架線下、到花蓮

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本来のダイヤでは、後続の莒光号は玉里で旧客団臨を抜くはずで、そこから再びタクシー筆談追っかけを企んでいました。ところが、玉里に停車しているのは、名物ヒルネのステンレスDCだけで、もうこのまま列車で抜いてしまうしかない、と車補券買ってそのまま乗車、すると次の三民で早速、旧客に群がる鉄な皆さんの姿が見えました。

次の瑞穂で莒光号を降りて、続行で来る旧客の進入を待ちました。幸運なことに、この駅の構内はまだポールが建っておらず、何だか旧客たたずむ駅の風景にも、ギリギリ間に合った感じでした。で、何とかもう一度、と続行のDC特急・自強号に乗る頃には、先ほどまでの雨が嘘のように、青空が広がってきました。

夕方ギラリとまではいきませんでしたが、花蓮の1つ手前の吉安で、青空バックに日の当たったカットが撮れて、まずは満足。花蓮に近づくにつれ、ポールどころかすっかり架線まで張られて、もう電化前夜の翌日(笑)といった感じでした。明日の朝は、玉里で昼寝していた、気になるステンレスDCをちょっと撮って、帰るつもりです。ホテルに早めに入って、成田からの疲れを癒すことにいたしましょう。

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電化前夜

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月美、関山、海端と小休止を繰り返す旧客団臨を、筆談タクシーでぶっつけロケハンしながら、無理やり追いかけます。新線に切り替えられる区間以外では、当然、真新しいポールが、いかにもつい最近立ったのだなあという感じで並んでいて、古いRJ誌の特集タイトル、「電化前夜」が思い浮かびます。

たしかドイツのゼロイチが表紙だったでしょうか。たぶん、呉線か鹿児島線あたりの電化前夜。その数年前の常磐線や東北線、あるいは総武線の佐倉あたりもそうですが、消えゆく煙と、電化工事と新線切替はいつもセットで、ポールの立たない旧線区間に鉄が群がることは、40年を経て2013年の台湾においても変わりませんね(笑)

しかし、電化前夜とは、小粋なタイトルですね。現役蒸機引退からローカル線廃止、はたまたダイヤ改正に至るまで、「~前夜」というフレーズはその後、一般的に使われるようになりました。おそらく気鋭の編集者、竹島編集長の手によるものだったのでしょう。京都のガキ鉄には、まぶしかったなあ。当時のRJ誌には、きらびやかでジャーナリスティックな、独特の雰囲気があったように思います。

閑話休題。鉄路便當で有名な池上に近づくと、ようやく雨が止んできました。ところが逆に単線の悲しさ、行き違いのたびにダイヤが乱れてきました。タクシードライバーにお礼を言って、とりあえず後続の呂光号に乗車、さて、どこで追い抜けますことやら。。。



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惜別、月美陸橋

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しかし、台湾の旧客、けっこう飛ばすんですね。海沿いを縫うように走る南廻線に入っても、その駿足はとどまるところを知らず、途中下車して有名な太麻里駅周辺のお立ち台で海バックの1カットを、という望みを果たすことはできませんでした。ま、この区間は旧客の定期運用がまだ残っているし、次回の課題にしておきましょう。

台東で途中下車、いよいよ優等列車と計程車を駆使しての追っかけ撮り鉄がスタート、まずは月美の先のオーバークロスを目指します。この陸橋、台東線の撮影ポイントとしてメジャーな場所らしく、20人近くの鉄が集結、何台も追っかけのクルマが路側帯に並ぶという、いずこも同じ風景が繰り広げられていました。

複線電化工事が進み、ポールの立ち並ぶ区間が日増しに多くなる台東線にあって、この月美の前後のように、まったくの新線に切り替わる予定の区間は、ポールも立つことなく、昔ながらの非電化な風景を今にとどめていました。しかしもう、新線切替は目前に迫っていて、この列車の運転から5日後(6/27)の、月美駅の廃止を含めた公告が台湾鉄路局のHPに発表されています。

さすが趣味団体の主催列車だけあって、ヘッドマークも蒸機イベント運転時のそれより、かなり小さく粋なサイズで、デザインや文字の大きさも、理解の範囲内におさまるものでした。小休止の続くこの区間、やっと筆談と身振り手振りで意思伝達が可能となったドライバーに、先を急ぐよう、腰を浮かして(笑)促しました。



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往花蓮、南廻専車

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で、早速ですが、土曜日(6/22)の朝を、台湾南西部の高雄で迎えました。これから台湾の南西から東へ、ぐるっと回って運転される、旧客イベント列車の回送が、始発駅の橋頭に向けて発車するところで、前夜のJL便で無理やりやってきて、眠い目をこすって、月台票(入場券)買って入ってきたというわけです。

かねてから行きたかった、最後の旧型客車の牙城・南廻線、それと今年末の複線電化を前に命旦夕に迫った非電化天国・台東線を走破するこの列車の情報は、鉄だけでなく台湾ならこの人、片倉佳史さんのFBで知りました。うん、どうしよう、アワードチケット、とれるわけないよな、ン?、残席1……え~い、行ってしまえ(笑)

嬉しいことに、先日の旧山線と違って、客車に合わせた塗装の青ガマの登場、それも回送はヘッドマークなし! 何やら小雨が降っていますが、のっけから幸先良いスタートで、テンションが上がります。ちょっと残念なことに、今回は南廻線での停車時間が少なく、追っかけは台東線に入ってからになりそうですが、高雄から乗車して、窓をほぼ全開にして味わう旧型客車の旅は、これ、いったい何年ぶりなのでしょうか。さながらスハ44系、ガキ鉄の頃に乗った北海道か九州の客車列車を、ごくさりげなく思い出させてくれるのでした。  

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花蓮再見

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花蓮には、20年前に非鉄な旅行で来たことがありました。鉄路便當のご飯の上に肉とゆで卵しかのっていなかったのはよく覚えていますが、台北から着いた花蓮の駅が今と同じ新駅だったかどうかも、駅前にナローの保存車両があったのかどうかも、よく覚えていません。いやはや、少年老い易く、学成り難し、ですなあ。。。

先日、久しぶりに神保町の書泉グランデの6階に行きましたが、けむりプロの基隆炭鉱の写真集の復刻版や、30~40年前の台湾蒸機の写真集なども店頭に並んでいて、思わず大人買いをしそうになるのを、やっと思いとどまりました。それにしても、orange33さんが羨ましいなあ。日本の現役蒸気の引退からしばらくの間、台湾ではどこか似通った、それでいて南国特有の、素晴らしい煙の情景が繰り広げられていたのです。

6往復目のナローがやってくる前、巡回の鉄道職員が、方角とバツを手振りで示しながら、次の往復で今日の運転は最後だと教えてくれました。ラストの1枚は、汽笛吹鳴の「鳴」標識をアクセントに撮ることにしました。1時間後には花蓮空港から台北松山へ。帰りが列車でないのは残念ですが、それは現在電化工事が進む台東線や、旧客が残る南廻線のお楽しみにとっておくことにいたしましょう。



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遠い日の驚愕のナロー

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鉄路節(6/9)の台湾・花蓮に戻ります。1kmほどの引込線をLDK59なる復活蒸機が、往年の塗色のDC・PCを牽いてのんびり走っているように見えますが、orange33さんにコメントいただいたように、これらの車両が活躍した台東線は、1980年代半ばに至るまで、ナロー最長&最速を誇った、驚愕の狭軌だったのです。

爆走する特急列車の一部には、何と寝台車まで付いていたそうです。また、1067mmに改軌後も活躍したDCも多かったそうで、さらにいうと、LDK50というこの蒸機、よほど人々の記憶に残すべきものだったらしく、現在、台北駅前の一等地に鎮座しているほか、日本にも2輌がやってきて、埼玉や栃木に今も保存されているのです。

花蓮後站の往復運転も予定の半分が過ぎ、このへんでDC先頭のカットも押さえることにしました。古い給水塔がナロー時代の物なのかどうかは確認できませんでしたが、このイエローとアイボリーのツートンこそが、台湾東部をブッ飛ばす驚愕のナローの象徴だったと聞くだけで、眼前のエンジンの唸りが、身をもって強烈に迫ってきました。

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ひっそりお別れ~8691F

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一昨日の月曜日(6/17)、東急大井町線の8691Fが長津田から恩田へ廃車回送されました。まだ同型車が田園都市線に残存するためか、8090系最後の2編成のようにお別れのヘッドマークシールも付けられず、ふだん通りの大井町線識別シールのままで、最後の回送幕を寂しげに掲げて去っていったようです。

その前日の日曜日、運用に入ればさよならの1枚を、と思っていたのですが、土曜の朝運用がラストとなってしまい、戸越銀座の居酒屋探しを含めて、叶いませんでした。8090系撮影時に、この8691Fもけっこう合わせて撮影できていたこともあるのですが、6月に入ってからも、いくらでも機会はあったのになあ、と我ながら薄情さを反省する思いです。

8090系に貫通扉を加えたのがこの8590系でしたが、「カバ」とも呼ばれるこのやや下ぶくれの顔、なかなかチャーミングでしたね。先日、後藤デフのシゴハチを撮りに行った秩父鉄道では、グリーンの帯に装いを変えた8090系が今や普通電車の主力で、電車追っかけでお世話になりながら、複雑な気分がいたしました。そして今また、秩父やほかの地方私鉄への、この系列の譲渡が噂されています。

そして、走行写真の撮りにくいLED車ばかりの昨今にあって、この8691Fは行先や種別の正面幕表示が貴重な存在でした。大井町線に移った9000系の一部には、まだ幕車が残っていますが、今日も通勤の道すがら、行先がチカチカする電車ばかりでは朝から落ち着かないなあ、と小さなため息をついていたのでした。

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花蓮後站狭軌蒸汽火車

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旧山線での撮影を終えると、区間車で台中に戻って新幹線でいったん台北へ。そこで在来線の自強号に乗り換えて、20年ぶりの鉄路便當を旅の友に、翌日の目的地、台湾東部の港町、花蓮へ向かいました。

この自強号の特急電車、JR九州の881系とほぼ同型で、さながら博多駅で700系から乗り換えた感じです。それにしても、昔は排骨と卵しか飯の上に載っていなかった便當に、今は菜っ葉がたくさん入って、味付けも美味しくなっているとは、感動でした。

明けて6月9日は、台湾の鉄路節。花蓮以南、台東に至る花東線がナローだった時代の車両が数年前に動態復活しており、花蓮の後站(駅の裏口)から機務段に至る1kmほどの線路を、記念日のイベントとして走ります。LDK59なる蒸機の後ろに続くDCやPCも、すべて改軌前からの車両だそうで、それを台鉄、すなわち国鉄かJRが復活させているのですから、尾小屋のなかよし鉄道を思いっきり本格的にしたイメージですね(笑)

実は、ネット上やガイドムックの写真を見ると、う~ん、オモチャって感じで、引きのとれる場所もなさそうだなあと思っていたのですが、なかなかどうして、はい、もうこのワンショットで、逝ってしまいました。そういえば、三鷹の犬鉄の方などは、こういうのが現役で走ってた時代に、台湾に来てらっしゃるのですね。今さら羨ましいと言っても始まりませんが、遠い日の軽便鉄道を想像しながら、今日は運転予定の2時間、6往復を徹底的に撮り倒そうではありませんか!

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柴電機車、輔機活躍

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さて、EXTRAさんご推察の通り、今回の旧山線イベント列車もDLとのPPで、復路はDLが先頭に立つばかりではなく、一部の運転日は蒸機は登場せず、DLのPP、すなわち「DL旧山線号」(笑)で運転されました。そのときの乗車率や人出はどうだったのでしょうか、ちょっと気になります。

客車に合わせて青に塗色変更されたDLもいるのですが、この日(6/8)は通常の朱色のDLが充当されました。CK124に群がる人々を背に、ちょっと1枚ぐらいはDL先頭を、と人もまばらなDL側に向かったのですが、いやあ、さすがに台湾鉄路の長年の立役者、山線らしい風景に素晴らしく似合っていますね。

今回の客車は、彰化を基地に、イベントに使用される編成ですが、台東まで足を伸ばすと、日本製の旧型客車が、わずか1往復ながら、最後の活躍を見せているそうです。DLは「柴電機車」、補機は「輔機」、このあたりになると、かなりニュアンスが伝わりますね。来週末には高雄発、花蓮行きのDL牽引旧客イベント列車が運転とか。鉄趣味発展の著しい台湾ですから、おそらく柴電機迷もたくさんいらっしゃるのでしょうね。

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舊山線167號標誌

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ところで、今回のイベント列車、台湾鉄路局のサイトなどを見ると「舊山線文化季懷舊觀光列車」と銘打たれています。実は恥ずかしながら、「舊」が「旧」と同じだとは、つい最近まで知りませんでした(笑)な~んだ、旧山線かあ、舊山線という新たなネーミングではないのか(爆)

そして、「歓迎参観苗栗舊山線」というガイドのサイトもあって、とくに地図を重宝させていただきました。何せ、基本的に廃線跡ですから、線路が地図に載ってない。ところが、「舊山線人文地景」なる地図には、複線の線路が残っている区間まで明示されているのです。

その場所、167號標誌というから、キロポストの意味でしょうか。上り方の線路はすっかり草むしてしまっていましたが、鮮やかな青空と緑をバックに、CK124の牽く客車編成をオーソドックスに捉えることができました。日本よりひと足早く、2013年、夏の盛りの蒸気列車ここにあり! 煙がないのは、夏だから仕方ありませんね?!



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於勝興站旗犬鉄

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今回の旧山線の観光列車は、老街といわれる古い街並みが土産物屋やレストランになっている勝興で、2時間以上の大休止がありました。到着当初は、CK124の周りに老若男女がひしめきあい、スナップするのも大変でしたが、1時間もすると、皆さん食事や観光に行ってしまい、のんびりした空気が流れ始めました。

そこで登場したのは、国旗を身に纏うお犬さま(笑)。おそらく、飼い主は人が少なくなるのを待って、CK124とのツーショットを狙おうと計画していたのでしょう。瞬く間に、旗犬の前にカメラが5,6台、群がります。おお、三鷹の動物病院長お得意の犬鉄!(爆)ここは、動物絡みに慣れない当方も、おっとり刀で参加させていただきましょう。

台湾は日本と同様、もしくはそれ以上の鉄ブームといわれていて、たしかにこの日も停車中に人の入らない写真を撮るのには難詰をきわめましたが、日本より何だか遊び心があって、うれしくなります。ま、そうは言っても、これだけでは満足せず、ニッポンの撮り鉄ここのあり!のシチサンを撮らねばなりますまい。そろそろ、複線の線路跡が残るポイントを目指して、先を急ぐことにしました。

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龍騰断橋

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彰化のクラを出たCK124は、DL先頭の回送列車の後付で三義へ回送され、そのまま向きを変えて、3年前に観光鉄道として復活した旧山線に入っていきます。日本で言えば、碓氷峠の旧線が、もっと思いきり観光化されている、というイメージでしょうか。この日(6/8)も、台湾の鉄路迷(鉄のことですね)だけでなく、週末レジャーの家族連れや若いカップルで、沿線は賑わっていました。

旧山線最大の観光スポットが、龍騰断橋と呼ばれるアーチ橋の残骸です。1935年の地震で崩壊した煉瓦造りの遺構が空に聳えたつ姿と、その向こうを走る列車のアンバランスは、まさに一見の価値がありました。並行する道路に駐車車両がひしめき、鉄と一般ピープルが入り乱れて減速通過を見守るさまは、碓氷峠というより、釜石線のめがね橋あたりを思い出させる雰囲気でした。

考えてみると、台湾は地震の爪痕を後世に伝える風土があるのかもしれませんね。昨年訪れた集集線でも、近年の地震で傾いた電波塔を保存した公園をかすめて、DT668が走っていきました。その後の対策もあり、先月の地震では被害が少なかった、という報道も耳にしました。

今回もまた、集集線同様に、筆談によるタクシー追っかけを敢行しています。複線の線路跡が残る167号標誌からこの断橋への掛け持ちは、間に停車があるわけでもないので若干無理があり、列車の減速がなければ、間に合わないところでした(笑)

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彰化無装飾

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金曜から土曜へ日付が変わる頃に台中のホテルに入るのは、昨年の集集線撮影の時と同じです。で、翌朝はこれまたいつものコースで、まずは「台湾の梅小路」、彰化機務段へ。区間車を下りて駅を出たら左、小走りに地下道を渡るのも、すっかり馴染みのコースになりました。

区間車の中から覗く扇形庫に、翌日新竹で展示予定のDT668がまだいるのは見えていたのですが、直後の出区を控えたCK124に、まだヘッドマークが付いていないとは、夢にも思っていませんでした。そう、有火のカマを含めた無装飾の並び、これは彰化でもきわめて貴重なシーンで、いつヘッドマークが装着されてしまうか、ドキドキバクバクしながら、シャッターを切り続けました。

それにしても、素晴らしすぎるワンシーンが、よくぞ記録できたものです。台湾のイベント列車に付けられるヘッドマークは概して大きく、さすがに磐西や秩父のような「ヘッドマークなしの日」設定もまだ行われていないようです。ほんとうはCK124、DT668続けての出区まで待ちたいところでしたが、まずは三義への回送列車を待ち構えようと、行きよりさらに小走りで(笑)、駅への道を戻っていきました。

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台湾鉄路節

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この週末は台湾に行ってきました。昨日の日曜日(6/9)が、台湾の鉄路節、すなわち日本でいうところの10月14日です。旧山線でCK124が走るのに加えて、例年各地でさまざまなイベントが行われるのを見越して、ま、いざというときはキャンセル承知で、金曜夜成田発の航空券を予約していました。

結果。行って、よかったなあ。土曜は予定通りの山線C12、日曜は直前に発表された阿里山に心惹かれながらも、花連で動態復活したナロー蒸機LDK569を選択しました。後から聞くと、台湾のデゴイチことDT668は新竹で展示、動態保存蒸機の基地・彰化でも、残った2両がホームで展示されるなど、これは選択に迷って、身体がいくつあっても足りない!という、痛し痒しの状況だったようですが。。。

晴れときどきゲリラ雲、微妙な天気の2日間でした。順番が前後しますが、旧山線でのイベント運転を終え、彰化への帰投時、山線の新線区間で颯爽とした走りを見せるCK124の艶姿をお目にかけましょう。高架区間の駅の先端にいつのまにか10数名の鉄が集結、列車がファインダーに入ってくると、つい先ほどまでのドン曇りが嘘のように、一瞬にして日が差しました。これだから、やめられません。その逆も、いっぱいあるにはあるのですが(笑)

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帰り道の紅褐色

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帰りの熊谷への電車で、湘南新宿ラインの時刻をスマホで検索しているとき、そうだ、回送があったのだ、と思い出しました。しかし、広瀬川原でC58の入区を撮ろうにも、小前田同様にド逆光、それならばデキ先頭で桜田順光をいただきましょうと、構内の引きのある石原でポイントを探すことにしました。

幸い、構内のはずれに、人道のみの踏切があり、お一人の先客の姿が見えます。信号機やポールが編成にかかりますが、ここは桜田を優先させましょう。待つこと10数分、ゆっくりとやってきたデキ201先頭の回送編成が、やや正面がちながらも、順光に輝きながらファインダーに入ってきます。

しかし、今年になってから客車と合わせた紅褐色に塗り替えられた、このデキ201号機、思っていた以上にカッコいいですね。裾のラインも客車としっくり調和していて、いあやあ、これは後藤デフ以上とまではいいませんが(笑)、それに匹敵するぐらいの帰り道のお駄賃ですね。すでに、このカマは単独で何度もイベント列車を牽いていますが、こちらもまた、今度はぜひ、秋の斜光線で撮ってみたいものです。

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JNR快走~山を下りて

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浦山口で鉄橋サイドも考えたのですが、やはり無難にと選択した皆野の発車は、JNRマークが圧縮されて伸びやかに写らず、消化不良に終わりました。う~ん、返しの5002レは電車で追い抜いても、チャンスはもう一度しかありません。

それに、この季節、武川の発車も、小前田の築堤も、秋みたいにギラリにならないんですね。ならば、せめてサイドが効く小前田を選び、煙スカは十分承知で、ローアングルに構えることにしました。ほとんど太陽を背負った光線状態、あとはPC上の細工に期待いたしましょう(笑)

しかし、昔のC58385号機のデフの写真を見ると、D51499号機同様に、後藤工場模範出場車を示す丸いマークの後があるんですね。いやはや、さすが模範出場車です。昭和の米子で動輪のマークを付けたデフが、2種類も平成の世に甦るなんて、当時の工場技師がお知りになれば、どう思われるのでしょうか。いやあ、深いなあ。。。

お約束通りの煙スカでしたが、逆光にJNRマークを鈍く光らせて、平成の後藤デフが、山から下りた安堵感とともに軽やかに駆けていきました。願わくば、この場所でもほんのわずかの白煙ぐらいは出る秋、11月あたりに、再びこのデフでの運転を期待したい今日この頃です。

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JNRの角度

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今日はのんびり電車鉄、というより、行楽渋滞の国道より電車のほうが効率的なのが、一部で語られる秩父撮り鉄の要諦です。和銅黒谷でまずまずの編成写真をゲットしたのですが、どこか納得いかない……望遠レンズを使うと、JNRマークの細長の伸びやかさが消えてしまっているのですね。

中学生の頃でしょうか、授業を聞いているのに飽きてくると、ノートの端っこにJNRマークを何度も書いて、練習するのが常でした。横に細長いからカッコいいんですね。電車特急に付いているJNRマークは、左右から圧縮されることはありませんでしたが、梅小路入りの後も時おり装着していたC581号機のJNRマークなどは、左右からググッと圧縮されていて、これは本来のJNRマークではないなあ、などと思ったものです。

三峰口駅、上り5002レの発車時刻が近づいています。このJNRマーク、やはりこうして真横から撮るのがカッコ良いですね。ところが、もともと開けたところが少ない秩父で、有名ポイントはインカーブが多いときて、この伸びやかさを表現するのが、けっこう難しい。ホームからのスナップを終えて、さて、返しはどこで撮ろうかと、まだ迷いながら、先行の元東急8090系に飛び乗りました。

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後藤デフ再び、それもJNR!

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東タ、神奈臨とともに、5月の首都圏イベントで話題となったのは秩父鉄道広瀬川原の一般公開(5/18)でした。101系の並びもさることながら、C58363号機が後藤デフ、それもJNRのステンレス・マーク付きに換装されて登場。翌日から6月末までパレオをその姿で牽引すると聞いて、出撃機会を狙っていましたが、やっとこの日曜(6/2)、小手調べに行ってきました。

しかし、マニアックな趣向をやっていただけるものです。米子から釧路に転属したC58385号機の後藤デフが、昭和46年になぜかC5833号機に移植されて、さらにJNRマークが付けられたことで、蒸機末期の釧網・石北本線で大いに人気を呼びました。とはいっても、C622号機のスワローエンゼルと比べるとマイナー、ま、関西本線の「月と鹿」や「ピース」よりはだいぶまし、といったところでしょうか。それが、D51499号機の後藤デフに続いて平成の世に甦るのですから、鉄道趣味の成熟ここに極まれり、といっても過言ではありません。

もはや白やグレーの煙は望むべくもない季節となり、かといって山口みたいな爆煙もないここ秩父ですが、今回はヘッドマークもナンバープレートの形式文字もないという好ましいスタイル、きちんと記録できれば良しとしましょう。ローアングル、デフは空抜き、手前にはレンゲの花、これで煙が上がって、きちんと棚引いてくれたら、なんて贅沢は言ってはいけませんね(笑)

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東機の幻影

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撮影会の報告が続きます。GWの岡山には、なかなか戻れませんが(笑)、今日(6/1)の朝は、田端運転所のEF65撮影会に行ってきました。おおかたの予想通り、高崎からPトップも迎えて、ブルトレHMの5台並び! いやあ、痺れました。何とか日差しも保ってくれて、昔のRF誌の折込みカラーの再現とでもいいましょうか、そう、今はない東京機関区昔日のシーンを30分間、堪能させていただきました。

思い出してみれば、国鉄末期からJR初期の撮影会華やかなりし頃でも、青いEF65の5台並びというのは、あまり記憶にありません。だいたいはロクイチやパックが一緒に並んでいて、Pトップはともかく、青いPFはまだまだ他のカマの引き立て役でした。貨物のPやFの末期に高崎でありましたが、あのときは一般型も含めてでしたから、全部のカマにブルトレHMとはいきませんでしたね(笑)

10時までが晴れ予報という際どい空の下、撮影タイムが終わる頃には、ずいぶん雲が多くなりました。帰りに頂いた記念品も、弁当よりこっちがいいなあという上々の出来栄えで、81や510の後でこの究極の並びですから、ちょっと次回のネタが心配になります。山手線で帰路につき、いい土曜の朝だったなあ、とぼんやり振り返っていると、ちょうど電車は田町を過ぎ、やがて左手に工事中の更地が目に入ってきました。



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