浅間山に風渡る

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その季節はずれの雪から1週間後、GW前半の三連休(4/27~29)に、しなの鉄道169系のファイナルイベントが行われ、先週と同じく急行「志賀」「信州」、そしてマークなしとバリエーション豊かな趣向で、今度は好天に恵まれ、春の風渡る高原を国鉄湘南色の電車急行が駆け抜けました。

初日(4/27)に思い立って、朝2番のあさまで佐久平へ。というのも、さすがに連休初日、軽井沢のレンタカーはすべて満車で、ひと駅やり過ごしてのピックアップとなりました。先週とはうってかわって、雲が流れる青空に、浅間山があの美しい山容をみせています。ただ、山頂付近の雲の流れは速く、通過まであと1時間少し、いつものことながら、日ごろの行ないを反省しつつ、運を天にまかせるしかありません。

思い出してみると、この御代田~平原の有名ポイントもEF62時代からよく通いましたが、浅間山が綺麗に見えた記憶は、数えるほどしかありません。だいたいは、直前まで大丈夫だったのが、あっという間の撃沈とか、1本前の普電はVだけど、本番のサロンエクスプレスはゲリラ雲で轟沈だったり。。。

この日も、軽井沢へ向かう上り列車は山頂が薄い雲に覆われてしまいましたが、メインの下り列車がご覧のとおりの、浅間山に風渡る、在りし日の信越本線電車急行!! 最後の最後に実現した湘南色6連、3連は坂城での保存が決まり、残された編成は団臨での登場の可能性はあるものの、3日とも天気に恵まれたファイナルランで、慣れ親しんだ名峰浅間に別れを告げたのでした。

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霧の軽井沢

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東小諸で桜と雪のコラボレーションに遭遇したあと、ダメもとで軽井沢方向にクルマを走らせます。御代田を過ぎて信濃追分近くにさしかかると、今度は霧です。浅間山どころではありません(笑)しかし、よかったなあ。レンタカーの車内では、小諸の前後を捨てて、御代田へ向かおうという案さえあったのですから。。。

霧の軽井沢といえば、たしか矢ヶ崎といったのでしょうか、今も何気なく面影が残る、横川方の機関車停泊所に、昔はEF63がタムロしていて、霧の中で茶ガマが並んだのを撮ったこともあります。そして、非鉄な軽井沢行きでも、正やんの大賀ホールライブに向かう初秋の道も、深い霧におおわれていました。

午後の上りを浅間山バックで撮る、中軽井沢を出たところのかつての有名アングルも、今ではすっかり変わってしまって、まともな写真は撮れそうにありませんでした。こうなったら、地面は雪が隠してくれているのですから、カブリツキでいきましょう。ヤマ勘でクルマを停めて、アングルを確保するとすぐに、遠くで1回だけタイフォンが聞こえて、ミカンとグリーンのツートンが霧の中から浮かび上がってきました。

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雪と桜と急行電車

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坂城、西上田、上田、田中と、往年の特急待避にしてはちょっと頻繁な停車を繰り返して、169系フォトラン急行は軽井沢へ向かいます。自分にとっては、碓氷峠廃止前の数年、今は長野に帰ったKさんと一緒にEF62を追った古戦場でもあります。第3セクターとなった現在も、長いホームや古い跨線橋に、古き良き日の信越本線の面影が残っていて、嬉しくなります。

沿線のあちこちで桜が満開で、レンタカーの中で、同行の鉄人騎士さん、Gontaさんから「これ、線路際にあればなあ」と声が上がります。よし、線路に近いのを探して撮ろうではありませんか、と衆議一決。小諸停車の間に御代田方面へ向かおうとしていたところで、早速みえた桜に接近すると、小海線東小諸駅のホームに、雪をつけた桜が、はらはらと舞い落ちていました。

雪と桜! 長年、鉄やってますが、一度も撮ったことがありません。どころか、今後も撮る機会がそうそうあるとは思えません。ここで撮ると、御代田や信濃追分あたりの景色の良いエリアを捨てることになりますが、今日はこの二度とない僥倖には代えられません。

そうそう、大学生のときにゼミ合宿で信州に行って、急行電車の窓から、単線の線路を見て、ここにシゴロクが走ってたのか、と思ったよなあ。タイミングの難しい後追いショット、湘南色の6輌が左半分の画面に収まるように、6輌目がファインダーに入ったところで、連写をスタートさせました。

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4月の雪

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磐西から帰った翌日(4/21)、朝イチの長野新幹線あさまで、今度は上田へ向かいました。ぴー助さんからお誘いいただいた、今月末に引退の迫るしなの鉄道169系のチャーター運転会、国鉄急行色6連のフォトランに参加しようというわけです。雨予報に気勢を削がれながら、車内では爆睡、大宮も高崎も気づきませんでした。

まもなく軽井沢、との車内放送にうつらうつらとしていると、寝ぼけ眼に何だか車窓がおかしい、一面が白いのに驚いて、いきなり目が覚めました。長野県の予報、山間部は雪、というのは本当だったのです。現金なもので、さっきまでの不平不満はどこへやら、写欲全開に心躍る7時50分、上田到着となりました。

レンタカーをピックアップして、まずは最初の停車駅、坂城の先でポイントを探します。雪の日は七難隠す、という古くからの鉄の世界の格言通り(笑)、本来ならば国道バック、手前には柵まであるゴチャゴチャポイントが、今日は絶好のカブリツキアングルに。屋根に雪を少し載せて、志賀高原にスキー客でも運ぶかのごとく、急行志賀のサインを付けた国鉄電車急行が、4月の雪をものともせず、まずは伸びやかな走りをみせてくれました。

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春爛漫は来週?!

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馬下から向かった鹿瀬の小学校脇でも、桜はまだわずかな枝に花をつけている程度で、西会津に入って上野尻、尾登も開花はまだまだで、結局は荻野~山都~堂島と、まったくいつも通りの追っかけに終始してしまいました。ラーメン食べて折り返した会津盆地の電化区間でも状況は変わらず、とりあえず喜多方の先、舞台田から松野へ向かいます。

三洋電子の桜は、枝によっては満開に近い感じのものもありましたが、何せ、ここの額縁アングルが苦手です。松野踏切で普通に撮るしかないのかなあ、と思ったところで、その手前にヤマザクラだかこぶしの花だかがあるのを思い出しました。クルマを停めて、築堤へ上がっていくと、咲いていた! 即座に、アングル決定でした。

幸か不幸かのドン曇り、本来ならサイド丸潰れになるところを、しっとりしたフラット光線で、画面をまとめることができました。そして、この後も天気は好転せず、最後に振り出しに戻った馬下では、小雨さえ降り出す終了曇天となりましたが、来週以降の桜花爛漫街道に期待をかけて、新潟からいつものMaxとき348号で、雨模様の天気が続く東京に帰りました。

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馬下一本桜

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今年も、桜前線が磐西に移動しました。咲花温泉の旅館のサイトをあれこれ検索して、蕾が開き始めたのを確認して、土曜日(4/20)朝の上越新幹線で新潟へ向かいました。おそらく山間部はまだでしょうが、週末ごとに線路に沿って桜前線が移動する、磐西の最も美しい季節の始まりです。

まずは咲花へ。ところが、ここ数年の桜減少もあるのか、かなり開花が進んでるにもかかわらず、桜花爛漫満開という感じではありません。それなら代わりに、そうだ、馬下の一本桜がありました。すぐに移動を決断、馬下駅進入の踏切に駆けつけると、そこには満開の桜と、群がる鉄の一団が待っていました。

「馬下」の地名は、越後から馬でここまで来ても、会津に進むには峻険な道のため、ここで馬を下りなければならないことに由来しているそうです。昔の旅人も、ここで馬を下りて、桜を愛でたのでしょうね。いいなあ、磐西。いいなあ、シゴナナ。いいなあ、桜。今年も、磐西の桜に立ち会えるありがたさを噛みしめていると、遠くでシゴナナの汽笛が聞こえ、やがて春の煙が近づいてきました。

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散り行く桜のトンネル

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小松空港へ戻る前に、もう1か所、桜を見に行きたい場所がありました。ターゲットはJR粟津駅からほど近い、いしかわ子ども交流センター小松館なる公園施設で、園内の数100mのナローゲージを走っている、旧尾小屋鉄道のキハによる「なかよし鉄道」です。どうやら、春は桜のトンネルになるらしいと聞けば、これは帰りがけの駄賃にしなければ、鉄がすたるというものです(笑)

通常の週末は午前、午後に1回ずつの運転で、この日は15時半の午後の部に間に合いました。残念ながら、すでに桜はだいぶ散ってしまっていましたが、それでもご覧のような桃色を帯びた木々のトンネルになっていて、木漏れ日を浴びながらやってくるナローのキハは、軽便鉄道が現役だった時代を彷彿させる、素晴らしいシーンをみせてくれました。

この小さな保存鉄道は、来年で30周年を迎えるといいます。それを前に達成した乗客50万人を祝うマークが前後とサイドに装着されていました。そうか、凄いなあ。春から秋で、毎年1万人以上ですね。こう思うと、ニッポンの保存鉄道も、捨てたものではないような気がします。来年は桜の盛りの頃に訪れたいなあ、とぼんやり散り行く桜を眺めながら、福井から小松へ、桜巡りの一日が終わろうとしていました。

福鉄急行色

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えち鉄ラッセル&桜、昼休みを挟んで午後にもう一度撮影チャンスがありましたが、午前中の運転でほぼ目的のカットが撮れたので、福井鉄道に移動することにしました。「福井鉄道 桜」でスマホ検索、ナビで神明駅を設定すれば良いのですから、今さらながらに便利な世の中になったものです。

神明の前後で、桜のありそうなところに目星を付けて、ポイントを探します。鳥羽中寄りの神社の境内に立派な桜が咲いていましたが、順光側に引きがあまりとれず、断念。水落側の桜並木、こちらはかなり散っていましたが、何とか順光アングルを確保できそうで、あとは福鉄のスター、200形さえやってきてくれれば。。。

昭和35~37年のデビューですから、この200形も車齢50年を越えています。現在、3編成が残っていますが、次に新たな低床車が導入されれば、姿を消す可能性が高そうです。しかし、湘南顔の自社発注車、いかにも昭和の地方私鉄って感じでいいですね。低床車を5本見送った頃でしょうか、残存の3編成の中でも、福鉄急行色と呼ばれる渋いカラーリングの電車が、葉桜になろうとする桜並木をかすめるように、ゆっくりとやってきました。

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桜前線、えち鉄テキへ

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京阪テレビカーのさよならから始まった、今年の鉄な桜前線ですが、首都圏の桜があっという間に終わってしまい、北上のタイミングを慎重にはからざるを得ない事態となりました。磐西はまだ早そうだし、中国九州は終わってるし……そんなときに舞い込んできたのが、去年は開花よりも日程が早かった、えちぜん鉄道の「桜とラッセルを撮ろう」と銘打ったイベント実施(4/13)の知らせでした。

昨年同様、地元の観光協会に問い合わせると、「今年はもう散り始めています。イベント当日までは保つと思うんですけどねえ」と自信なさげなコメントが返ってきました。「でも、お待ちしていますから、ぜひお越しください」……磐西咲花の「つぼみ状態」を確認の上で、葉桜覚悟の出動を決断しました。

これまた昨年同様に、小松空港から小一時間のドライブで永平寺口に到着。はやる気持を押さえながら構内外れの鉄橋に向かうと、神社の境内から続く桜がしっかりと残っていて、ひと安心。それだけでなく、手前の畑には菜の花も咲いていて、これは決断の甲斐があったというものです。雲は多いながらも天候は晴れ、ラッセル用の凸型電機、テキ521+522を桜田状態で迎えることができました。

地元高校のブラスバンドのファンファーレから始まって、地元の食材やしょうが湯が振る舞われるのも、昨年同様の心づくしのもてなしでした。何しろ、今年は桜と順光が付いてきた! 出撃2年目にしてこの僥倖、ゲリラ雲の襲撃に遭わないうちに、ひと通りのカットを押さえて、せっかくですから、北陸の鉄な桜巡りと洒落込むことにいたしましょう。

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玉突きカウントダウン、大井町線へ

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東急地上渋谷駅の廃止と9000系の東横線撤退から、早くも1か月が経とうとしています。長津田では、9000系の5両編成化の工事が進んでいるようで、9001Fの中間車もすでに編成から抜き取られて、解体のために陸送されたといいます。副都心線直通、非常に便利にはなりましたが、9000系も1000系もやってこない東横線は、何だか東横線じゃないみたいで、慣れるまでが大変です。

5両になった9000系はすべて大井町線に転属の予定で、結果、車齢の古い8090系とその兄弟車8590系を置き換えることになりそうです。東急にしては珍しい非貫通の3枚窓で、東横線の優等列車専用に運用されて名を馳せた8090系ですが、気がついてみたら、8590系を含めて、もう3編成しか残っていなかったのですね。

さすがに池上線や多摩川線とちがって、高架区間や現代的に改築された駅舎も多い大井町線ですが、何せ写真を撮るのは初めて、というだけで、新鮮で楽しみです。今日(4/14)は日曜朝の散歩って感じでしたが、8090系が走ってるうちに、次回は夕方の写真撮って、居酒屋も探したいと思います。

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池上線春色

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ちょっと風邪気味だったこともあって、新鶴見の強風吹きっさらしの中にいるのは原色64だけで隠忍自重、ガス橋を渡って、早めに帰宅することにしました。しかし、この快晴、何か撮らないのはもったいない……そうだ、池上線だ、さすがに桜は終わった頃でしょうが、クラシックが来るかもしれない。。。

ナビを石川台に設定し直して、一応、念のために桜の切通しへ。やはり葉桜も終わってしまっていましたが、雪が谷大塚寄りのお立ち台に移動すると、菜の花が盛りを過ぎたとはいえ、桜田アングルを彩ってくれていました。はい、何本か撮っていくことにしましょう。残念ながら、クラシック7910Fは姿を見せませんでしたが、7700、1000に7600の歌舞伎も登場して、日曜のんびり近場ハイク、これはこれで、けっこういい気分です。

その一方で、日比直から撤退した1000系の行く末はまだはっきりしていませんが、雪が谷にやってくれば、7700を真っ先に置き換えることになるのでしょう。どころか、アベノミクス効果で、中断されている新7000系の投入が再開されるかもしれません。いずれにせよ、池上・多摩川線の古豪ステンレス、もう一度、腰を据えてじっくり撮る時期がやってきたようですね。

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改正後~64首都圏運用

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週末を襲った春の嵐もおさまった日曜の昼下がり(4/7)、自宅からのんびり小一時間、クルマを転がして新鶴見界隈へ散歩に出かけました。とはいってもネタがないわけではなく、改正後に愛知EF64の運用となった72レに原色機が入っていて、晴れれば桜田の中、やってくるからでしたが(笑)

国鉄末期に新鶴見の巨大ヤードが原っぱになったあとも、長い間、犬の散歩と撮り鉄のたまり場となっていた小倉陸橋下の旧・割畑信号場付近ですが、鶴見寄りのマンション工事が進み、ついに大手を振って、尻手短絡線との分岐あたりに歩を進めるのは困難になったようです。逆に、小倉陸橋の真下あたりは歩道が整備され、今回撮影したような新たなアングルが可能になりました。

鹿島貨物に代わって、愛知64の首都圏運用で撮り鉄な皆さんの注目は、3本の武蔵野線コンテナ貨物となったようです。その中でも、朝に隅田川を出て、昼前後の武蔵野線を越谷、新座と走破、新鶴見から東京タに向かうこの72レは手軽に撮影できる列車として、大いに人気を集めそうです。

初アングルの常で、不注意でカマのサイドに架線の影がかかってしまいましたが、バックのビル群との兼ね合いを考えたら、仕方ありませんね。この日、嵐は過ぎても強風はおさまらず、まるで鹿島貨物を待つような雰囲気で(笑)、またまた64を待ちました。首都圏では千葉県内とともに、よく風による抑止がかかる武蔵野線ですが、この日は数分の遅れでロクヨン独特の唸りが近づいてきました。

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炎電もまた…

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京成3300系リバイバルカラーの引退劇ですが、赤電こと3324Fに続いて4日後(3/24)には、炎電ことファイヤーオレンジ塗装の3312Fが、こちらはイベントも何もなく、普段のままの普通電車上野発宗吾参道行きとなって、同じく片道の帰らぬ旅路をたどっていきました。

赤電最終特急の撮影後、金町線に入っているファイヤーオレンジをスナップしたのですが、80~90年代に京成を席巻したこの塗色、新赤電塗装とはいわれながらも、火の車?などと揶揄されて、当初の評判はあまり芳しくなかったようです。そういえば、京急とも違うし、丸の内線とも違うけど、今一つ個性がない……それが今になってみれば、赤電青電のレトロ感とは異質の、中途半端な懐かしさになぜか強く魅かれてしまいます。

そういえば、いっとき東京ドームのラッキーセブンは「ジャイアンツ・ファイヤー」という応援歌でした。今まで通り「闘魂こめて」でいいのではないかと思いましたが、「ファイヤー!」という叫び声は何シーズンか続いたように思います。もっと凄い応援歌作るならともかく、考えてみたら、中途半端だったなあ(笑)

宗吾参道の車両基地では、すでに2月に引退した青電の解体が始まり、その傍らの留置線で、赤電と炎電が静かにそのときを待っているといいます。首都圏の桜がほぼ散るのと同時に、春のダイヤ改正のエピローグもまた、静かにその幕を下ろそうとしています。

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赤電最終特急

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すみません、まだ「最終」が続きます(笑)首都圏は京葉間に戻って、3/20に上野→成田で運転された、京成赤電の最終臨時特急です。そのまま回送となって、宗吾参道の車両基地に入区してフィナーレとなるのは、先週の京阪寝屋川入庫と同じです。しかし、一揆の義民を祀る霊堂が、京成の電車の来し方行く末を見守り続けているわけですから、偶然の立地とはいえ、こんな日だからこそ、ほろっときます。

もし晴れたら日の当たる場所で、という基準で選んだ菅野の成田寄りでは、小ぶりの松の木を傍らに添えた、古い家の門がアクセントとなってくれました。八幡からポイントを探しながら歩いたのですが、このあたり、古い路地に家、黒松が散在していて、ただならぬ風格がどこかしらに感じられました。後で調べてみると、永井荷風や幸田露伴の寓居もあったという、道理で、文人墨客に縁の深い地だったのです。

京阪のように撮影会ツアーはありませんでしたが、お別れの小粋なヘッドマークが両エンドに装着されました。スカイアクセス線に空港輸送の主力は移ったとはいえ、今も成田空港行きのステンレス車両が頻繁に行き交います。その中を縫って、文人ゆかりの地をかすめながら、昭和の鋼鉄電車が特急マークも誇らしげに、最後の片道の旅路を踏みしめるように、やや速度を落として姿をみせました。

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最終回送

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夜は気軽な居酒屋になるのでしょう。樟葉のガード下で、刺身に鯖きずしの入った昼定食を食べて、淀から寝屋川への回送が来るまでの時間をやり過ごしました。あ、そうだ、結局、日暮れまで京阪撮って、居酒屋で大阪らしいツマミで一杯、ってことはなかったなあ。未開のアングルよりも、こちらが心残りだったりします。

樟葉から川沿いの国道をトコトコと、電車から見て気になっていた浄水場の桜を目指します。そういえば、淀もそうだし、阪急沿線もそうだし、関西私鉄の名撮影地は、浄水場と縁がありますね。そんなことをぼんやり考えながら、ラストカットは高い架線柱を入れて広めで行こうと、歩道からのサイドがちのアングルを選びました。

少しの間、日が差したのですが、8531Fがやってくる頃には、再び、花曇りとなりました。どうやら、副標が左右に2枚、付いているようです。1枚は「団体」として、さて、もう1枚は……「最終回送」! ツアー客が乗っているのに回送でいいの?という気もしましたが(笑)、本来は回送列車です。そして、すでにアナウンスされている座席などの部品販売のための作業が、すぐにでも寝屋川で始まるのでしょう。一度、元住吉へ入区して恩田へ行くというのと違って、これはまさに、最終回送なのですね。

叶わぬこととはわかっていますが、ほんとうは鴨川沿いの桜で見送りたかったなあ。「京とれいん」や嵐山線で活躍を続ける阪急6300とちがって、この京阪の名車は、このまま、記憶の彼方へ走り去っていきます。最後まで、何と伸びやかな走りでしょうか! さらば、8531F。忘れじの、京阪特急よ。

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花曇りの回送 2

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3月下旬に4度運転された京阪旧3000系のお別れ運転ですが、最終日の3/31のみ、寝屋川車庫へそのまま入庫するのではなく、淀でのツアー撮影会と淀~寝屋川両車庫間のお名残り乗車が設定されました。この日、ほぼ満開を迎えた沿線の桜を絡めて撮るチャンスが増えるわけですから、最後の最後まで、ありがたいことです。

とはいっても、京都南部の街並みを縫って走る淀までの区間には、なかなか桜絡みのすっきりしたポイントはありません。ここは思いきって編成写真はあきらめて、深草駅の東に今を盛りに咲く桜並木をメインにすることにしました。幸い、深草で特急待避があり、入線の途中と、出発の後追いと、2度のショットが稼げます。考えること同じな鉄な方数名、意外とまったりと撮影が可能でした。

この前日から、あっという間の花回廊に京都市内は大賑わい、こんなところまで混むのかという道路がすべて渋滞、ついでに言えば、夜の居酒屋チェックインも困難をきわめました(笑)そんな京都の街に背を向けて、長年慣れ親しんだ駅の花回廊をかすめながら、回送副票のテレビカーが去っていきます。淀で撮影会が行われている間に、どこかの駅前で昼飯にしようと、再び、下り電車の客となりました。

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さらば京阪テレビカー

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中之島で折り返して、最後の鳩マークをかざして走る旧3000系を、はたしてどこで待ち構えるのか。ほとんど撮影地選択の余地がなかった前週末とちがって、時間もあれば、曇って光線も関係ない……悩みました。ほんとうは、タイムマシンに乗って1970年代の四条京阪へ。市電とクロスするシーンでも撮りたいところですが、高校生から人生やり直すのも大変だなあ(爆)

ふと振り向くと、大阪らしい看板の居並ぶアングルがあって、下りホームはまだそれほどの人出ではありませんでした。激安スーパー玉出、たしか阪堺電車の沿線にもありました。で、もうひとつ、モータープール。これ、有料駐車場を表わす、完璧に関西のみのコトバですね。いきましょう、オーソドックスアングル、スパイスに看板入り!

昨年の「最後の夏」イベント以来、さまざまに撮り続けたテレビカーとのお別れ、あとは手前の下り2線とのカブリだけが心配でした。やがて前照灯を点灯したカーマインレッドとマンダリンオレンジのツートンカラーが、遅くもなく早くもない、まさに万雷の拍手を浴びるような速度で、姿をみせました。ほんとうはメインのカットを撮った後、サイドのテレビカー表示を流し撮りしようと思っていたのですが、シャッターを押した指の重たい余韻が、それを許してはくれませんでした。

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花曇りの回送

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昨日(3/31)、京阪特急旧3000系の最終運転に行ってきました。京阪間の街も駅も、東京から1週間遅れの桜満開近しのお花見日和、前日の好天とは裏腹にドン曇りが残念でしたが、花曇りと思えば、まあいいでしょう。思いもよらなかったテレビカーと桜とのお別れコラボを楽しむことができました。

前週末に引き続いての7連運転、中之島への回送が、副票も凛々しく、桜満開の土居駅を通過していきます。3/10までの通常運用ではなかなか見られなかった、忍法鳩隠し(笑)、本列車に特別なヘッドマーク装着などがなかった今回のお別れ運転、回送副票&鳩隠しに、鉄な皆さんの注目が集まったようです。

駅間が短く、望遠を使えばすぐ次の駅が画角に入る複々線区間の中でも、次駅の滝井から見渡せる土居のアウトカーブは、副票を強調するには格好のアングルです。ホームに群がる鉄や一般のケータイ持ちの人々は、桜花に免じて今日は全部、良しとしてしまいましょう。テレビカー最終走行の日の朝の表情として、これはこれで、ありだと思うのです。

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