函館ファンタジー

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昼過ぎに青森を発車する臨時の「白鳥」で青函トンネルを越えて、雪の止んだ午後の函館に到達しました。列車で海峡を越えるのは、3年前の同じツアー以来でしょうか。蟹田を過ぎたあたりから「はまなす」撮影ポイントを車窓から確認し、トンネル抜けた木古内からまた確認に入るのは、けっこう楽しいものでした。

臨時ゆえに車販もなく、昼を食べそびれてしまいました。駅前のホテルへチェックインした後、大急ぎでラーメンを腹にかっ込みます。オーソドックスな函館塩ラーメンのほかに、当店特製辛味ちゃんぽんというのがあったので、ついついそれを注文、結果はそれほど感動する味ではありませんでしたが(笑)

薄暮の駒場車庫では、ササラ電車や装飾電車のみならず、こうして旧型・非広告車が並んで、我々のツアーを出迎えてくれました。ちょっと引いたところから並びを撮ろうと、カンで露出を決めてモニタでチェックすると、天空の架線のあちこちが、まるで星のようにキラキラと光っています。

夜景で有名な函館のファンタジー・ナイトをこうして見ることになろうとは、思いませんでした。さすがに日没後は冷え込んできて、目無し帽をカメラバックから取り出しました。今夜は雪の予報、そろそろバルブを切り上げて、我々もササラ電車と一緒に出区する時間が近づいています。

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雪晴れ国鉄色~485系T18

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「あけぼの」撮影後、弘南大鰐線のラッセル撮って、昼過ぎの海峡線で函館へ移動、と予定されていた青函ラッセルツアーでしたが、折りしも特急「つがる4号」代走運用に充当されている新潟所属の485系T18編成を、青森への移動の合間に撮影できるタイミングとなりました。

岩木山バックの国鉄色485系、まったくもって貴重で捨てがたいシーンですが、時おり雲の出る微妙な天気、ここは桜田順光、雪晴れゲットに賭けてみたいというもので、陸橋上に陣取る大多数のツアー参加の皆さんと離れて、カブリつくことにいたします。当然、岩木山はまったく見えませんが(爆)

やがてやってきたT18編成は、北海道育ちの1500番台を物語る前照灯2灯のユニークフェースで、昨夜の新雪をあでやかな雪煙に変えながら、雪晴れの奥羽本線を秋田へと走り去っていきます。ヘッドマークをせめて「特急」の2文字に、、、という贅沢を言うのは、この際、やめておきましょう(笑)

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冬のあけぼの

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弘前に泊まった翌朝(2/10)、今度は弘南大鰐線ラッセル撮影を前に、ブルトレ「あけぼの」を狙いました。冬季になると遅延や運休の多い「あけぼの」ですが、この日はほぼ定刻に、朝の半逆光の中、雪と一緒に青い車体をキラキラさせながら、やってきてくれました。

それにしても、もう日本のブルトレは「あけぼの」と「北斗星」だけになってしまったのですね。現在とは運転経路が違うとはいえ、1970年デビューのこの列車はブルトレの歴史を最古参として紡ぎ続ける孤高の存在となりました。3月改正でも存続が決まり一安心とはいえ、客車の車齢からいって予断を許さない状態が続くことはたしかでしょう。

最近、首都圏のJR駅の電光表示が目に入るたびに「本日のあけぼの号は…」の…の後が気になります。雪に彩られた冬の「あけぼの」撮影はなかなか難易度の高いテーマですが、こうして至高のシーンに遭遇すると、今度は桜田順光で撮りたいというのが、人情というものですね。

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雪晴れラッセル

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年明けから続いた日独交互エントリーも昨日で終了、鉄活報告の舞台は、ぴー助さんにお誘いいただいた、三連休(2/9~11)の青函ラッセルチャーターツアーに移ります。しかし、いまだ当時の興奮が覚めやらず、日に何度かはあの瞬間、この瞬間を思い出してはほくそ笑むという、夢遊病者状態が続いています。

新幹線で新青森まで3時間40分、スリーデーパス+大休プレミア・アップグレードで寝ているうちに到着し、川部でツアー参加の皆さんと合流したら、あとは2年ぶりの弘南線で、ラッセルの追っかけを待つばかり。青森に着く頃にちらついていた雪も止んで、光線状態を気にせざるを得ないほどの日差しが……贅沢な話です(笑)

ラッセルですから、雪を掻くシーンを撮りたいものですが、黒石、田舎館は線路面にそれほどの雪がなく、ラッセルギラリ、順光の中を行く、というカットを収めるにとどまりました。そして、時おりゲリラ雲の攻撃に遭いながらの、最後のポイント運動公園前で、雪原を滑るようにラッセル+EDがやってきました。おお、来た甲斐あったよなあ! モニタ見て、思いきり溜飲を下げたのですが、なかなかどうしてこのツアー、まだまだ素晴らしい幸運がたくさん待っていたのでした。

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利根の川風

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鹿島貨物71レの撮影を終えて、佐原~銚子でのC61試運転に移動しました。往路の銚子発はDE10先頭&C61ぶら下がりで、復路の銚子行きがC61先頭の「SLおいでよ銚子号」のテストランになります。この区間、まったく初めての出動で、ロケハン即撮影のぶっつけ本番、いやはやしんどかったなあ、、、

単線片ポールは鹿島貨物区間と変わらないようにみえて、ド田んぼ少なく微妙な市街地が連続、警備のためのロープが線路沿いに張られているというオマケまで付いて、なかなか納得のいくポイントを見つけられません。やっと見つけた1か所目は、スカ&ゲリラ雲で大撃沈、追いかけて2か所目で、やっと満足のいく煙とアングルに遭遇しました。

思えば40年前の昭和47年、梅小路入り直前のC571号機が千葉~銚子を走って、たしかRF誌のニュースページに「利根の川風を受けて」とかいうキャプションで紹介されたのを思い出します。今回、それっぽい場所を追っかけのクルマで通過しましたが、残念ながら利根川絡みのアングルは叶いませんでした。ハドソンC61とは縁もゆかりもない区間でしたが、懐かしき佐倉のクルクルパー付きC57やC58を思い出させる、ちょっとほろっとくるイベント運転だったように思います。

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トラムといえば、ハノーバー

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ヴェルニゲローデヘ戻ったら、翌日も撮影を続ける03 1010さんとお別れして、夜の列車でハノーファーへ向かいました。2時間でハノーファー中央駅に到着、ここで1泊して、明日はフランクフルト経由で帰国となります。帰国便の異なるGontaさんとも、ここで晩飯食べてお疲れさま、と最初から最後までバラバラなツアーでした(笑)

大晦日のハノーファーは、前日のヴェルニゲローデ同様に、新年を迎える爆竹の音があちこちで響いていました。ソーセージにサーモン、オヤジダイエット禁断のビールを2杯飲んで、いい気分で街角へ。酔っぱらってはいられません。2012年の最後は、ここで、トラムの撮影です。

「ああ、そうか、広電のハノーバー電車って、ここから来てたのか!」ほろ酔いで今頃気づいて、我ながら赤面の至り。連接車の3両編成が基本で、さらに6両、9両と連接してやってくることもあるそうですから、21世紀に生きるトラムの雄って感じです。新導入のK-5Ⅱsは、ここでも高感度領域で今までにない活躍ぶりでした。

その頃、ヴェルニゲローデのクラでは、翌日のスペシャル運用のためにマレーが出庫、それをバルブしていた03さんが羨ましい、などというのはなしにしましょう。もう一つ、帰国のフライトは787、それは快適で……と思ったのにその後、、、というのも、なしにしましょう。そうだよなあ、今度はゼロイチ撮りたいようなあ、と、次回のドイツ鉄に思いを馳せる今日この頃です。

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単線片ポール讃

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朝7時過ぎの小岩から始まった鹿島貨物71レの撮影は、バリ順カブリツキのヨツモノ(四街道~物井)を経て、単線片ポールの下総神崎~大戸に到達しました。この区間には、すでに2か所、撮り鉄の間で知られたポイントがあり、光線状態を勘案した結果、この日(2/3)は大戸寄りの通称・幼稚園ポイントに落ち着きました。

久しぶりの単線片ポール、それも桜田順光、鹿島貨物はこれでなければ、という大向こうを唸らせる舞台装置です。単線片ポールを行く電機牽引の貨物といえば、65特急色が大量に落ちる寸前の両毛線の安中貨物や、シュプール号の合い間に撮った信越北線の64重連が思い出されますが、そういえば、この下総神崎界隈にも、65特急色や茶ガマ、JR東から貸し出されたPトップを撮りに来たことが、今ではもう懐かしく思い出されます。

いわゆるド田んぼを行く、何の変哲もないストレート。それでいて、線路端の雑草はなく、足回りがくっきりと写る。単線片ポールの路線には、なぜかこういうポイントがあって、鉄がいつも集まってくる。この日も、このあとC61試運転に移動する旧知の鉄たちが、冬の青空の下、三々五々、姿を見せました。

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教会の見える丘

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前日と同じように、アレクシスバードから盲腸線の分岐駅シュティークに到着する列車を、ハルツ狭軌鉄道唯一のループ線のところで待ち構えました。ところが、ところが、です。前日はそのまま前向きで盲腸線をハッセルフェルデへ向かった列車が、今日はループ線で向きを変えて、逆向き牽引で出発していったのです。

ドイツ鉄ドシロートの当方は、いったい何が起こったのかわかりませんでした。が、クルマに戻ると、03 1010さんが目の色を変えています。「返しが正向きになります。教会バックの俯瞰、行きますよ!」、、、つまり、通常では逆向き牽引でしか撮れないアングルが、何と今日に限って、前向きで撮れる、というわけです。ああ、最後の最後に、何たるラッキー!

背の高い教会をシンボルに、ハッセルフェルデの街並みを望む丘の上に、強い風と刻々と落ちて行く露出の中、カメラを構えました。もはや残照というほどの残照もなく、感度を上げて写し止めるのがやっとでしたが、ヨーロッパの蒸気機関車の風景ここにあり!というシーンをモニタで確認して、3日間のハルツ撮影は、めでたくフィナーレを迎えたのでした。

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冬の朝、カブリ回避

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ドイツ報告もフィナーレが近づいてきましたが、国内ネタエントリーは、64鹿島貨物、ダイ改直前の急スパート、いきます。この日(2/3)は朝の71レへの国鉄色1006号機の充当と、成田線でのC61試運転が重なり、これはクルマを出したほうが効率的と、久しぶりの終日マイカー鉄と相成りました。

朝7時。まだ明けやらぬ小岩駅の先端から、撮影スタート。聞くところによると、冬のこの時期限定の光線を求めて、最近は平日でも出勤前の猛者たちが集まる由。というより、土休日ダイヤはかなりの確率で緩行線の電車がカブることもあっての、皆さん平日出動らしい。今日は日曜、ま、運を天にまかせましょう(笑)

そして、やはり緩行線がロクヨンと並走して登場しました。ああ、やっぱり……と一度は天を仰いだところで、幸いなことに、手前を走る電車が先行、朝日に輝く国鉄色は、まだ日が差しているところを走っていました。列車をカツカツに撮るのは600mmぐらいが必要でしょうが、当方にはその機材はありません。都会の高架線、冬の朝のスポットライトということで、広めの画面で満足することにいたしましょう。

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二度目の僥倖~ゼルケタールバーン

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再び、山を下りてゼルケタールバーンへ移動すると、この日(12/31)も、雲の切れ目から日が差し始めました。木組みの家や古い教会をかすめながら、小さな町を抜けていくクルマの足どりも、いつの間にか軽やかになり、あとは過度な期待をせず、平常心で桜田順光を待つばかり(笑)

こうなったら、午後の8965列車絶対順光ポイントでいきましょう。至近の踏切にクルマを停めて、直前に翳ってしまった前日のリベンジを果たそうと、編成がギリギリ巻かないように慎重にモニタで確認しながら、24時間前と同じアングルを選びます。

結果、桜田オーライでした。ドイツの高原列車、あでやかに走るってイメージの絵になりました。はい、これでもう、日本へ帰れます(爆)……と思ったところで、さらに手前でカマの顔がギラリ! 大あわてでズーミングして再び連写に集中して、ゼルケタールバーン、二度目の僥倖を堪能させていただいたのでした。

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思わぬ場所に、思わぬ重連

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その日(1/26)は本八幡から下総中山へ、総武線懐かしの駅撮りの名所を撮り歩いて終了の予定でした。ところが、夕方近くに急速に天気が回復してきて、これはギラリがあれば勿体ない、とこれまた久しぶりの新金線、新中川の鉄橋へ急遽、予定を延長して向かうことにしました。

その途中で、地元のプロ、鉄人騎士さんからメールが入りました。何と、これから夕陽とともにやってくる76レは、64-1000の重連! どうやら故障車の回送を兼ねた突発的な運用変更で、上越線や中央西線ならいざ知らず、平地も平地、都会の短絡線の新金線で、今までの感覚ではありえない場所に、ありえない重連が出現する、というわけです。

新小岩から歩いて30分はかかったでしょうか。通過10分前に何とか鉄橋のたもとに到着、あとは夕陽よもってくれ、と祈るばかりでした。やがて青い車体をキラキラと輝かせながら、思わぬ重連が独特のモーター音を響かせながら、さすか64、という重々しい雰囲気で、鉄橋を渡っていきます。いやはや、こんなことが何度もあるとは思えませんが、64鹿島貨物、これはすっかり病みつきになりそうです。

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篠目、津川、シールケ

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年末のハルツ撮影3日目の午前は、再び、ブロッケンバーンで山へ向かう99型牽引列車の続行を狙うことにしました。ドン曇りの空の下、山頂へ向かうのは諦めたものの、分岐駅のドライアンネンホーネから森を分け入ったシールケの駅発車をターゲットに絞ります。

ここでクルマを駐車場に置いて、山頂へ列車で向かおうとする観光客が待つホームに、麓からの列車が滑り込んできます。交換停車の間、記念写真や汽車見物の老若男女がホームに溢れるのは、山口でいえば篠目、磐西でいえば津川という感じで、それを発車を待つ構内のはずれから眺めるのは、なかなかどうして、悪くありません。

そして、今度は山から列車が下りてきて、ここからクルマに乗り換える観光客が、逆のホームに溢れます。それから数分、篠目や津川と同じように、ホームの人影はまばらになり、駅員の発車合図だけが、ファインダーに目立つようになりますが、これまた、なかなかどうして、悪くありません。

午後の予報は、標高の低いエリア、すなわちゼルケタールバーンのほうが回復、となっています。山頂からの雄大な眺望をゲットできなかったのは残念ですが、ここで両方向への発車を見送ったら、今日も桜田順光のわずかな可能性に賭けて、山を下りることにいたしましょう。

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再び、鹿島貨物

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意外なところで始まりました、今年も春のダイヤ改正前の猛スパート(笑)。EF64-1000に運用が変わって1年、今また牽引機変更が囁かれる、通称「鹿島貨物」です。新小岩のジモティ、鉄人騎士さんのブログで、国鉄色の連続充当を知ったのが運のつき、はい、先週、今週と2週末続けての出撃となりました。

鹿島貨物の牽引機がDD51からEF65に変わったのが2001年ですから、まだカメラは銀塩でしたね。末期の高機65PやF、はたまた茶ガマを追って成田線通いをしたのも今は昔、へえ~、ロクヨンが山から下りて鹿島へ行くのかよ~と、ただ思っただけだったのが、去年の春のことでした。

それがそれが、今やブルトレから貨物に至るまで、愛知集中配置で広域運用に入るEF64-1000は、国鉄色がほかに比べてかなりの割合で残っていて、国鉄型電機の最後の牙城ともいうべき存在になっています。そのロクヨンが、東京都内の高架線から、単線片ポールのローカルラインまでを走りぬく鹿島貨物、この素晴らしさに、いつものことながら、改正直前に気づかされた、というわけです。

この日(1/26)、機関車故障による運用の乱れで2列車の積載が統合され、午後の76レはご覧のような長い満コンとなりました。日本で最もホッチキスがやむを得ず許容される(爆)下総中山の先端で、大声で盛り上がる高校生の鉄に混じって、ひとり静かに堪えて待つ時間はけっこう大変でしたが、お約束の桜田順光、ロクヨンの雄姿にそんな疲労感は吹き飛んでしまったのでした。

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路面蒸気を探して

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ハルツ撮影3日目(12/31)の朝は、小雨が降っていました。う~ん、これではブロッケンの山に登っても視界が開けるどころか、山頂付近は一面の霧に包まれているかもしれません。撮りたかったよなあ、ブロッケン山頂の雪景色。樹氷の木々を縫って走るナロー蒸機。次回の課題にいたしましょう。

接近戦とならば、ヴェルニゲローデの街中の雰囲気も押さえておきましょう。ドイツではモリー鉄道の路面蒸気が有名ですが、ここにも、ああいう雰囲気のところはないのか……訪独前にネットで検索すると、定番の古い教会バックの踏切以外に、住宅地の併用軌道みたいなところの写真がありましたが、今回は残念ながら見つけられませんでした。

レンタカーであちこちロケハンしているうちに、1車線の道路と並行して、静かな住宅地を抜けていくポイントに行き当たりました。8時過ぎ、今日もISO800の露出が見えてきたところで、山への一番列車が踏切を渡って、まだ散歩する人々の姿もまれな、大晦日の住宅街に白煙とともにやってきました。

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カーレーターの昔

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東京へ戻る日(1/5)の朝、「日本海」を自分にとっては最初で最後の湖西線で見送ることにしました。予報は朝から晴れ基調でしたが、有名撮影地のひとつ、オノワニを過ぎたあたりから、空はにわかに搔き曇り、近江中庄のお立ち台から比良山脈の上のほうまでは見えず、ちょっとがっかりした表情で、数十人の鉄が三脚を並べていました。

この日、初めて湖西線のローカル電車に乗りましたが、蓬莱、志賀といえば、京都のガキにはサンケイバレイですね。今は、びわ湖バレイというのかな。京都から最も近いスキー場には、昔、カーレーターというシェルター付きのベルトコンベアみたいなのがあって、山頂へ家族連れを運んでいました。何だか暗い感じの乗り物でした。それでも、子供にとっては、珍しい体験として、今もはっきり、姿かたちや音、そして激しい揺れを思い出します。

その当時、江若鉄道の廃止後ながら、まだ湖西線の建設工事は本格化しておらず、父のサニーで行く湖沿いの細い国道は、夏の湖水浴のときとは裏腹に、うら寒く、寂しい雰囲気でした。今は近江今津まで新快速が往来する時代、40年以上前の遠い記憶を雪煙で打ち消すように、ローピンとブルーの正調編成が、ほとんど踏切のない、国鉄きっての近代化路線を走り去っていきました。

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