柴又寸描

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東横線と副都心線が直通したその日(3/16)の午後、実は葛飾、柴又にいました。引退迫る赤電が、終日、金町線を行ったり来たりする運用に入っていて、お~これは東横渋谷喪失感の解消にちょうどいいかと、学生時代以来、30数年ぶりに寅さんの街に降り立ったのでした。

寅さんの銅像のある柴又駅前は、ケータイやスマホで記撮する老若男女で大賑わいでした。お約束のアングル、寅さんと改札越しの電車も狙ってみたのですが、この人通りではなかなかうまく決まらず、商店街をふらふらと、ついつい途中でおでん種を買い食いしながら、ポイント探して高砂方の踏切を歩いて回ることにしました。

そういえば、高3の夏期講習で来た東京で、宿舎で一緒になった方と新宿行って、オールナイトの寅さんを観たよなあ。で、その数年後の大学時代、ガールフレンドと来た葛飾柴又。団子か何かを買い食いしたような記憶はあるのですが、どんな電車に乗ってきたのかも、今ではまったく覚えていません。

どうやら光線的に編成写真は午前中がベストのようで、今日は柴又の情景スケッチに徹することにしました。まもなく例年より早い桜花爛漫の季節とはいえ、日暮れの影が伸びるのはまだ早く、商店の看板も行きかう自転車も影に沈んでしまいましたが、踏切を横切る昭和のツートンカラーが、しっかりと警戒色のフレームに収まってくれました。

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さらば京成赤電

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渋谷ばかりの最近のエントリーを見ていただいていると、駅跡イベント行ったり、東横東館絡みのカットを手を変え品を変え撮っていたり、いつまでも東横線の呪縛から離れられないようですが、実はちゃんと、別方面も撮ってます(笑)ダイヤ改正から遅れること1週間ほどでお別れとなった、京成3300系リバイバルカラーです。

この日(3/19)、赤電と呼ばれるリバイバルツートンの3324Fが、最後の定期運用に入りました。運用は朝の上野~高砂の短区間、前夜いろいろ検索かけて選び出した千住大橋のアウトカーブには、すでに地元風の鉄な皆さんが待機していました。平日の出勤前なので脚立を持って歩くことはできません。先客の皆さんの後ろに、何とか位置を確保しました。

何せ、千住大橋の駅も、この歳にして降りたのは初めてです。これが土曜の夕方なら、この後の下町居酒屋放浪記に心躍るところですが、春眠暁を覚えず(?!)の平日午前8時では、行き交う通勤の皆さんと目を合わせないようにするぐらいしかありません。しかし、久しぶりだなあ。こんな、知らない街で、朝の平日鉄。

2009年に、京成の100周年を機にリバイバルされたこのツートンカラー、微妙に昔っぽくていいですね。そういえば、往年は都営地下鉄にこの色が入ってきていたのかな。京急の赤い電車もいいけれど、下町の軒先を縫って走るには、派手すぎず地味すぎず、それでいて太陽光によく映える、これぐらいの色合いがいいですね。上野から最も近い、京成の有名撮影地で、幸運にもビギナーズラックの桜田記録ができました。

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渋谷エピローグ2~東横のれん街

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昨日(3/26)の帰り道、もう一度、渋谷へ行ってきました。夕暮れを撮ったのと同じアングルで、あと1枚、夜のカットを撮りたかったのです。銀座線を降りて、東急の旧渋谷駅中央改札の前を通って、2階部分に架かる連絡通路でヒカリエへ。すっかり撮り鉄にはおなじみになった動線ですが(笑)、そういえば、東急文化会館なんてコトバ、あと数年もすれば、誰も口にしなくなるんだろうなあ。。。

この日のメインは、写真を撮った後の東横のれん街散策でした。天井が低くて、ごちゃごちゃしていて、それでいて1軒1軒が我や我やと名店ぶりを主張している。デパ地下はやっぱり、ここだよなあ。まずは大増や瓣松の幕の内弁当があって、中華は銀座アスターや維新號、もちろんロック・フィールドのアールエフワンもあるといった具合に。

東横線の1階出口からのれん街に入ってすぐの九州からのアジ寿司屋も健在でした。ここの太巻寿司もよく、野球見に行く前に買いました。あ、そういえば東横東館にはこの日、西館で開催中の島根物産展の垂れ幕が懸かっていましたが、物産展、こういう催事自体に、たまらなく昭和の香りがします。

実はすでに、東横沿線から新宿への買い物客が増えている、と聞きました。たしかに、渋谷で地下5階から上がるよりも、新宿3丁目ほぼ直結のほうが便利でラクな気がしてきました。それと同時に、実は夜の渋谷発は、副都心線からの直通よりも空いていて、以前より楽に立っていけることも。感傷に浸っているうちに、もうすでに、じわじわと新しい交通体系が浸透を始めているのですね。

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渋谷エピローグ~東横東館

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昨日まで3日間開催された地上渋谷駅のお別れイベントの賑わいとは裏腹に、東横線沿線住民にとっては、けっこう驚くカウントダウンがもうひとつ、繰り広げられています。東横線旧地上駅と直結する、東急東横店東館の今月いっぱいの閉鎖と、東横のれん街の移転を含む、同百貨店のリニューアルです。

東横線渋谷駅に少し遅れてオープンした、当時の東横百貨店は、ターミナル近接デパートの走りだったのでしょう。今は地方のショッピングセンターにもある、食料品、惣菜や菓子の銘店を並べた「名店街」を設けたのも、ここ渋谷の「東横のれん街」が最初だったといいます。

第2次長嶋ジャイアンツ復活の頃、休日になると東京ドームや神宮によく観戦に行きました。そのとき、学大から東横線で渋谷に着いて、東横のれん街で、弁当やつまみを物色するのが常でした。あと、休日に急に仕事の挨拶(つまり、謝りに行く…苦笑)が入ったときや、ホームパーティーの手土産は、いつも東横のれん街が基本でした。

のれん街はマークシティの地下に移るようですが、東横線の地下5階から井の頭線の地下まで、おこわ弁当や崎陽軒のポケットシウマイ買いに行くかなあ、、、Gontaさんに教えていただいたヒカリエからのアングル、行き交う電車はただの銀座線ですが、これだっていつまで見られるかわかりません。あと1週間、渋谷東横のエピローグを噛みしめるように、ガラス越しのファインダーに集中しました。

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7連最終疾走

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今日(3/23)から、京阪旧3000系テレビカーの最終イベント運転が始まりました。最後の最後にして、ダブルデッカーを外しての7連運転、まさに往年の京阪特急の編成美! 京都の実家に所用があり、新幹線を使わずにNH便で伊丹に降りてモノレールでちょっと寄り道してきました。

昨年の「最後の夏」から始まったテレビカー引退イベントですが、ほんとうに楽しませていただきました。まさかまさかの鳩マーク復活や前面旧車番表記はもちろん、「びわこ連絡」や「ミシガン」の副票掲出も知性とセンスに溢れたものだったと、今あらためて感心しています。

少し前に着いて撮影地を探すはずが、家へ忘れ物を取りに帰るという自己責任アクシデントで(笑)、モノレールで門真市に到着したのは、臨時快速特急通過の20数分前でした。西三荘か大和田への移動もリスクを伴うし、ましてや京都方面は最早間に合わない……大阪方にほんの数名、鉄な方が待機しておられるのを見て、藁をもすがる思いで下りホームに行くと、そこには300mm格好のアングルが広がっていました。

そうだよなあ、やっぱり最後は複々線疾走のシーンだよなあ、とあっという間に納得してカメラを構えます。ほんとうは滝井あたりで大阪らしいスーパーの看板でも画面に入れたかったけれど、今日は画面右端の、スナックなでしこで良しとしましょう。やがて前照灯をしっかり点灯させてやってきたテレビカーには、やはり複々線の疾走がたまらなく似合っていました。

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駅さまざまに、移ろいの春

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しかしいきなり満開はないだろう、と悪態をつきつつも、桜花咲き乱れると、やはり心弾むものです。ダイヤ改正の後で一呼吸おいて桜鉄へと思っていたのが、おいおい、ばん物1週目から咲花満開なのかとか、GWにはもうどこも咲いてないのかとか、目論見が狂ったのを大急ぎで修正するのも楽しいものですが(笑)

今日(3/22)から渋谷で始まった旧駅のさよならイベントを、帰り道にちょっと覗いてきました。中央口旧改札側では、子供向けのイベントやトークショーが賑やかに行われていましたが、旧進行方向(何でも「旧」を付けなければ…爆)へ行くと、ご覧のようにどこぞのヨーロッパの貨物駅?というガラーンとした雰囲気が広がっていました。

そしてこの春は、渋谷だけでなく、小田急の下北沢も今夜を限りに地下化され、開かずの踏切や迷路のような乗換え階段など、我々が思う「シモキタ」もまた、あと数時間で記憶の彼方へ消え去ってしまいます。あ、そうそう、井の頭線の吉祥寺でも改修工事が進んでいて、あの階段横のC&Cも今はなく、どうやら動線もだいぶ変化するようです。

吉祥寺から下北沢、渋谷へ。東京で初めて暮らしたのが井の頭公園のそばだった私には、これらの駅は、いつまでも青春の匂いを感じに行けるはずの場所でした。そりゃあ、30年以上が経ったのですから、駅も変わって当たり前ですが、まあいいや、ふと立ち止まって、もう少しだけ、明日に向かって心の整理をいたしましょう。

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風に吹かれて

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今朝の日経のコラムで、懐かしの五木寛之名エッセイ「風に吹かれて」の一節が紹介されていました。私が高校生の時、たしかもう文庫になっていて、いわゆるひとつの、擦り切れるまで読みました(笑)あまりはっきりは覚えていなかったのですが、「雑然たる渋谷ハチ公前に立つとき、私は強い嫌悪感と、激しい愛着の念を同時におぼえずにはいられない」と五木エッセイには記されていて、昭和を懐かしむにはまだ時代が早かったけれど、渋谷という街の持つ二面性をよく表現していたように思います。

昨日の祝日、急な所用で渋谷に行ったのですが、副都心線地下5階、いやはや、想像以上に遠かったです。これなら、山手線で目黒に行って、バスで帰ろうかと思うぐらいです。それに、今後は渋谷で1本待っても、座れない(爆)叶わぬこととはいえ、通過駅のひとつとなってしまった渋谷駅への恨み節が止まりません(笑)

渋谷から学大の短区間、座ったら下手したら降りられません。行き止まり側の1号車から順に見て行って、どのあたりで乗って立っているのがいいのか……地下からの階段の手前の3号車あたりに落ち着くのが常でした。今夜はまた混んでいるなあ、じゃあ進行右側のドア近くに立って、場合によっては中目黒で一度ホームに降りることも想定せねば、、、そんな、すべては渋谷起点の発想は、もはや飯能や川越発の電車には通用しません。9001Fの最後に点灯した急行表示灯は、そんな始発駅の終焉に対する、大いなるレクイエムだったような気がします。

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最後の夕暮れ~並木橋

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最後の夕暮れが、並木橋の街角に迫っています。9000系のひと足早いフェードアウトで、夕方ギラリのための出動はいらなくなりましたが、それでも、地上区間最後の日没に立ち会いたくて、これまた今日でラストの日比直1000系で、会社のある東銀座から恵比寿へ、降りたらすぐ、明治通りを急ぎ足で北上しました。

鈍い夕陽のイエローが、まだビルのガラス面に当たっています。これからの夜も、そして明日からも何事もないかのごとく次々と交差する5000系を、感度を上げながらファインダーに収めます。この後、渋谷寄りの飲み屋点在地帯まで歩いていって、赤い灯青い灯とあと数時間の線路と電車を、日が暮れるまで撮り続けました。

18時過ぎ、メトロ7000系の出発をキリのいいところにして、数日前に満席で入れなかった居酒屋の暖簾をくぐりました。お、今夜はカウンターが空いている! 友人と禁断のビールで乾杯して、さてどんなつまみをと本日のお品書きを見ると、「3月15日、東横線からY屋(店名)が見えなくなって、寂しいです」と、端っこに吹き出しがありました。地上渋谷駅は、これからカオスを迎えるのでしょう。最終電車も渋谷駅ももう見送らずに、最後の日々の記憶を楽しみながら、居酒屋で溶けてしまうことにしました。

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フェードアウト

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地上渋谷駅最後の朝(3/15)、さよなら装飾付き9001Fの姿は東横線にありませんでした。前日の朝、9001Fは終日の運用に入ったにもかかわらず、通勤ラッシュが終わる頃にブレーキ故障が発生、朝運用と差し替えで元住吉へ入庫となってしまったのです。

それでもこの朝、9005Fと9010Fの2編成が朝運用で渋谷へ。こちらも通勤時間帯らしい写真を撮ろうと、珍しくもホームの中ほどにカメラを構えました。そうか、9001F以外の2編成は朝で終わりにして、夕方から9001Fが登場するのかな。ネット上の書き込みでは、最終電車につながっていく25運用への期待が高まっていて、さすがにそこまでは上手くいかないだろうと思いつつ、まさか前々日の夜が東横線9001Fとの別れになったとは夢にも思いませんでした。

友人に記念きっぷの列に並んでいただいたおかげで、朝運用の2本を、いつもの駅でさりげなく見送ることができました。そして、フェードアウトとは、このことをいうのですね。朝運用を終えた2編成に続いて、装飾を取り外した9001Fが、地上渋谷駅の最後を待たずに、午後、長津田へ回送されました。思わぬことに、最後の夕方から夜、9000系はすでに不在、廃止区間の駅と線路だけを見送ることになりました。

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名残りの朝練

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さて、いよいよ東横線9000系&渋谷駅のラストをお伝えする前に、朝7時の小岩駅ホーム先端に時計の針を戻したいと思います。春3月、いつのまにか陽は伸びて、テレコン600mmでしか日が当たらなかったのが、当方の300mmでも何とか画面構成が可能になりました。

7時前は数名しかいなかった鉄が、直前に続々と到着します。それも、ほとんどがネクタイ鉄(笑)、出勤前の朝練というわけです。いやはや、ご同輩、熱心ですなあ。それぞれ、三脚や大きな望遠レンズはこのあとどこかのコインロッカーに入れて出社するのかな(笑)当方はこの日お休みをいただいていたので没問題ですが、三脚の入るコインロッカーを探して出社した一昔前の朝を、懐かしく思い出します。

思えば電機ガマを追う鉄は、いつも朝練のネタを探しているような気がします。この鹿島貨物71レは随所で光線も良く、彼らには親しみやすい、格好のターゲットでした。春にはさらに素晴らしい光線状態になるのかな? 朝日の当たる家、ならぬこの駅先に4、これからも鉄の姿が絶えることはないでしょう。

このあと、香取までこの71レを追いかけて、64鹿島貨物の撮影は、煙霧か砂嵐か、いずれにせよ視界の悪い気象条件の下で、東横関連より一足先に大団円を迎えました。さて、あとは9000系と地上渋谷駅のラストに、こうなったら徹底的にお付き合いしようではありませんか。



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亀屋万年堂

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改正3日前の水曜日(3/13)、強風抑止の鹿島貨物をあきらめて、東横線に戻ってきました。16時過ぎの急行渋谷行に何とか間に合った! 時は夕暮れ、空は快晴、逆光に光る急行表示灯を撮りたかったのです。コインパーキングもどうにか見つかって、「亀屋万年堂アングル」と呼ばれる定番の踏切に立ち位置を確保しました。

たしか国松さんの奥さんの実家が亀屋万年堂なので、その関係で王さんがCMに出たのかな。国松さんの背番号は36だったよな。柳田、中井、そして一茂(笑)、そういえば芝公園の居酒屋「なかい」に行くと、中井さんのたくましい笑顔と美味しい肴に会えますよ~ そして、お菓子のホームラン王、ナボナは今年が誕生50周年だとか。この写真はナボナの「ボ」が架線にかかってるのが惜しいですなあ(爆)

自由が丘のシンボル、亀屋万年堂の看板をバックに右にカーブして、あとは直線を都立大に向かってアップダウン。この光景も、いかにも東横線だと思うのです。この日、夜まで運用をこなして、翌日も朝から終日の運用に入った9001F、東横線地上渋谷駅の最後まで走り続けるものだと、この段階ではなぜか信じきっていました。

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さらば64鹿島貨物

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今日はダイヤ改正初日、東横線の電車は新宿や池袋を通って所沢や飯能まで直通するようになり、鹿島貨物の先頭には、初めて桃太郎ことEF210が立ったようです。ふと思ったのですが、なぜか改正当日は好天のことが多く、季節はいきなり春めきます。前日までの怒涛のラストスパートをぼんやり振り返りながら、今年も、この日独特の虚脱感を味わっています。

強風抑止の続発した水曜日(3/13)が、64鹿島貨物最後の撮影となりましたが、トシイチ三週末連続の1回目(2/24)の夕暮れが、最も印象に残っています。強風の北浦鉄橋から、定番の重田踏切に移動。何とか間に合って、素晴らしい斜光線の中を行く1041号機の姿を捉えることができました。この光線なら、スカコキでもいいです(笑)

思えば昔、カニパンが嫌いでした。PFでも初期型ならいいけれど、64でも一般ならいいけれど、ましてやパーイチ?興味ないなあ、と仲間内で公言し、目当てのゴハチの前に雪をつけた64-1000の重連がやってきても、シャッターを切らなかったこともありました。その64-1000に、2013年春のダイヤ改正前の日々、こんなに楽しませてもらったのですから、これからは、前非を悔いて、きちんと撮らなければいけませんね。

この日、東関道へ戻るクルマの中から、夕暮れの空に浮かぶ月が見えました。湾岸に入ると、それは美しい富士山のシルエット。夜、PCに画像を取り込んで、64の美しさも月や富士山に勝るとも劣らないなあと一人悦に入っていると、青い機関車の左上の青空に、ぽっかりと月が浮かんでいることに気づきました。どうやらこの日は、64鹿島貨物の最後の季節の中でも、伝説の一日となったようです。

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さらば東横渋谷駅

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東横線渋谷駅といえば、ずらーっと連なる懸垂掲示が一つのシンボルです。それが、Mobitで終わってしまうのかなあと思っていたら、ありがとうヴァージョンに変わったとの鉄な噂です。お~これは1枚撮っておかねば、と、昨夜、飲み会のあとで無理やり寄り道してきました。

ただ通勤客として利用していたらわからないままだったかもしれませんが、この渋谷駅のデザインは、日本の建築史の中でも重要視すべき、昭和の名作だったようです。行き止まりのターミナル駅、人の流れも計算に入れたモボモガな空気が、急行運用ですぐに折り返していく9000系の電車を包み込んでいます。

そして明日(3/15)、東横線渋谷駅は最終営業日を迎えます。並木橋から渋谷のかけての居酒屋事情にもいささか詳しくなりました。帰り道に残った宿題カットをいくつか撮って、最終電車は見送らずに、居酒屋で溶けてしまいたいと思っています。

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強風抑止

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昨日(3/13)の鹿島貨物は、改正による運用変更を目前に控え、国鉄色や広島更新色などの人気ガマが続行でやってくる……はずでした。それが、煙霧に見舞われた3日前をも上回るかのような強風と風塵により、霞ヶ浦にかかる北浦鉄橋は長時間の抑止。結果、撮影できたのは朝の71レのみと、何とか休みをいただいて駆けつけた当方にも、ちょっとほろ苦い一日となりました。

その強風名所の北浦鉄橋ですが、2週間前に初めて行ってきました。朝7時、燦々と朝日に照らされた77レを撮るのがここの定番ですが、行ったはいいが目当てのカマが来るかの確認は困難を極めるのと、天気が悪ければ手前に手すりのある鉄橋のただの遠景写真、とリスクがあまりにも高く、出撃を躊躇していました。

終日快晴に恵まれたこの日(2/24)、夕方に鹿島スタを出る70レの撮影を、ここから始めることにしました。折りしもの強風で、何とカモメが空へ飛び立てずに、水面近くで右往左往しています。三脚を風で飛ばされないように両手で支えながら、堤防の道路に5分と立っていられない状況でした。

やがて1041号機が徐行しながらおずおずと鉄橋を渡ってきたのですが、機次のコキはご覧のようにずっとスカ。。。何やらバランスの悪い写真になりましたが、この好天がかなりのところを打ち消してくれました。結局、朝の定番シーンは行かずじまいになりそうですが、草木もなびく鹿島貨物の有名撮影地に、何とか滑り込みでエントリー、というところでした。


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並木橋エレジー

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鹿島貨物撮影の成田線から、東横線地上廃止区間に戻って、並木橋の交差点にやってきました。地下化切替まであと1週間を切ってから、またこうしてラストスパートをかけるのですから、我ながらアマノジャクこのうえありません。え~と、去年は東海道新幹線の300系だったかな、その前はブルトレの富士ぶさ(笑)

並木橋といえば、まず場外馬券売場が思い浮かびます。古い喫茶店やラーメン屋の店先に「競馬中継中」の文字があったりして、このあたりは、オシャレな渋谷と代官山の間にあって、いまだに昭和の香りが残っています。競馬に不案内な当方ですが、そういえば、鉛筆を耳に挟んで、小脇に競馬新聞というスタイルも見かけなくなったような気がします。たぶん、いろいろIT化されたのでしょうか。。。

六本木通りからず~んと坂道を下りてきて、明治通りが擂り鉢の底で、ここから代官山へ向かって、今度は緩やかに坂道を上がっていく。都心に車で行ったとき、よくこのコースを帰り道に使います。夕陽に向かって坂を見上げたとき、まず目に入るのは東横線のガーターでした。その線路が、あと数日で過去のものとなるとは、いまだに信じられずにいます。

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強風~煙霧2時間前

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10時30分、碑文谷からクルマをスタートさせ、当初ナビを下総神崎に設定しました。で、首都高に乗ると、ことのほか流れはスムーズ、よし、これなら総武線高架区間でトシイチの73レを1枚撮って行こうと、まずは下総中山へ。何とか10数分前に到着して、緩行にもカブられずに順光ゲット。あらためて原木インターから京葉道路に入って、下総神崎を目指します。

千葉北の手前から横風に煽られ、成田を過ぎると砂嵐に見舞われるのは、同じように73レを追いかけた2週間前と同じでした。しかし、千葉は風が強いなあ、そうは言いながらも、なぜか下総神崎周辺の視界は、砂ぼこりもなくクリアで、天変地異の実感がないままに、強風をついて定時でやってきたコキ満コンの編成美を堪能しました。が、今になって、2週間前の写真と比較すると、明らかに全体が薄い砂色で霞んでいますね(笑)

本来ならば、夕方の斜光線が期待できる、折り返しの70レを待つところですが、午後の予報は曇り所によりにわか雨。未練たらたら、昼飯食べながら空の様子をみていたのですが、やはり西の空に雲が広がってきました。撤収、そして東横線への再転進を決め、成田インターから帰ろうとすると、強風で東京方面は50km規制、何と潮来方面は通行止め……ナビを並木橋に設定して、東京都内の煙霧のニュースをラジオで聞きながら、何だか際どいタイミングで移動しているなあ、と風に煽られないように、ハンドル操作に集中しました。

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東急碑文谷工場の時代

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改正前最後の日曜日(3/10)の午後、関東は煙霧というわけのわからない大気現象に襲われました。朝から東横線9000系と鹿島貨物最後のEF641041号機を掛け持ちしていたのですが、煙霧がやってきたのはメインの撮影が終わった後で、幸か不幸か、砂ぼこりに霞む消えゆく車両たち、というのは撮れませんでした。

午前中は何とか光が保ちそうな予報でした。ラストスパートに入った東横線9001Fを、朝、順光で捉えたい場所が残っていました。まったくの地元で、あそこは撮れそうだなあ、と常々思いながらも、ダイエー俯瞰と同じように実際には一度も撮ったことのなかった、東急碑文谷工場の跡地付近です。

昭和43年の廃止ですから、私が実際に見たことはありませんが、戦後すぐの時代は東急だけでなく江ノ電など他社の車両も整備されたとか、あ、そうだそうだ、日比谷線の営団車両もここから搬入されたとか、現在は東急グループのゴルフ練習場になっているところが、戦後私鉄史の生き証人だったことは、この写真の手前に見える保線敷地の様子から、わずかに偲ぶことができます。

16運用に入った9001Fが、10時過ぎのちょうどいい時間に各停運用で下って行きました。光線はわずかにサイド気味ながら、ほぼ桜田状態! 急行灯点灯ならなお美しいでしょうが、これが撮れたのだから、良しとしましょう。さて、次は鹿島貨物73レをどこで迎え撃つか……目黒通りのコインパーキングに戻って、急ぎ首都高速へ、所要時間はナビと相談することにいたしましょう。



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三週末連続

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今日の鹿島貨物77~72レに、またまたEF64-1041号機が入ったようです。何とこれで、3週末連続! わずか1年でしたが、木曽や上州の山から下りてきて、房総の里を走ったロクヨンの最後を飾るにふさわしい偶然ですね。もし、偶然でないというのなら、餞を企まれたどなたかに、ひそかに拍手を送りたいと思います。

国鉄色の電機で、白Hゴムというのは、このトシイチ以外にまだいるのかな? 思えばほんの少し前まで、ロクヨンもPFもパーイチも、みんな白ゴムでした。ゴハチは黒白両方あって、いっときの122号機のように黒白パンダもありましたが、新型電機の前面窓といえば、まずは白い縁取りのイメージでした。

その奇跡のような機関車が、明日、最後の舞台を駆け抜けるはずです。午後から悪化の天気予報と、まだいくつかの課題を残す東横線9001Fとのはざまで、土曜日夜の鉄心は、千々に乱れています。朝、もう一回、天気を見てから決めようと、往生際の悪いこと、このうえないですなあ(笑)

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我が街を俯瞰

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改正前のラストスパート、今日からしばらくは東急と鹿島貨物の交互エントリーで行きます。一昨日の日曜日(3/3)の東急9000系、駅撮りオーソドックス写真も押さえてはいるのですが、何といっても我が地元です。いろいろ思い入れがあるわけでして、中国の熱水でも撮らなかった(笑)、らしくない鉛筆写真、たまにはお目にかけたいと思います。

学大住んで、まもなく25年。考えてみれば、故郷京都より長くなりました。目黒区にはちょっとそぐわない(?!)京阪沿線千林発祥の大手スーパーのエレベーターから、学大から都立大へ向かう東横線の電車が見えます。碑文谷に引っ越した当時、ゴハチロクニに精を出していた昭和から平成に変わる時代、あの頃はここから写真を撮りたいとは夢にも思いませんでしたが、東急らしい電車の最後に、一度だけ撮ってみたくなりました。

たしか新玉川線が田園都市線に変わるときだったでしょうか。学芸大学も都立大学も今は学校はないのだからと、東急が駅名改称を前提に地元にアンケートをとったことがありました。巷の噂では、碑文谷駅、柿の木坂駅に変えるらしい、冗談じゃないよ、ガクダイはガクダイだ!……飲み屋で盛り上がって、皆でほろ酔いで駅に文句言いに行ったよなあ(笑)ま、酔っ払いがそんなことしなくても、地元商店街の圧倒的反対で、駅名改称は撤回となったのでしたが。。。

さすがにエレベーターが最上階に達するのと、9000系が来るタイミングを合わせるのは無理と判断して(笑)、階段の踊り場の休憩スペースから、遠くに都心の高層ビルを望む、学大我が街を俯瞰しました。♪振り返るとそこは灰色の街 青春のかけらを置き忘れた街♪ 大阪を舞台にした古いヒット曲のフレーズが、唇に浮かんでは消えました。



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カウントダウンな日々2

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春のダイヤ改正まで、2週間を切りました。こうなったらもう、東横&日比直と、もうひとつ、ロクヨン鹿島貨物。今年はこの二つに集中いたします。どうやら噂通り、一部列車の廃止と他形式への運用移管が行われるようで、山から里に下りてきて広域運用をこなしていたEF64-1000の活躍も、あとわずかになりそうです。

快晴の日曜日(2/24)に、唯一の原色&白Hゴム車1041号機が、73レ~70レの運用に入りました。最初に迎え撃つは、桜田順光の駅先名所、本八幡です。この列車に続行する1091レが高機65時代からネタガマの登場が頻繁で、1枚撮ってから、改札を出て、よくC&Cのカレー食べたものです。そうか、都営新宿線は京王に直通しているのか、だからC&Cがここにあるのか、などと、どうでもいいことを考えながら(笑)

休日の駅先端は、けっこう同年代もしくはそれ以上の鉄な方の姿もちらほら、そして、懐かしい高機追っかけ時代のお顔にいきなり出くわしたりして、なかなかうれしいものです。短い編成ながら、コキは満コン! 今日は懐かしいカレーは抜きにして、もうワンカット、欲張ってみようと、駅前のパーキングへ急ぎました。

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カウントダウンな日々

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青森そして函館のラッセルの思い出に浸っているうちに、鉄な世界では、春3月、今年もカウントダウンな日々が始まっています。おけいはんテレビカー、もう一度は行きたいなあ。しな鉄の169系湘南色も必ずリベンジと思いつつ、まだ行けてません。とはいいながら、最近の週末は、64鹿島貨物に精を出し、今日(3/3)はさよならマークの付いた東横線9000系を追って、近場ハイキングしてきました。

まずは地上駅の廃止される渋谷でスナップと思いましたが、ここにきて、ケータイやスマホのカメラを向ける人の数が尋常ではないそうで、平日の帰り道にとっておいて、自宅から徒歩15分の祐天寺駅ホームから撮影スタート、折り返しは地下化工事も仕上げに入った代官山に移動しました。

しかし、8000系引退のときに、次は9000系の番なんだろうなあと思いましたが、こんなに早いとは思いませんでした。そして、同時に日比直という運転形態自体がなくなり、1000系も他線へ転属し、東横線から表示幕の電車がすべて姿を消すことになろうとは。。。

いかにも工事現場然とした下り進入アングルを撮った後、発車していく9001Fを望遠ズームで捉えると、狭くなったホームを足早で歩いていく人たちの後ろ姿がファインダーに入りました。必要な文字だけを記した、小さなはなむけのマークが、やがて早春の木漏れ日に光りました。

テーマ : 鉄道写真
ジャンル : 趣味・実用

朝市よりササラ

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函館の夜、鉄活ならぬ汐活(謎爆)、楽しかったなあ。いつものS屋さん、katoさんに、もーたーまんさん、マチさんが加わって、0時過ぎ切り上げが、ほんと、お名残り惜しゅうございました。明日は5時過ぎ集合の号令がかかっています。無理やりシャワー浴びて、短い眠りにつきました。

翌朝、雪は降ったり止んだりで、本来ならホテルで朝食の代わりにもらったチケットで朝市・海鮮丼となるところですが、朝市よりもササラです。空がゆっくりと明るくなってくる、坂の上の名・撮影ポイント青柳町で、旧型車530号から降りて、ササラの到着を待ちます。

ゼブラ塗りばかりが目立つこの除雪電車、出自をたどると、大正時代に東京都電で使われていた車両が、昭和9年の大火の後、函館にやってきて、後に旅客用から除雪用に改造されたものだとか。残念ながら実見する機会はありませんでしたが、数年前に江戸東京博物館での都営交通展で、何と東京への里帰りも果たしています。

しかし、竹の箒で雪を掻くとは、何と原始的な除雪車両が、平成の世に残っているのでしょうか。十字街と谷地頭の間の函館市電きっての撮影地で、我々もじっくりとカメラを構えることにいたします。それにしても、寒いなあ。谷地頭の八角形の温泉入ったら、さぞかしあったまるだろうなあ、というのは、とりあえずお預けにして。。。

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ササラ電車出動

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駒場車庫で撮影中は止んでいた雪が、ササラ電車が動き出すとともに、夜の函館の街を白く彩り始めました。雪の降る中の撮影は寒くて大変ですが、よ~し、これは雪を掻いてくれるかもしれない! 雪がなくてササラらしいシーンが撮れず、ただの「回送」に甘んじた前回のリベンジができそうです。

それにしても、時刻は20時を過ぎ、いつもなら居酒屋でほろ酔いの時間です。移動用に旧型車530号をチャーターして、ササラの行く先に先回りする、素晴らしくも緻密に練られた行程です。ぴー助さん、そして函館市電の現場の皆様に、大感謝! ビールはあと少し我慢して、撮影しようではありませんか(笑)

撮影が終わって、やっと居酒屋にたどり着いたのは、22時を回っていました。それでも、函館といえばイカ刺しに舌鼓を打ち、やっぱりほろ酔いで日付が変わる頃、ホテルに帰りました。明朝はロビーに5時15分集合、明日またササラの活躍を寿ぐかのごとく、外は深々と雪が降っています。

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