弁天町メモリーズ

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終着上野間近の朝の「あけぼの」にも、だいぶ日が当たるようになったようです。まだ1月末だというのに、2014春・カウントダウン鉄はすでに全開、PEAやおけいはんにうつつを抜かしているうちに、関西ガキ鉄の記憶に残る、凄い大物にもカウントダウンが始まっています。

環状線を弁天町で降りて、交通科学博物館、いや、僕らのガキの頃の憧れ、交通科学館へ向かう道。年明けに、大阪市内に所用があったついでに、取り急ぎ一度、覗いてきましたが、とても1回では足りません。万世橋のカウントダウンの時には何とも思わなかったのに、ここは、やはり違います。ここへ来ると、ガキの頃の空気が、どこからともなく、がふわ~っと甦ってくるんですね。

すでに「あと〇日」の表示が掲げられて、家族連れで賑わう館内。鎮座する0系の傍らに、ちゃんと「パタパタ」がありました。こういうの、一緒に梅小路に持って行ってほしいなあ。梅小路では昨日、竹田からの市電の搬入も始まったようです。故郷京都に一大レイルウェイ・ミュージアム、それ自体はうれしいのですが、残された日々、弁天町とガキ鉄の記憶も、思いきり愛しみたいと思います。

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大井川点描

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今日は新幹線から乗り継いだお気楽電車鉄ですが、昼飯にビールたしなむ趣味もなく、沿線にコンビニも少なそうなので、金谷駅で「復刻大井川ふるさと弁当」を仕入れて行きました。ところが、ところが、これがなかなか旨かった。下りのおけいはんを仕留めて、関西のガキ鉄に馴染み深い近鉄特急の車内で食べるから、なおさら美味い。いや、まいったなあ。大鐡フードに脱帽です。

それにしても、富士をめぐる社線は富士急然り、岳南然り、ここ大井川も開けたところが少ないですね。そして、返しはあのあたりしかありません、と前日教えていただいた抜里のカーブも、残念ながらまだサイドに日が回っていませんでした。撮り鉄現場に復帰されたTさんと話しながら目当ての列車を待つのは何年ぶりでしょうか、それだけでも、来てよかったなあ、としみじみしているうちに、我々二人だったカブリツキは、いつしか鉄てんこ盛りになりました。

正面は、行きの崎平と同じような角度になってしまったので、意外と雰囲気がよかった後追いのカットをご紹介しておきましょう。中書島ひらパー森小路とブッ飛ばしたのも今は昔、ローカルトレインの舞台からも去っていく、2連の鳩マークにふさわしい、冬の逆光ではありませんか。京阪から貸し出された副標、この日(1/26)は、往路がミシガン、復路がクリスマストレインでした。こうなったら、最終回送まで、見届けてみたいなあ。ラストランはPEAと重なる、悩ましい日程になっていますが、さて。。。

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越すに越されぬ大井川

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我がアマノジャク鉄、続けます。昔からずっと、なぜか大井川には縁がない。向いてないと本人、思い込んでます。何と、ナイトトレインのバルブ大会にフィルム時代に一度行ったことがあるだけで、昼間の沿線を見たこともなければ、ましてや、走行写真を撮ったこともない。

このハードル越えるの、けっこうキツイっす。まさに、越すに越されぬ大井川。それが、今日(1/26)、いきなり行ってきました。おけいはん3000系さよなら運転、これなら仕方ありませんね。先週も心密かにさんざん迷いましたが、えいままよ、行ってしまいましょう。ただ、「大井川 撮影地」で検索さんざんかけて、思い描くようなポイントにたどり着かなくて、何度もメゲそうになちましたが(笑)

そうか、午前の下り列車が順光になるのはここ、崎平だけなのか。結果、山あいのひ弱な太陽は翳ってしまいましたが、これぐらいの光線で撮れれば、十分ですね。このあと続行でSL急行が来るようですが、それを待っていたら、返しの京阪のポイントに移動できません。ここはあくまでもアマノジャクに、SL捨てて、抜里への移動を決断しました。

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PEA病膏肓

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また、行ってしまいました。まさに、病膏肓に入る。PEAに残された週末はあと三度となり、今日(1/25)は雲が多そうな晴れ予報でしたが、ならば、曇りアングルを開発しようと、草木もなびく未明の中央道を、3週連続の出撃となりました。

しかし、今年の春のカウントダウン鉄が、こういうところで、こういう電車をターゲットに始まるとは、夢にも思いませんでした。ギリギリになるとまたストーリー仕立てるかもしれませんが、例によってのアマノジャク、「あけぼの」興味ない、シゴハチ試運転、興味ない。で、PEAに3週連続かよ、自分(笑)

三つ峠~寿のお立ち台は、すでに晴れカットを撮らせていただいたので、今週は下吉田の富士山バックに挑戦しました。インカーブの標準~広角アングルはさすがに曇ると冴えません。そこで、ふと気がついた、逆光側からのアウトカーブ。ポール、ケーブル、さらにイギリスのフットパスみたいな境界柵と、かわすものばかりのアングルですが、3両編成のPEAが、何とか霊峰富士の懐にピタリと収まってくれました。

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木製ポール讃

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アイボリーの京王カラーを撮ったところで終了、のはずでしたが、帰り道に、唯一、線路の向きの変わる田野倉~禾生の区間を見て行こうと、快晴の天気のなせる業で、未練の残ること、残ること(笑)そうこうしているうちに、PEA色のフジサン特急が再び、やってくる時間となりました。

禾生と書いて、カセイと読むのか、、、難読駅のリストで見た記憶があるような、ないような。前日にネット検索で確認した、わずかな撮影ポイントには、何と、木製ポールが数本、残っていました。現地に来てから、思い出します。そういえば、皆さんのブログでも見たことがあるなあ。木製ポールか、ウン、これで行きましょう。

1987年春、国鉄最末期に登場したパノラマエクスプレスアルプスと木製ポールの組み合わせは、たとえば富士山麓の逆側、静鉄管内の東海道線でギリギリ見られたかどうかでしょうか。すでに時計の針は16時に迫り、翳り行く山影を心配しつつのワンショットになりましたが、2014年に生き続ける木製ポールが、昭和のパノラミック電車への、はなむけのアクセントになってくれました。

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京王カラーの行くところ

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この日(1/19)、PEAと並んで人気の、もうひとつの富士急のネタ電車、1000系京王カラーは午後になってから出動する、1往復のみの運用に入っていました。富士山バックは先週、もう一応押さえているので、今回は何とか順光で撮りたいと思い、二つのポイントの中間の、もと踏切があった付近に移動しました。

鉄道側の配慮で、週末の京王カラーの運用がサイト上で発表されているのですが、富士急シロートの哀しさ、併結の場合の前後が読めません。おそらく、すべての運用の流れ方を把握していれば推測もたやすいのでしょうが、何せ先週初めてこの地に出動した当方には、ハードルが高すぎます(笑)

現地で会った友人ともども、ええい、ままよと順光側にカメラを構えました。先週はこれで失敗、京王カラーが後ろだったんですが、今週は逆にあのアイボリーを先頭に、4両編成がやって来てくれました。いやあ、これで帰れるなあ。学大の赤ひげこと、三つ峠出身・K先生に伺った葭之池温泉のうどんも堪能したことだし。。。

吉祥寺に住んでいた学生時代、調布や下高井戸でバイトをしていた時期があって、バスで行くこともあれば、明大前乗換えで帰ることもありました。そうか、ケイオー帝都というのか、何だか古めかしいなあと思いながら、阪急や近鉄のシックなカラーを見慣れた目には、低窓パノラマミックウィンドーに映えるアイボリーカラーが、凄く新鮮に映ったのを覚えています。PEAと違って、今少しの時間的余裕はありそうです。遠く山陰は一畑の京王カラーと合わせて、ちょっと付き合ってみたい電車が、また増えてしまいました。

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山スカの行くところ

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夜半の中央道に、降雪によるチェーン規制がかかりました。ベランダにスタッドレスを保管して、冬の上信越へシュプール号を追っかけたのも今は昔、ノーマルタイヤのみのカーライフに安住する現在、富士山麓への出撃は新宿、八王子、大月と三度の乗り継ぎを余儀なくされました。

朝8時を過ぎないと、日が当たらない。先週、学習したとおり、7時50分に三つ峠で下車、うっすらと雪化粧した定番アングルを行くPEA色を押さえたら、今日は心秘かなメインターゲット、山スカ115系をきちんとシューティングしようと、インカーブの順光ポイントへ移動しました。

3両という短編成が残念ですが、社線への分割入線と思えば、単線片ポールと相まって、山スカにぴったりのシーンではないでしょうか。211系への置き換えを目前にして、中央線の風土に根ざした数々の傑作を目にする、最近の山スカですが、皆さんの熱い思いが、ほんの少し、わかったような気がします。

新宿育ち、中央線育ちというにはおこがましい自分ですが、オレンジの通勤電車のダイヤを縫って、複々線の高架線を悠然とやってくる山スカは、今もはっきりと記憶に残っています。そして、行きも帰りも、登山だかハイカーだかの歓声に包まれる、賑やかな車内。そう、これが中央線だよなあ、やっぱりいいなあ、と思うのです。

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尻手経由

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またまた首都圏だけが快晴の週末になりました。今日(1/18)から始まった大井川のおけいはん引退興行も気になるし、他にも心動く遠征ネタがあったのですが、曇りや雪予報にあえなく断念、修理上がりのカメラの試運転を兼ねて、城南から川崎の近場鉄と相成りました。

今週末も、ロクヨン原色1019号機が、首都圏でのいい運用に回っています。今日は白昼、隅田川から東タへ武蔵野線を大回りする72レに登板していると聞き、尻手経由の駅撮り名所、川崎新町へ久しぶりに出動しました。鉄6名、ま、これぐらいだとのんびりしたものです。

この先端では、正午前後に続行でやってくる2090レと2092レをよく待ち構えたものです。光線は順光なのですが、必ず架線の影がくっきりと出るのが悩みでした。で、14時前の秩父ホキ、5764レの通過時は、すでに太陽はサイドに回り、ガングロになってしまいます。今日の72レ、通過は13時半少し前か、冬の光線はどうだったかなあ。。。

結果、オーライでした。前面が少し翳り始めていますが、これぐらいなら十分、許容範囲でしょう。修理の甲斐あって、ピントもちゃんと来ているようです。おっと、尻手へ帰る南部支線の電車がすぐに折り返してくるようです。都内城南に戻って、池上線あたりでカメラの試運転を続けることにいたしましょう。

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ゴーナナロクヨン

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もう少し快晴の空の下、日本一の富士の山を眺めていたいところですが、中央道の渋滞が怖く、早めに帰宅の途につきました。そのくせ、翌日の三連休最終日(1/13)も晴れそうとなると、う~ん、もう一度行ってしまおうかなどと考えるのですから、鉄はいつまで経っても、迷い道くねくねの繰り返しですね~~

翌朝。結局、富士急をあきらめて、近場鉄を選択、ロクヨン原色が回ってきそうな5764レを、尻手で捕獲を図りました。その昔、高崎65牽引で午後の到着だった通称「秩父ホキ」が、愛知64で朝の到着になってからは初めての撮影ですが、昨春の改正以降は新鶴見での停車時間が増え、8時過ぎという光線抜群の時間に尻手短絡線を通過しています。

休日、特に三連休の運用変更が読めないのが、貨物撮影の悩みであることは変わりませんが、今回はギャンブルが成功、線路面にかかるビル影もほぼ消えたところで、原色1019号機がゆっくりと短絡線から尻手の構内待避線に入ってきました。しかしこのゴーナナロクヨン、時刻は変われど、かくも長い間、列車番号も編成も変わらずに、貨物屋さんの注目を浴び続けていますね。そして、たまにこうして貨物撮影に行くと、懐かしいお顔に必ずお目にかかって、何だかほっとした気分になります。

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PEAの記憶

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鉄数十人が群がる富士山バックの超メジャーポイントで、PEA色から始まって、京王5000系リバイバルカラーや、JRから入ってくるスカ色115系や国鉄色189系のホリデー快速まで撮って、お昼前でもうお腹いっぱいです。あとは「フジサン特急」で往復するPEA色を、三つ峠方のカーブでのんびり待ち構ることにします。

しかし、パノラマアルプス、こうして見るとカッコいいなあ。なぜ、昔、もっとちゃんと撮ってないのか。いつものことですが(爆)中央線に住んでたときも、わざわざ撮りに行ったことはないし、ついでに撮ったのが何枚もあるはずですが、いやはや、どこで撮ったのか、ほとんど思い出せません。

今さら後悔しても仕方のないことですが、国鉄末期からJR初期、ジョイフルトレインの主役は何といっても客車と、その先頭に立つスターロコたちで、電車のジョイトレにはほとんど手が回らなかったんですね。そうか、西局にはスターロコがいないから、電車になるのは仕方ないなあ、などと毒づいたのを、ぼんやりと思い出します。

今度の週末にでも、古いポジを探してみましょう。なんて書いてるうちに、たしか神保原で撮ったよなあとか、高円寺の駅撮りもあったよなあとか、少し思い出してきました。それと、我が街・学大の赤ひげ先生が三つ峠の出身で、この近くのいい温泉とうどん屋を、今夜、いつものカウンターで教えていただきました。今度の週末、天気が良かったら、そっちが先かな(笑)

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新春の花道

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三連休中日、急に思い立って、富士急に行ってきました。またまた関東だけが素晴らしい好天という週末の日本列島、年の初めは無理して空飛んで修行することもなく(笑)、久しぶりの自車鉄で中央道をひとっ走り。2月の引退が発表されている、復活・パノラマエクスプレスアルプス色を中心に、まさに新春にふさわしい富士山をバックに撮ってきました。

朝7時。三つ峠の現地に着いたときはまだ、富士山にだけ、薄く日が当たっていました。7時40分過ぎの京王リバイバルカラーはまだ電車は山影の中で、次のフジサン特急の1本目から、何とか日が当たりました。それにしても、この季節特有の、夜に雲がないときに起こる、放射冷却のたまものですね。凍える寒さと引き換えに、日本一の富士山が、一切の雲を引き連れることなく、見事な山容をあらわしています。

ジョイフルトレイン華やかなりし時代、南局の東サロ、北局のレインボーに比べると、西局のパノラマアルプスは、ああ、そういうのもあったなあ、という地味な存在だったような気がします。それが今、引退前の思わぬ塗色復活に集まる万雷の拍手! そう、こんなにまで、甲州や信州の山々に似合うジョイトレはなかったのですね。それをみんなが、あたり前のように思い出した。いい話ではありませんか、2014年、文字通り、新春の花道ですね。



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レトロ小道具考

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機回しが終わって、地福駅の構内に戻ったシゴロクへの給水作業が始まりました。この日(1/3)のダイヤでは、上り回送の発車まで2時間以上の時間があり、しばらく経つと幸いにして人なしのカットも可能になってきました。とくに、DD側は素晴らしき桜田順光、これを狙わないテはありません。

やまぐち号の停車駅に設置されたレトロな駅名標を入れ込んで、人が途切れたのを狙ってシャッターを押す、久しぶりの「今だ!」コール、さすがにちょっと勘が鈍ってきました(笑)今風のホームの小道具は言い出したらキリがありませんが、それにしても、いい雰囲気です。蒸機至上の皆さんには申し訳ありませんが、これ1枚撮りに来たといってもいいぐらいの充実感です。

そこで、ふと思ったのですが、くふぢ、と昭和初期あたりのレトロな駅名板もいいのですが、このあたりでひとつ、43・10ぐらいの時代の国鉄駅を再現するというのはいかがでしょうか。蒸機にも、そして影武者のDLにもよく似合うと思うのです。昭和40年代の鉄道情景を再現する、新機軸のレトロ。ウケると思うのですが、いかがでしょうか。JR東様にお願いして、釜石線でやっていただくには、もうちょっと提案時期が遅い気がしますが、日本のどこかの蒸機動態保存路線で、ぜひぜひお願いしたいと思う今日この頃です。

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山里の入換

山里の入換
正月3日は、京都から新幹線で一路、山口へ向かいました。朝7時過ぎの乗車段階で、ン? 東京~品川間で沿線火災? 気になりましたが、まだ下り山陽区間には影響なく、新山口に定時到着、レンタカーで宮野中村踏切、長門峡と晴天の空の下、「SL津和野稲成初詣号」の撮影を楽しみました。

例によって地福までの運転です。長門峡の後は停車もないので、皆さん撮影後はのんびりムードが漂いますが、心密かに狙う今日の本命カットのために、いつもの追っかけとほぼ同様の動きでクルマを走らせます。ターゲットは、雪に見舞われたクリスマスに見る鉄しかできなかった、地福の先の不通区間にほんの少し出ていく、C56+DDの機回し風景です。

やがて乗客の皆さんの記念撮影も一段落して、短い汽笛がふたつ山里に響くと、シゴロクの白煙が棚引き、入換が始まりました。いつものやまぐち号とほぼ同時刻ですから、サイドにはしっかり」日が当たっていて、のんびりしたお正月の、何ともいい雰囲気です。この地方特有の赤い屋根の家と、線路脇の垣根もいい小道具になって、狙い通りのワンカットに、正月早々、思わず小さな奇声を上げてしまったのでした。



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加島クロス

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明けて正月2日。品川発6時、朝イチののぞみで恒例の帰省を兼ねて西へ向かいました。晴れ渡った正月の大阪の青空の下、ひくまさんと2年ぶりの正月撮り初めです。今年のターゲットは、福知山線の国鉄色381系電車特急、新大阪駅でピックアップしていただき、まずは関西きってのオーバークロスポイント、通称・加島クロスへ向かいました。

どうでもいいことですが、〇〇クロスというのは、なぜか関西の鉄用語のような気がします。東西線加島駅にほど近い、ここ加島クロスや、山崎の朝の下りポイントとして有名な名神クロス。首都圏のほうは、なぜか小倉クロスとか、白岡クロスとはいいませんね。なぜでしょう、どうでもいい話ですが(笑)

閑話休題。大阪へ向かう上り列車が朝の時間帯、順光になるこのポイントを選んでいただき、早速、感謝感謝でテンションが上がります。関西の皆さんなら先刻ご承知でしょうが、あらためて運用の現況をひくまさんに伺うと、183系の撤退後、逆に381系の運用が増え、それが全部、くろしお色から塗り直した国鉄特急色!

思わぬところに、奇跡の国鉄特急色街道が出現していたのです。いやはや、これは新たなターゲットができてしまいました。この日、ひくまさんにご案内いただいて、早速、篠山口まで足を伸ばしたのですが、残念ながら昼前から雲の多い天気となりました。何せ新大阪から、そして伊丹空港からもほど近いところです。天気がいい日のリベンジを、早くも思い浮かべながら、家族の待つ京都の実家へ向かいました。



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12月の旅人よ

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芭石鉄路への12月の旅は、大晦日の前日で撮影日程を終了、あとは成都に戻って、元旦の前の東京に帰るだけとなりました。成都から2時間半のフライトで北京に到着、羽田へのNH便を待つ空港ラウンジで、自分の20代のある時期、いつもどこかで流れていた音楽をものしたアーティストの訃報を知りました。

社会人になってすぐの頃、最初は太田裕美のシングルで世に出た「さらばシベリア鉄道」。何せ、当時の私はまだ海外の鉄道をまったく見たことも乗ったこともなく、いつか長い長い時間、シベリア鉄道に乗る機会があれば、ずっとこの唄を口ずさむのかなあなんて思いながら、やがて出た「A LONG VACATION」のアルバムをカセットにダビングして、当時好きだった女の子に、酔っ払ったあげくに渡したりしていました。

今も、台湾や中国行っても、イギリスやドイツ行っても、海外の鉄道というだけで、「さらばシベリア鉄道」のメロディが口をついて出ることがあります。海外の列車は、何でもシベリア鉄道なのでしょうか(笑)そういえば、88年に来日したオリエント急行を追いかけて国内各地を撮り歩いたときも、同じメロディを口ずさんだような気がします。

年が明けて、大滝詠一さんの密葬が執り行われ、たしか松本隆さんだったでしょうか、君は本当に12月の旅人になってしまった、との素晴らしいフレーズのツイートがありました。長い旅の終わりが、年の終わりの12月というのは、何だかわけもなく、哀しすぎます。そして、自分の20代のあの珠玉の日々が、今ほんとうに過ぎ去ってしまったことを、年が明けて1月になっても、私はまだ信じられないでいます。

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芭溝老街

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終端の黄村井の炭鉱はすでに操業をやめていて、佐渡金山みたいな人形のいるテーマパークもどきが、いきなり駅を降りてすぐの場所に出現していました。10年前、炭鉱のトロッコ人車に驚愕したのも今は昔、芭溝の老街、古い街並みも遊歩道や案内板が整備され、観光客車でやってきた人々の格好の散策コースになっていました。

この日(12/30)の芭石鉄路は平日ダイヤによる運行で、休日運休の午後の1往復が、マッチ箱客車のみで組成されます。幸い、お昼過ぎから四川には珍しい晴れ間が広がり、黄村井へ向かう正向きの正調編成を、駅構内で桜田順光でいただくことができました。となると、すぐに山から下りてくるバック運転は、たまには、らしくない写真を撮ってみることにしましょうか。

今回のツアーの主催者、Kプロが前日から狙いを定めておられた毛沢東広場の大舞台へ、急ぎ足で向かいます。木々の間に列車が見え隠れするアングルですが、たまにはいいでしょう。どうやらこの芭溝の老街は最近は映画ロケに使われていて、その際のセットが残っている場合もあるようですが、いずれにせよ、こんなシチュエーション、めったに撮れるものではありません。

やがてヤマを発車する汽笛が聞こえ、C2とマッチ箱が薄い煙を伴なって、ファインダーをカタコトと横切っていきます。せめて煙突よ、木々の間を抜けてくれ。昼間には珍しく三脚を立ててファインダーを固定しました。確認したモニタの画像は、10年前、いやもっと前の時代と同じ何かを写し止めたような気がしました。

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広狭軌蒸機の並びを撮る

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芭石鉄路10年間の変貌のうち、最も驚愕の目を瞠ったのは、スイッチバックの駅、蜜蜂岩に設置された鉄道公園でした。話に聞いてはいましたが、本線のSYがほんとに幅の広いレールの上に鎮座しています。しかもここ本来のC2やDLと並んで。草むした貨物側線の跡だと思い出すのに、少々時間がかかりました。

上游の後ろのクレーン車も、わざわざこの山の中まで持ってきた静態保存車両です。案内板に北京の鉄道博物館のガイドが添えられていて、はたと思い当りました。そうか、北京や瀋陽、上海のほかに、中国には鉄道博物館がまだないのだな。これは、四川に初の鉄道博物館が、観光鉄道と絡めて出来たということなのでしょうか。

スイッチバックの機回し線が、保存車両のレールに接近しています。よし、こうなったら、ニッポンの撮り鉄の得意技、並びを撮ろうではありませんか。中国広しといえども、現役時代もなかなか果たせなかった広狭軌蒸機の並び。そういえば、広元でワンカットだけ、上游とC2の並びを撮ったことがありますが、こんなには接近してなかったし、1枚撮ってすぐ排除されたんだったなあ。。。

歩いて駅間ポイントを目指す他の皆さんと別れて、機回し時のカマをファインダーに入れるべく待機するのですが、わずかな時間に列車から降りてくる観光客とカブって、なかなか人の入らない写真が撮れません。いずこで撮っても、並びをゲットするには忍耐力しかありません(笑)2日目、三度目の挑戦にしてやっと、人なし、煙ありのカットがモニタで確認完了、何だか田端の5両の81の向こうを北斗星のカマが帰ってきたときみたいな気分を、四川の山あいで味わったのでした。

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霧のブローオフ

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一番列車を終点の1つ手前の芭溝で下車しました。ホテルに荷物を置いて、街の食堂で朝から麻婆豆腐の辛さを堪能したら、次に登ってくる観光列車を待ち構えるべく、焦倶の先のオメガカーブへ向かいます。途中、真っ暗なトンネルを2つ、歩いて通り抜けるなんて、もうここでしかできないかもしれません。

このオメガカーブ、朝は逆光かつ下り込みになるため、10年前はそれほど人気のポイントではありませんでした。それが今では、何と3段のお立ち台になる遊歩道が整備され、観光列車はここでいったん停車、乗客を降ろしてカーブの手前までバック、そしてブローオフ興行を果たしたのちに、再び乗客を乗せて山へ向かうのです。

わざとらしいといえば、わざとらしいことこの上ないのですが、こうしてブローオフで真新しい客車がけっこう隠れてしまえば、霧の中の力行シーン、なかなかではありませんか。もう少しで屋根のエアコンまで隠れたのですが、まあいいでしょう。何だか磐西で12系1両切り取って撮るのと同じ雰囲気ですね(笑)カマにはケバケバしい装飾なく、前面にマークが付いている以外は、昔と変わりません。次はどう撮るか。これは楽しみになってきました。

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蜜蜂岩、夜明け前

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昔ながらのマッチ箱に、観光客車が1両連結された一番列車は、バック運転で朝7時過ぎの蜜蜂岩に到着、ここでスイッチバックして正向き牽引でヤマへ登っていきます。ホームに降りて、機回しをスナップしようと思いましたが、夜明け前の超薄ら明かりでは、さすがに高感度でもカマが止まりません。

そういえば、連結したらすぐ発車なんだよなあ。バルブしようとして何度もダメだった、10年前の思い出が脳裏を横切ります。すぐにカマがホームに帰ってくると思いきや、あれ~、ポイントの向こうで停まっている! どうやら灰落としの作業が始まったようです。これは撮らねば、と急いでホームの外れへ駈け出しました。

1/10秒、手ブレ補正よし! 息を止めて連写します。カマのライトが点きっぱなしで、正面から撮ったらゴーストを起こすのでしょうが、この角度からだと、いい感じに行く手を照らし、シルエットを浮かび立たせてくれます。夢中で撮った初の超高感度撮影でしたが、このワンカットで、来た甲斐あったなあって感じです。どうやらこの観光鉄道、まだまだ、現役蒸機の息づかいがそこかしこに残っているようです。

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芭石鉄路はいま

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年末に、中国四川省へ行ってきました。久しぶりの四川料理、いやあ辛かったけど、旨かったなあ。まだ舌のどこかに、あの山椒の痺れが残っています。撮影のほうは、新たな目的地がいくつかあったのですが、天は我に味方せず。結果、観光鉄道への脱皮が進む芭石鉄路に、6年ぶりに行ってきました。

朝まだ暗いうちに、一番列車で山に向かう行動パターンは、10年前に初めて来たときと変わりませんが、躍進の駅には立派な駅舎、ホームには屋根や日本語を含む3か国語の駅名標まで出来て、聞きしに勝る変貌ぶりがうかがえます。ところが、三々五々、地元の人たちが集まってくると、ご覧のとおり、10年前と変わらない、生活列車の匂いが充満して、何が何だかわからなくなってきます。

昔と違うのは、写真の人物があまりブレていないこと。逆に、カマがブレている(笑)10年前はカメラは銀塩で三脚立ててバルブばかりしていましたから、人物はみんな人影にしか写りませんでした。それが今はこうして、手持ちで高感度撮影が、N社やC社のカメラにだいぶ遅れましたが、我がペンタックスでも出来るようになりました。

久しぶりの芭石への旅、真新しい観光客車見たりするとガッカリしますが、撮り方によっては、けっこう面白いことになりそうです。ばん物ややまぐちで鍛えたニッポンの動態保存撮り鉄の底力を見せてやろうではありませんか(笑)年明けは、しばらくこの旅のエントリーが続きます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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