました。森と桜と小さな祠。模型のレイアウトに、ちょこんと置いておきたいような、ニッポンのローカルシーンの点景です。やがてファインダーを白煙とともにシゴハチが横切っていきます。いやあ、釜石線、いいなあ。初めて花咲く季節に訪れた線路際に、桜を探してふわふわと。東北の遅い春に、爽やかな薫風が吹いていました。

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ラストコンサート~名古屋

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GWの東北桜鉄をお休みして、昨日(5/6)のGW最終日の名古屋にちょっとおつきあいください。無期限休養を発表した山本潤子さんのラストコンサートに行ってきました。ほんとうは1か月前の新宿で行けばよかったのですが、つい見逃してしまい、senrobataさんや友人たちの感動のレポートを拝聴してやむにやまれず、「あけぼの」や東急7910Fより優先しての名古屋行きとなりました。ま、コンサートの前にご覧のとおり、ゼロロクの赤ホキを、プチ鉄したのですが(笑)

ただ、ツアーのラストがこの日の名古屋だった、という感じで、淡々とライブが進行しました。PPMのナンバーからCCRの「雨を見たかい」、そして大塚博堂の「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」が続くあたり、そうだよなあ、学年にひとりか二人、歌とギターの上手な女の子がいたのが、あの時代だよなあ、などと高校時代の学園祭で聴いた「翼をください」を思い出していました。

「素直になりたい」から「デスティニー」も、これが最後のコンサート?という感じの終わり方でした。いわば、ふだん着、ヘッドマークなし(笑)ところが、アンコールの最初に客席に「ありがとう潤子さん」の横断幕が登場するに至って、おいおい、ここでも「ありがとう」かよ、鉄と同じだな、なんてノーテンキなことを思っていると始まったのが「卒業写真」、あとは涙、涙の大合唱となりました。

思うように声が出なくなって、休養を発表したところで、夫・俊彦さんの訃報。45年のラストにしては残酷なストーリーを淡々と受け入れられているのでしょうか。ご本人も、MCでおっしゃってました。またいつか、声が出るようになれば、皆さんとお会いしましょうと。

「赤い鳥」以来、我々の積み重ねた日々のどこかに、いつも潤子さんのあの素晴らしい歌声があったように思います。いつかきっと、この日聞けなかった「竹田の子守唄」や「回転木馬」、「水色のワゴン」を聞かせていただくのを楽しみに、今日はもう一度、静かに拍手を送りたいと思います。

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海と空の境目

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樋渡陸橋の後、3月に定期「あけぼの」最終を見送った前山手前の踏切に何とか間に合って、そこで続行の583系まで撮って終了、夕方に都内で所用があったため、秋田空港から羽田に戻りました。これだけ撮れたのだから上出来だよなあと、帰宅してネットで検索していると、お~ここは知らなかったなあ、という抜群のポイントが残っていました。

ちょうど国道がバイパスに入る区間、旧道に入らなければわからないポイントでした。どうやら、海をバックに、小砂川~上浜よりもずっと素直に撮れそうだ。GW後半に鉄ツアーの予定がすでに入ってることを考えると、チャンスは少ない……晴れ予報に後押しされて、祝日(4/29)の朝に狙いを定め、前夜に急遽再出撃を決断しました。

前夜のNH庄内便で酒田に入った翌朝、例のポイントはほぼ晴天となりましたが、ゲリラ雲の出るタイミングは神のみぞ知る。それに加えて、海と空の境目が、春霞の下、どうもはっきりしていません。列車に当たる光はほぼベストな角度ですが、はたして、少しは海のラインが見えてくれるのでしょうか。。。

結果、ご覧のとおりです。晴れましたが、海の水平線は見えませんでした。実は更なるリベンジに、明日(5/6)の再出撃を計画しましたが、曇り予報であえなく断念、あとは夏の運転があれば、の話ですが、最後かもしれない、次の季節に大きな課題が残りました。

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今年も桜が~鹿渡

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そして、これまた「日本海」と同じパターンで、追っかけの車列は高速インターから近いというメリットから、鹿渡の陸橋を目指します。そうそう、あそこは桜が咲いていたよなあ。秋田を過ぎてもどこもかしこも桜花爛漫、ここで1枚撮るしかない、と鉄集中覚悟で、秋田道を琴丘森岳インターで一旦下りることにしました。

で、予想通りの桜です。ここは、学校のグランドか何かでしょうか。桜鉄に欠かせない場所ベスト3、桜を探すなら駅、学校、神社です(笑)あとは川の堤防ですが、これは往々にして線路から離れていて、クルマの車内で「あ~、こんなに離れていたら、メリットないなあ」と、いつもの会話になります(爆)

ずっと、桜は毎年咲くものだと思っていましたが、最近は伐採されたり、病気になってしまったりで、同じポイントの桜鉄が毎年出来るとは限らなくなってしまいました。今年も桜が咲きました、そのあたりまえのことが、全部が全部、続くとは限らないのですね。そして、この場所の桜は、「日本海」に続いて「あけぼの」と、臨時になってしまったブルトレを続けて見送ることになるのでしょうか。

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あけぼの、春の海

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翌朝(4/27)、あつみ温泉の手前から、臨時「あけぼの」9021レの追走がスタートしました。しかし、ブルトレの定期運転が春に終わって、すぐに迎えたGW、これは朝早い時間に撮れるポイントが増えたとばかり、羽越本線の海沿いに繰り出すところは、「日本海」のときとまったく変わりませんね。そして、次は夏休みのお盆前後?、さらにその次はあるかどうか……う~ん、ちょっと複雑です。

羽越路も、沿線の桜はどこもほぼ満開でした。桜と絡めて撮れれば嬉しいところですが、この日も朝からの晴天、まずは海バックのカットをいただいてからにいたしましょう。そして向かった小砂川の先の有名ポイントは、これまた「日本海」の時と同じように、早朝からの鉄てんこ盛りになっており、その手前の第2ポイントで、何とかアングルを確保しました。

春の海、ひねもすのたり、のたりかな、というのとはずいぶん違う緊張感の漂う中で、赤い81を先頭に、海と同じ色の客車が姿を見せました。これ1枚撮れただけでも十分ですが、一度、ここでシゴナナ、撮ってみたいなあ。朝7時半過ぎ、イベント列車にはありえない時間、まず無理だとはわかっていても、ついつい妄想が広がるのでした。

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名残りの桜色~津川

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晴天に恵まれた一日の締めは、お約束の馬下のサイド黄金色ギラリといきたいところですが、季節がごくわずかに早かったのか、やや弱い光となってしまいました。でも、考えてみればそうだよなあ、ピークはGW後半か、明けの最初の週末。終わってみてから毎年、それを思い出すのですから、進歩がないですね(笑)

それよりも、この日はファインダーいっぱいに夕陽の色を帯びた津川進入が、心に残る1枚となりました。前の週に満開という話でしたから、葉桜を想像していたら、ご覧の通り、まだけっこう花が残っていました。そうはいっても、盛りを過ぎた名残りの桜です。ピンクの白味が消えて、赤みがやや濃くなったところで、この夕方の光線です。思わぬもののあはれの美しさに、はっと息をのみました。

そして、この日は新潟でクルマを返さずに、一昨年の「日本海」狙いと同じように、日本海側を北上しました。翌朝のターゲットは臨時「あけぼの」、初めて泊まる街、村上の居酒屋で合流した友人と、刺身をつつきながら、明日の好天を祈っていたのでした。

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