みんな、ゆる鉄だった

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枯れ鉄さんにコメントいただいたように、僕らの年代の関西の親父たちは、みんな、隠れ鉄、今で言うところの、ゆる鉄だったと思います。皆、京阪間の移動手段には一家言あって、やっぱり阪急や、ちゃうちゃう京阪や、たまには国電もええで、と口角泡をとばしていました。で、学校に行ったら、クラスの男子の半分ぐらいはゆる鉄で、中に数人のバリ鉄が(笑)昨今と違って、女子に鉄はいませんでしたが(爆)

今回、京阪特急を撮り歩いていて、なぜか昔のCMソングを思い出しました。♪てん・まば~しからさんじょうへ~♪やばい、今でも歌えてしまう。いや、もしかして、よど~やば~しから、だったかなあ(笑)片や、♪はん・きゅう、ラララ、はん・きゅう、はん・きゅう、じゃまたね~♪というのは思い出しますが、国鉄はディスカバー・ジャパンに熱心で、新快速の唄はなかったのかなあ。。。

そんな時代が頂点に達した頃のスターが、京阪テレビカーであり、阪急6300だったと思います。「最後の夏」ヘッドマークも、あと数日。なぜか心の中で、♪てんじんばしすじ・なっかにわ~♪、とか、おおっさか、うめ~だ、いっちばんっち~~♪、とか、懐かしのB級関西CMソングが止まりません。こらあ、もう一回、行かんとあかんかなあ(爆)

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高架線に秋の色

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金曜夜はまた、京都でした。まだ地下鉄北大路が市電烏丸車庫だった時代に、ガキの頃の自分がさんざんお世話になり、今またオヤジになった自分が仕事で大変お世話になってる本屋さんの70周年。いやあ、久しぶりに痛飲させていただきました。最後は日付が変わった祇園石段下で、シメのうどんまで、、、おやじダイエット部には余計ですね(爆)

昨日(8/25)、東京へ戻る前に、京阪テレビカー最後の夏、リベンジに行ってきました。ほんとうは四条京阪か鴨川沿いで撮りたいところですが、とうの昔に地下化、ガキの頃にタイムマシンで戻らないと撮れません(笑)伏見区内は住宅密集地を走るため、晴れたはいいけど、マンダーラのオンパレード。結局、カブリは怖いが確実にヒキがとれる、守口市以南の高架複々線区間でアングルを探しました。

千林はたしかダイエー発祥の地でしたね。そういえば、ナショナル発祥の門真も、この沿線です。森小路はモリコウジではなくモリショウジと読むのか、高架下や駅の周りには、夜になると魅力的そうな飲み屋が点在していて、そのうちの1軒がランチをやっていたので思わず暖簾をくぐります。テーブルの上には二度づけ禁止のソースがあって、昼間っから何人ものお客さんが、ビール飲んでました。おやじダイエット部、我慢します(爆)

昼前後に千林や大和田で撮った写真は、まだまだ灼熱の夏の光って感じでしたが、17時前の淀屋橋行きを野江で待ち構える頃には、驚くほど、夕方の光線は秋の色を帯びてきました。と同時に、高架線鉄最大の敵、ビル影が徐々に長くなって、線路面を襲い始めます。8月下旬でこの美しさ! この電車のツートンカラー、これからの季節の夕方の斜光線にほんとうによく似合いそうです。最後の夏が終われば、最後の秋か。。。15時から16時頃、ギラリを1カット撮って、早めに居酒屋に吸い込まれてしまえば、東京へ帰る前に一杯、飲れそうです。



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夏休みが終わる頃

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週末の関西を襲ったゲリラ雷雨は、長躯、青森へ向かう臨時「日本海」の運転にも影響し、8/18大阪発段階で1時間以上、さらに新津では2時間以上の遅れとなり、沿線で待つ鉄な皆さんが、遅れ時間によって刻々と変わる光線状態にやきもきする結果となりました。

今はネットのおかげで、ある程度の遅延情報が逐一入ってきますが、それでも遅れが拡大したぶん、炎天下の待ち時間も増大し、グッタリ疲れることになります。何だ、インドネシアより台湾より、国内がいちばん疲れるじゃないか、それも、関西より少しは涼しいはずの東北、秋田で(笑)

結局、9003レは2時間40分遅れで秋田を発車。スタンバイしていたこの場所も、予定していた桜田順光とはなりませんでしたが、まだ夏の熱を帯びたサイドライトに、81のローズピンクと客車のブルーが鈍く光って、緑の野山に、夏休みの終わりを告げていました。

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テレビカー最後の夏

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しかし先週末の関西を襲ったゲリラ雷雨、凄かったなあ。夕方の同窓会の前に、来年春の引退を前に「最後の夏」イベントに入った京阪の旧3000系特急車を撮ろうと、丹波橋から京阪本線に入ろうとしたのですが、雨、雷、凄い状態で、走行写真なんてとてもとても、、、今回は記念グッズ購入だけで撮影はあきらめるか、という惨状でした。

16時過ぎ、まだ時おり雷鳴が響き、暗い空が雷で光る中、雨が小やみになりました。今後のために、駅先端をロケハンして、1往復だけ撮って撤収しましょう。何といっても京阪電車の華といえば、テレビカーです。大阪への往復は阪急か国鉄が多かった我がガキ鉄時代ですが、たまに乗る京阪特急は思い切り新鮮で、何や、特注のテレビでもザーザーすんのか、と友人たちと悪態をつきながら、クロスシートに身を任せていました。

8000番台に改番されたとはいえ、登場当初のスタイルは健在。これぞ京阪特急!の黄土と赤のツートンカラーが、通常は昼間点灯しないヘッドライトを煌々と光らせて、雨の京都市内を出町柳へと北上します。「最後の夏」の小粋なヘッドマークが添えられているうちに、これは晴れた日にリベンジする必要がありそうです。

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百山踏切、京都、夏

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京都のガキ鉄時代の旧友・枯れ鉄さんには、しかと叱られてしまいましたが(笑)、京都人マル必の年中行事、大文字送り火から2日遅れて、京都に行ってきました。そういえば、見てないなあ。五山の送り火。実家の近所からは大文字もよく見えるけど、もっと見たいのは、なぜか「妙」か「法」……送り火終わったら涼しゅうなるいうけど、まだまだ暑いやんか、、、そう思いながら見上げた夏の夜空を、いとおしく思い出します。

仕事でお世話になっている方々にお会いする合い間に、土曜日の朝、お盆の多客臨で運転中の「日本海」を撮ろうと、久しぶりの山崎へ。名神カーブもいいけど、おおそうだ、百山踏切へ久しく行ってないなあ、と高槻方向へ旧街道筋を歩いていきました。しかし、朝から暑い、暑い。京都の夏の蒸し暑さは昔から大変ですが、最近はまた磨きがかかってるようで、困りものですわ。。。

ここで写真を撮るのは20年ぶりぐらいでしょうか。キャパがかなり少なくなったとは聞いていました。たしかに新しい家や木がアングルを狭めていましたが、地元の先客の皆さんの間に入れていただき、何とか立ち位置を確保。ここで昔イゴマルのなにわ撮ったでえ、から始まって、ロクゴのゴナナ来よったときになあ、先週の桃の貨物がなあ、と繰り広げられる関西弁の鉄な会話に、心地よく耳をまかせながら、もしかしたら今回が最後?とも噂される、名残りのブルトレを待ちました。

夜は京都市内に戻って、これまた久しぶりに、中学の同窓会に出席しました。最初は胸の名札見ないとほとんど顔もわからないのに、小一時間も経てば、40年の時を超えたあの話この話のオンパレード。いやあ、まいったなあ。あの人この人との記憶の断片が、これ以上積み重なると、京都から帰れなくなりそうです(笑)21時過ぎの上りののぞみをとっていましたが、今日はゲリラ雷雨で新幹線も少し遅れているようです。もう少し、いたらええのに……そう言ってくださる皆さんの笑顔にやっとの思いでお別れして、京都駅へ急ぎました。

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集集地震の爪痕を掠めて

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水里で折り返してDL先頭で濁水へ戻った編成は、午後は再びDT668が先頭となって、今度は終点の車程(正確には土へん)を往復します。今度はもうひとつの宿題ポイント、前回から気になっていた、上り勾配で捉えられそうな、地震記念塔の付近をロケハンしました。

1999年9月、台湾中部を襲った集集地震。ここには、その際に大きく傾いたままの電波鉄塔や、曲がったままの線路が保存されて、公園になっています。この集集線自体、2年半の不通期間を余儀なくされたと聞くと、今の沿線の観光客の賑わいも、ちょっと違ったものに見えて来たりもします。

高速道路がバックにはなりましたが、何とか新線のコンクリート桁を交わしたアングルをゲット。やがて現れたデゴイチのブラストは、全力で後押しするDLの大きなエンジン音に掻き消されつつも、力強い足取りで、地震の爪痕を掠めていきました。

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緑色隧道

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二水から3駅目の濁水から客扱いとなったDT668牽引のイベント列車は、緑色隧道と称されるクスノキの木々のトンネルに入っていきます。2車線の道路が並行し、随所に一休みできるスペースなどもあって、観光客の散策には最適ですが、撮り鉄には厄介この上ないスポットです。光線はマンダーラ、観光バスを含めたクルマの往来、そして散策、見物する人々。。。

曇ったときにカブリツキ、人が入ればそれでもよし……そんな撮り方しかないと思っていたら、何と勇敢にも道路を挟んだところに、三脚を立てる方がいらっしゃいました。そうか、クルマさえ来なければ、、、しかし、その確率は低そうだけど、、、え~い、ままよ、私もこの際、並んで撮らせていただきましょう(笑)

確率論としては、オカポンの軽トラックと、どちらがカブリの可能性が高いのか(爆)、カーブを描いてデゴイチが姿を見せるや否や、1台のクルマが並走してきましたが、軽く列車を抜き去っていき、幸運にも木々の間に先頭からキャブまでが、ピッタリ収まってくれました。



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集集線頭號攝影點

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金曜夕方に羽田を発って、土曜に日付が変わる頃に員林のホテルに到着。翌朝は彰化扇形庫の出区から撮影スタート、本線で回送を撮って、二水駅前から筆談タクシー、と前回同様のコースをたどっていったのですが、タクシーがいない!……大急ぎで二水の先の陸橋へ向かうと、いつもの白髪イガグリ・ドライバーの笑顔が待っていました。

この日は、彼のクルマを先にチャーターした若い日本人の鉄な方がいたのです。何といってもこのイガグリ・ドライバーのお世話にならなければ、と同乗決定、陸橋の上から1カット撮ったら大急ぎで、集集線頭號攝影點(きっての撮影ポイント…笑)、源泉~濁水の田圃のところへ向かいました。

すでに田圃には苗が植えられていて、前回のような水鏡にはなっていませんでしたが、すっきりした直線をオーソドックスに捉える、このお立ち台には、今日も10数人の鉄が集結しています。光線もほぼ順光、雲が多くて若干光が弱いのが残念でしたが、ここはキッチリと、シチサンカットを押さえて、まずは最大の宿題を果たしたのでした。

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再び、台湾へ

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この週末は、再び、台湾へ行ってきました。もう一度会いたやデゴイチ、その思い捨てがたく、週末得意の弾丸出撃です。夏休みのハイシーズン、航空券の値段を調べてみると、この時期に千歳や福岡に行くより、サーチャージ込みで安い! JAL航空券をついついネット決済するのに、時間はかかりませんでした(笑)

集集線での夏のイベント運転も、この週末でラストを迎えた台湾のデゴイチですが、本線のカマがすっかりローカル線の風景にも慣れ、当初感じた違和感はすっかりなくなりました。言ってみれば陸羽東線か水郡線に入ってるようなものでしょうが、慣れればどうってことないのは、いずこも同じ鉄の身勝手ですね~~

大きなヘッドマークは致し方ありませんが、7月に比べて、けっこう各所で煙が出ていました。いつもの筆談タクシーも、チャーター料金据え置きで絶好調です。前回撮り残したいくつかの宿題を果たそうと、ニッポンの鉄路迷のプライドと実力をかけた追っかけがスタートしました。

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城南暮色~盛夏

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昨日今日はちょっと暑さも一段落の、お盆直前の東京都内ですが、日暮れ時のビールが旨いことには変わりありません。やっぱりビールが好き……池上線は雪が谷大塚の線路沿いで見つけたこの看板、いいですよね(笑)そりゃあ、こんな看板見たら、やはりここで7910Fクラシック撮って、ビール飲みたくなります。

実は、最近、10万部祈願で「おやじダイエット部」に入部して(謎爆)、ビールは少し控えています。日ごろは専ら焼酎の水割りか緑茶割り、だからこそ、たまらなく暑い日を選んでたまに飲むビールは、この世のものとは思えないほど、旨いです(笑)

この日も、暑い日でした。品川で諸河さんの写真展を見て、日の暮れるのを待って、五反田から池上線に乗りました。今日こそは、あの看板の前で、クラシックを待とう。ほんとうは、踏切でしばし立ち止まる綺麗なお姉さんでもいたほうがよかったのですが、まあ、いいでしょう。空の色がわずかに残る19時前、ビールの誘惑をやっとの思いで我慢しながら、銀色の電車の通過を待ちました。

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灯ともる頃~横浜

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朝、近所でEF60を1枚撮った後、帰宅して家の用事をもろもろ済ませて、ちょっと昼寝を決め込みました。そのままゆっくり休養でもよかったのですが、TADAさんの掲示板にあるよ~、とsenrobataさんから教えていただいた、横浜市電の納涼ライトアップ、迷った挙句に16時過ぎ、恵比寿から湘新ラインの客となりました。

横浜駅で京浜東北に乗り換えて、磯子からさらにバスで20分、丘の上の公園にたたずむ1156号の周りには、ボランティアスタッフのほかには、地元の人たちとsenrobataさんと(笑)、あとは数名の鉄のみ……まだ夕陽の照度が市電を照らしていた18時過ぎから、とっぷりと日が暮れて、優しい車内灯がイエローの色を主張し始めるまで、ただじっと、待っていました。

19時を過ぎた頃、まるで「三丁目の夕日」のごとく、路面電車が街の夕暮れの主役だった時代の匂いが、いきなり漂ってきました。まもなく訪れる漆黒の闇を遠ざけるかのごとく、虚空に緩やかに聳えるビューゲルを眺めていると、まるでこの電車が今も生きているような錯覚にとらわれます。

明日をも知れぬ荒廃の極みにあったこの電車を、地元新聞社や有志のボランティアが、ここまで修復したといいます。こういうライトアップ、路面電車っぽくていいですよね。残念ながら横浜市電の現役時代への思いはありませんが、東京都電や我が京都市電でも、こうして現役時代の雰囲気を再現できれば、それは素晴らしいことだと、痛切に感じた夏の夕暮れでした。

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逗子発、高崎線

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さて、さすがにインドネシア疲れで休養となった週末、完全休鉄もいいかなと思ったところで、逗子発(客扱いは大船~)の「ELSLみなかみ」が近所の山貨を通ることを思い出し、若い皆さんに混じって、ああ昭和動労の遺産・目黒さつき会館前で1枚、撮ってきました。

逗子発、高崎線へ向かう多客臨といえば、何といっても国鉄末期からJR初期の「サロンエクスプレスそよかぜ」が思い出されます。運転開始当初の65PF牽引から、春と秋にたしか3度、ロクイチが充当された、夢のような季節。。。たしか後で「レインボーそよかぜ」というのもあったのかな。サロンつながりで、朝の山貨を通過するロクイチといえば「サロン横浜博号」、あれもたしか夏休みの運転でした。

インドネシアの数倍蒸し暑い(笑)、日曜の朝午前7時の東京都内、運転2日目はEF65501の登板が予定されていましたが、なぜか2日連続でEF6019が登場。脚立の上で不自然な体勢をキープしながら、そうか、ここでロクイチはよく撮ったけど、ロクマルを撮るのは初めてだなあ、とファインダーの中の1灯ライトに心のフォーカスを合わせながら、慎重に連写スタートのタイミングを測りました。

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提案。ED75復興号

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ED75先頭で、最後尾にC61がぶら下がっていく上り「ELSLふくしま復興号」の試運転ですが、senrobataさんのところで、ここは「ナナゴ復興号」でいきたい!との一節があって、大いに頷いたところです。もちろんC61も東北に縁の深いカマですが、東北を席巻した年数ではナナゴのほうが長いのでは、と思います。ともあれ、わずかに残った75先頭の旧客編成、これまた復興支援にふさわしいではありませんか。

ですから、往路のC61先頭と同様、もしくはそれ以上に気合が入るのも、致し方ないところです。まずは、金谷川手前のトンネル上からの俯瞰ポイントに決定、何とか先客の皆さんの間で手持ちでスタンバイしましたが、ここもまたアングル内に木が生い茂り、立ち位置がかなり限定されるようになっていました。

しかし、こういおう上下線が離れた片ポールのカーブに、ナナゴは本当によく似合いますね。そうだ、JR東の関係各位さま、郡山から青森まで、ED75牽引の旧客が東北本線を走破する、「ED75東北復興号」の運転はいかがでしょうか。もしかしたら、仙台や盛岡でマルヨをかけて、地元の肴に舌鼓を打つのもいいかもしれませんし、釜石線や山田線に寄り道してしまうのも一興かもしれません。各地のグルメやイベントと組み合わせれば、旧客の旅、存外イケるように思うのですが。。。

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電蒸継承

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福島へ到着したC61は、編成ごとそのまま東福島に回送されて、復路牽引機のED75の単機回送を待つことになります。最初は駅間で撮影地を探しましたが、市街地で一部高架区間という、ほぼ最悪のコンディション、やむをえず東福島で到着を撮ることにしたのですが、これが逆に幸運な結果となりました。

上り回送発車の1時間ほど前、いったん側線に引き上げたC61+旧客編成が駅に戻ってきて、単機で待機するED75の横を通過していきます。貨物会社のED75なき今、旅客会社の奥羽・羽越線用ED75-700ではありますが、C61と堂々並ぶこのシーンは、おそらく後に回顧されるであろう、2012年のC61巡業の白眉になるような気がします。

1965年秋、ときは東北本線盛岡電化、最新鋭ED75の製造が追いつかず、翌年まで電化区間に蒸機牽引列車が残ったといいます。そういえば北海道でも、函館本線の電化区間に、かなり末期まで蒸気牽引の貨物が残りました。そんな鉄道雑誌で後追いでしか見たことのないバトンタッチを彷彿させる、キングな並びが、我々の眼前に展開されたのでした。

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ふくしま復興号、疾走

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7/28・29に郡山~福島で運転された「SLふくしま復興号」、沿線には思い思いの旗や横断幕を持った人たちが集まり、件のJR九州のCMのごとく、心温まるシーンが繰り広げられたようです。本運転はちょうどインドネシアツアーの最中でしたが、週末に重なった7/22の試運転に日帰りで行ってきました。

電化の早かった仙台以南に、蒸気列車が走るのは45年ぶりで、さすがに奥中山や四ッ倉といった「ハドソンの古戦場」というイメージもなく、本宮、松川、金谷川と聞くと、どちらかというと、近年のED75やブルトレの撮影地、という感じがします。ましてや蒸機の単独牽引は往路のみで、光線的にも苦戦が予想されましたが、当日、曇り。ま、結果オーライです(笑)

郡山で駅レンを借りるのは、DD重連の迂回石油貨物以来でした。あの当時、街のあちこちで見られた震災の爪痕も今は目立たなくなりましたが、原発の問題はもちろん継続し、中通りの観光産業もいまだ風評被害に悩まされていると聞きます。微妙な風化が心配されるこの時期、この列車の運転は、まことに時宜を得たものだったと思います。

本宮を発車するC61の長い汽笛が、どんよりとした曇り空をつんざくように鳴り響きました。今日は試運転ですから、まだ復興メッセージの横断幕や旗はありませんが、鉄の三脚の居並ぶ陸橋上に、笑顔で三々五々集まってきた地元の人たちが加わって、爆煙とともに疾走するC61を迎えました。

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あといくつの夏を

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インドネシアから今朝、帰ってきました。いや~暑かった……といっても、最近は東京や京都よりマシなようで、朝夕は涼しいぐらいの快適な毎日でした(笑)ま、お約束通り、氷の入ったジュースを飲んでしまい、1日だけ胃腸薬のお世話にはなりましたが(爆)

今回、訪問した東ジャワの製糖工場の大多数で、蒸機はやっと予備機として生き残っている、というのが、悲しいかな2012年夏の現状でした。ヤードの入換に精を出すカマはまだいましたが、本線、つまりフィールドに出る姿を撮るには、もはやチャーターするしかない。。。

そこで、日独の鉄ツアー会社が一緒になって、2か所のフィールドへのチャーターを敢行しました。しかし驚いたなあ。ドイツ鉄はビデオが主流で、長くパンを振るがゆえに、スチールのアングルとは相反する場合がままあるんですね。そして、一度、三脚を担いでその場を離れても、戻ってきたら既得権があること。いやはや、世界は広い。暗黙の鉄ルールも万国万別、共通のルールなどありゃあしません(笑)

夏の数か月しか働かないとはいえ、20世紀前半に生まれたカマたちは、水が出なかったり、蒸気が上がらなかったり、わずかなチャーター距離もこなすことができないほど、長年の疲労が蓄積していました。あと、いくつの夏を彼らは迎えられるのでしょうか……その前に、郡山の「ふくしま復興号」に、ちょっと時計の針を戻したいと思います。

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