冬の森

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雨宮21号雪中運行、2日目は朝から雪になりました。お約束の朝練、石北貨物も視界がきかず、まあ撮っただけという、残念な結果に。146kmpを断念したおかげで、丸瀬布いこいの森には10時前に到着、初回の運転の前の試運転から撮影することができました。

昨日と違って、遠景のサイドアングルなどは雪のヴェールに覆われてしまって、それはそれで雰囲気はあるのですが、今一つ盛り上がりません。そこで思い出したのが、木々の間からカマを抜くアングル。おお、この手があったか!紅葉の時にもやりましたが、昨日よりも断然、木に枝に着雪していて、いい感じです。あとは慎重に、ここならカマが抜けるというポイントを選んで連写にお任せでした。

昼過ぎに、今年は2度目の蒸気抜きショーがあって、丸瀬布の冬の森は、来年の春まで、静かな眠りにつきました。森つながり、というのは偶然ですが、年末はドイツの魔女伝説の森へ行ってきます。皆さま、よいお年をお迎えください。

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ジャンル : 趣味・実用

DDサンタ

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磐西のクリトレにシゴナナが登板しない寂しい年末ですが、山口では今年もシゴロク牽引のワンデー・クリトレが運転されました。クリスマス3連休初日、予報は下り坂でしたが、DD補機付きのこんな編成もまたよかれ、とUBJ線にも就航した787の快適なフライトで、出撃しました。

現役蒸機の時代を知るSLおじさんの風上にもおけない当方、DDを隠そうなんて思わないばかりか(笑)、来年度以降の去就が心配されるレトロ客車3B、この模型のような編成にけっこう魅力を感じたりします。それに、現地でふと思ったですが、赤いDDは、まさしくサンタさんではありませんか(爆)

山口市内のドン曇りが、仁保峠のトンネルを抜けると雨となり、最後の徳佐では何とかISO400に戻せるところまで、露出が回復しました。うれしいことに、次位のDDが付いていても、やまぐち名物の爆煙は健在です。何とか客車が煙に巻かれることもなく、今年最後の汽笛を阿東路に響かせながら、9521ラストポイントに集結した鉄の前を、赤いサンタクロース付きのクリトレが力強く走り去っていきました。

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森の聖夜

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もしかしたら雪がちらつくかも?と予報されていた東京のクリスマスイブですが、残念ながら降りませんでしたね。冬晴れの一日が暮れたあと、寒い風にコートの衿を立てて家路を急ぐ人々に、最後のクリスマスケーキを勧める声が駅前に響く、何ともいつも通りの12月の夜になりました。

1週間前、丸瀬布のナイトセッションで見た光景を、いまだに信じられないでいます。これまでにお月見や花火も行って撮りましたが、それらはまだ、現実の匂いがしました。ところが、雪を被った木々をバックに、雨宮21号の牽く旧井笠鉄道の客車がライトアップされて佇んでいる姿は、2012年という時間や、日本の北海道という場所や、すべてを超越して、夢を見ているようにしか思えなかったのです。

ふと現実に戻ると、おそらく丸瀬布いこいの森始まって以来の三脚がズラリと並んでいて、時折汽笛を鳴らしたり、煙を吹かしたりする雨宮21号の表情の変化を逃すまいと、ここは五泉か舞台田か、はたまた長門峡か本門前かという緊張感が漂っていました。

あれから1週間が過ぎ、ナローの線路も公園もベンチもすっかり雪に覆われて、今夜の丸瀬布は深々と雪が降っているのでしょうか。クラで冬眠に入った21号は、今頃どんな夢を見ているのでしょうか。磐西のクリトレがなくて鉄には少し寂しい年末でしたが、北の森を想いながら、今年もメリークリスマス!

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武利意の夕陽

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はじめのうちは、興奮のあまり寒さを感じなかったのでしょうか。14時を過ぎて早くも太陽が西に傾くと、厳しい冷気を帯びた風が時折、手袋を忘れた肌に突き刺さるようになってきました。この日(12/15)の雨宮21号の運転は15時までで、またまた日没とのマッチレースになりました。

トラス橋に並行した道路のところで、すでに鉄が集中していました。さもありなん、ここでは夕陽をバックにした、真横のアングルが得られそうです。力行してトラスを渡ってくるところをシチサンで狙うのも魅力的ですが、ここはやはり、ホワイトバランスを変えて、夕陽絡みに挑戦しましょう。

しかし、いくらデジタルのおかげとはいえ(笑)、ここまで煙と夕陽がしっくりくるのは、この遊覧鉄道がかつての現役森林鉄道と同じ場所にあるがゆえですね。廃車後の長期保管から復活に至る道程には、この機関車を愛する地元の皆さんの幾多の物語が積み重ねられているといいます。そして今年の冬もまた、武利意の森に、さらにひとつの物語が積み重ねられたのです。

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林鉄、冬の夢

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前の週に降った初冬の大雪が、丸瀬布いこいの森の園内一面を白く染めています。10数年ぶりの雪中特別運行といってもまだ12月の中旬、実は例年だと積雪があるかどうか微妙な時期でした。旭川空港からの雪道運転をGontaさんにおまかせしての2時間半、通常の1時間増しの所要時間で、雨宮21号の待つ、夢の別世界に到着しました。

蒸気機関車の煙たなびく積雪の北海道といえば、釧路の湿原号を別としたら、昭和47年の春休み、京都の高1・均一周遊券旅行からちょうど40年ぶりになります。3月の終わりでしたから、道南はもうほとんど地面が見えていて、はっきり雪景色が撮れたというのは、函館山線、留萌線、そして石北線常紋など、ほんの数か所でした。でも、どこでもほとんど道床に積雪は残っていなかったので、こんな現役蒸機の(!)雪景色を撮るのは、50代も半ばを過ぎて初めてのことで、実は興奮を抑えきれませんでした。

地元のNPO団体・夢里塾を中心に、ボランティアの方々が除雪などの準備から、当日の運営まで力を尽くされていました。訪れた人の数、2日間で300名! 首都圏からの鉄の我が知り合い率(笑)もかなり高く、あちこちで交わされる挨拶の様子は、40年の時を超えた昭和の鉄の同窓会のようです。かじかむ手で押すシャッター音の無数の拍手を浴びて、井笠客車を牽いた雨宮21号の奏でる冬の輪舞曲が、30分ごとに武利意の山峡に響いていました。

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77th Birthday~撮って旅する青春

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広田さんの昔の著書ではもう一冊、ヤマケイカラーガイド「蒸気機関車の旅」も忘れられません。これまた当時の有名写真家、オーソドックスなカッチリ写真で名を馳せた植松宏嘉さんとの共著で、見開きの写真の次にエッセイが交互に入った、小粋な本でした。

その中の一節で、当時の広田さんのお仲間が、失恋して大糸線へ傷心の旅に出る、信濃森上の鉄橋でシゴロク撮って、帰りに姨捨の雄大な車窓を見たら、彼女のことは忘れてしまった、とかいうお話がありました。昭和45年、京都のガキ鉄中学生が、青春という活字を初めて実感したのは、広田さんのこの文章でした。

時を経て、今から20数年前、そろそろ青春という言葉の苦みもひと通り経験した頃、仕事で奥様にお世話になる機会があり、僭越ながらのご縁ができました。それ以来、撮影地でお目にかかるたびに、ああ、今日も広田さんは撮って旅する青春を過ごされているのだなあ、と思うことがずっと続いて、今日に至ります。

上泉で定期列車と交換するこのシーンは、仲間たちと離れて、一人で撮らせていただきました。そうそう、この駅でC579囚さんとふらっと降りたのも、「石積みのホームがいいんだよね」という広田さんのひとことからでした。まだまだ、まだまだ及びませんが、これからも、広田さんの撮って旅する青春に、ついていこうと思います。



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お祝いデハ

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勝田から帰った翌日(12/2)は、今度は群馬に方角を変えて、地方私鉄への初訪問が続きました。上信は最近何度か行きましたが、上毛電鉄はまったく初めてのドシロート、JR前橋駅と上毛の中央前橋駅の距離や位置関係も前日に調べて知ったぐらいで、シャトルバスがあるなんて路線検索ではわからない、、、

13時の集合時間に滑り込みで大胡に到着、すでにこの日のデハ101貸切団臨に乗車する鉄たちが集まっていました。その半分ぐらいが友人知人でしょうか、今日の団臨は何と、広田尚敬さんの喜寿をお祝いする記念列車! 私もいくつかのご縁があって、お誘いをいただいたという、嬉しい一日だったのでした。

大胡の車庫での、おのおの広田さんの著書を持っての記念撮影は、すっかり黄ばんでしまいましたが、中学生のときから持ち続けているカラーブックス「蒸気機関車」にさせていただきました。やがて走り出した中央前橋への回送は、何と小さな日章旗クロス! こうなれば、お祝いがメインといっても、撮影に気合が入るというもの(笑)、行きの電車で目星を付けていた上泉の手前で、しっかりオーソドックスに待ち構えました。

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日没1分前

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昼過ぎのみぞれや雨が嘘のように、美しい夕陽が湊線沿線を照らしています。日没を16時過ぎとみて、少しでも早い時間に、阿字ヶ浦で折り返してくる「きのくに」マーク先頭を捉えようと、平磯の手前の開けたところに移動しました。いつのまにか太陽のまわりの雲は飛び、あとはキハが先か、日没が先か、、、

常磐エリアと縁もゆかりもない「きのくに」ですが、南海難波から紀勢線への直通準急・急行として、関西の鉄には馴染み深い愛称です。高校生の頃、紀勢線で撮ったことがありますが、それは国鉄線内のみのキハ58急行でした。後年、国鉄最末期にEF58牽引の14系客車で運転された多客臨の愛称としても、記憶に残っています。たしか紀伊富田~椿や岩代~南部で撮りました。

そしてまさに日没1分前、往時よりはひと回り小さいサイズのヘッドマークを遠慮がちに掲げたキハ2連が、赤々と線路面を照らす、俗称エロエロ光線を浴びてやってきました。おお、何とか夕陽に間に合った!……それから1週間が過ぎ、このとき中根で山影と戦われていたSさんや、帰りの電車で夕陽を眺められていたTさんに、私はご連絡ができずにいます。

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気動車準急の時代

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みぞれの中を常陸大子へ向かうC11を見送った後、この日(12/1)は深追いせずに、開通99周年の記念イベントが行われている、ひたちなか海浜鉄道へ先週末に続いて転戦しました。14時台までの定期列車が旧型キハの3連運転になっていて、それに間に合うための水郡追っかけ断念、というわけです。

残念ながら、雨は上がったものの、3連運転の時間帯には時折薄日が差す程度で、両エンドに「ときわ」「きのくに」のヘッドマークを付けた15時以降の2連タイムに天候回復の望みを託します。「ときわ」は電車急行の前には気動車で運転されていた往年の常磐線準急の愛称で、水郡線の「奥久慈」とも併結していましたから、まことに時宜を得た好企画といえましょう。

準急という列車種別が国鉄から消えたのが、今調べてみるとヨンサントオですから、私はかろうじて中学生です。その2年前には、100km以上はすべて急行格上げされてるので、「準急ときわ」も昭和41年までですね。さすがに京都の小学生、「丹後」か「平安」あたりのかすかな記憶しかありませんが、後に鉄道雑誌で見た九州の「ひかり」の印象もあって、気動車準急といえば大きなヘッドマーク、という印象が残っています。

15時を過ぎ、2連がやってくる時間には、急速に天気が回復し、お待ちかねの夕陽が顔を出しました。日没寸前のエロエロ光線にはまだ時間がありましたが、はたまたイエローかオレンジか、日の短い季節独特の美しいサイドライトを浴びて、準急華やかなりし頃の羽根つきヘッドマークも凛々しく、いにしえの国鉄準急色先頭の2連が、日暮れの大舞台に姿を見せました。

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霙降る道を

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C11325号機の地方巡業も12月に入り、先週末は水郡線の「SL奥久慈清流ライン」本運転でした。いやはや、寒かった、寒かった。私が出動した2日目(12/1)は、往路のDE10先頭のときから日差しは望むべくもないドン曇りでしたが、復路の蒸機列車通過の30分ほど前から、激しい霙(みぞれ)混じりの雨に見舞われました。

よく雨のほうが煙が出るとか、蒸機らしい写真が撮れるといいますが、私はやっぱり晴れたほうがいいなあ(笑)とても三脚をセッティングできる状態ではなく、ジャンパーの懐にカメラを覆い隠して、とにかくレンズが濡れないように、傘をさしながら待つのは、ほんと、得意ではありません。。。

おいおい、天気予報では、降ってもにわか雨程度って言ってたよなあ、などとぼやいてるうちに、やっと雨は小降りになり、上菅谷発車の汽笛が聞こえました。とはいえ、まだまだ吹けよ風、呼べよ嵐のピンク・フロイド状態の下、一度は完璧に手前に倒れた煙が何とか持ち直し、客車3両の姿が現認される状態で、メインのタイミングを迎えることができました。

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副票その2~ミシガン

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ちょっとC11325号機の晩秋巡業を一休みして、旧3000系特急の最後の力走が続く、おけいはんにワープすることにいたしましょう。三連休の最終日(11/25)、副票第2弾として掲出されている「ミシガン」狙いで、冬晴れの京阪本線に日帰りで行ってきました。

ミシガン、これは昔からの琵琶湖遊覧船のネーミングですね。びわ湖たそがれショーボート、このフレーズをテレビCMで見たのか、新聞広告か何かで見たのか、まったく覚えていませんが、子供心にもオシャレな感じがしたのだけは覚えています。そして、今も京阪の関連会社である、琵琶湖汽船が「ミシガンクルーズ」と銘打って、船上ウェディングなどもやっていると聞くと、このヘッドマークも、ことのほか小粋に見えてきます。

冬至を目前に控えて一年で最も日の短い季節、駅撮り名所・大和田では順光タイムにビル影が編成にかかってしまいました。その後、どのポイントでも影との戦いに惨敗の連続、最後に逆光で1枚だけ撮って帰るかと大和田に戻ると、それは美しい夕暮れの光につつまれて、ハトマークwithミシガンがやってきました。



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