名園の紅葉 「鉄道(27070)」

JZX81さんにもちょっと申し開きをすると(笑)、実は常磐線、そのものにほとんど所縁がなく、常磐道をクルマで通過したことがあっても、我孫子より先の常磐線に乗ったこともなければ、水戸駅にも平、もとい、いわき駅にも降りたこともないのです。で、知らないところへ行きたいというのは、いくつになってもあるものでして、、、

日本三大名園も、偕楽園だけは行ったことがありませんでした。どころか、水戸の手前か先なのかもわからない(爆)……S君の指示とカーナビで何とか偕楽園前の駐車場にたどりつくと、国道を跨ぐ陸橋に、すでに鉄の山ができていました。

すでに美しい斜光線に移りつつある、晩秋の午後2時。名園の紅葉をバックに、今度はふつうの星ガマがやってきました。一時は、虹ガマ95号機以外は、みんなこれでしたね。私のような闖入者がいるのが申し訳ないほど、81フリークの愛惜の視線をいっぱい浴びながら、普通のコキを連ねた1657レが、往く秋の中を通過していきます。

81最後の日曜日 「鉄道(27070)」

12月4日のダイヤ改正まで、あと1週間を切りました。そうか、これからは青森は新幹線だな、とJR東のスポットCMに頷いてしまう今日この頃、今回はブルトレ廃止などの大きな動きもないと思っていたら、意外なところでお別れが迫っていました。

「北斗星」や「カシオペア」からの撤退がまだつい昨日のような田端のEF81が、この改正で定期運用を失ってしまうというのです。「後藤さん」ことEF510が15輌も配備されたおかげで、常磐線の貨物運用もすべて置き換わるとは、いやはや、時の流れの早いこと、早いこと、、、

古くからの鉄友の皆さんがご存知のごとく、81にはずっと背を向けてきた私ですが、昨日の日曜、S君の「81撮れる最後の日曜日です。それに、晴れてます。順光です。桜田です」の誘いに、思わず水戸インターまでクルマを走らせました。

桜田状態でやってきた通称「安中貨物」は、カシガマこと、元カシオペア専用塗装機の牽引でした。かつての特急機がうらぶれてローカルを……というのは蒸機時代からの定番フレーズですが、このシーン、もうそんな感慨を超越してるところが、21世紀的なのでしょうか。2010年のお名残り鉄は、郷愁とか何だかだけでなく、ちょっと違う展開になりそうです。

さらば九州ブルトレ 「鉄道(27070)」

先週の日曜(11/21)は岡山から九州へ移動して、最後のリバイバル「さくら」を撮ってきました。JR九州に残るブルトレ客車6輌を総動員しての花道、長崎からの復路は、併結直前まで使われた緑地のヘッドマークが、これまた引退のED76に装着されました。

考えてみたら、リバイバル・九州(東海道)ブルトレというのも、もうほんとうにこれで最後なんですね。JR九州では定期ブルトレ廃止以降、趣向を凝らしてさまざまなパターンでイベント運転が続きましたが、これも今回の「さくら」と「富士」で終わり。本州内でのリバイバルは望むべくもない現在、最後の最後、あらためて感無量です。

風光明媚な海沿いの区間。ほんとうは海をバックにしたアングルを探したかったのですが、光線の向きもフィットせず、やっとアウトカーブでカマに光が当たるところが見つかりました。迷った挙句に決めたアングルでしたが、後ろに続く客車が切れたのが不幸中の幸い(笑)、どことなくブルトレ全盛時代を偲ばせる1枚になりました。


夜の小駅 「鉄道(27070)」

津山からのキハ28・58の折り返しは17時09分。少しでも空に光が残っていないかと、最初の停車駅、弓削に向かいました。30分前に到着したときは夕暮れの残照が残っていましたが、キハ入線する頃には、とっぷりと日が暮れてしまい、がっかりでした。

この沿線には、奥の因美線ほどではないにせよ、古い木造駅舎があちこちに残っています。この弓削駅も、手入れされて使われている、いい感じの瓦屋根が印象的で、鈍い構内灯に照らされる、お名残りの国鉄気動車ツートンカラーがよく似合います。

鉄たちのバルブ乱写も一段落して、発車時間になると、夜の小駅に不思議な静寂が訪れました。ケータイでキハを撮っていた地元のお姉さんや少年も、今は再び、ケータイの画面に目を戻して、メールか何かに集中しています。国鉄の時代と、2010年の晩秋が微妙に入り混じったような、ゆるやかな時間が流れていました。

祭りの準備 「鉄道(27070)」

津山から吉ヶ原まで、意外と近いことを前回、Gontaさんに聞いていました。「ありがとうキハ28・58」の折り返しは17時過ぎ、、、あと2時間早く走ってくれれば、素晴らしい斜光線を浴びて走るのに、、、同行の鉄人騎士さんと、そんな叶わぬ愚痴を言いながら小一時間のドライブで、片上鉄道の旧吉ヶ原駅に到着しました。

翌日(11/21)に、地元のイベントに合わせた臨時の展示運転が予定されており、駅の横の広場では、地元の皆さんがテントを張って、明日の模擬店の準備に余念がありません。すでに駅舎のトンガリ屋根には万国旗がはためいていて、暖機運転でしょうか、いつしかキハのエンジンの音まで聞こえてきました。

祭りの準備、といえばATGの……竹下景子の……やめておきましょう(爆)燃えるような山々をバックに、明日は人々の歓声とキハのエンジン音が、この静かな山あいに響くのでしょう。今日は何も走ってこないのに、このシーンの美しさに立ち去りがたく、やっとの思いで、クルマに戻りました。

色づく季節に、さよならを 「鉄道(27070)」

いつの間にか、年の後半のダイヤ改正は12月が主流になり、晩秋から初冬が、9月末に代わって、鉄な世界のさよならの季節になりました。今年も東北新幹線青森開業を控え、東のさよならはこれからが本番ですが、西では先週のキハ181に続いて、この週末は津山線で「ありがとうキハ28・58」が運転され、岡山の28・58のラストステージとなりました。

土曜日(11/20)の朝、快晴の岡山空港に降り立つと、周りの山々はすっかり色づいていて、やっと2010年のニッポンにも、美しい紅葉の季節がやってきたことを実感しました。途中停車駅の金川へ向かう道すがら、紅葉や銀杏の色を愛でながら、今日の列車がなかなか順光では捉えられないことに、無駄だと知りながら、ついつい、ため息が出てしまいます。

サイドだけなら、日が当たるところがけっこうありそうです。しかし、ガングロばかりでは、せっかくのヘッドマークが目立ちません。いつものごとく、短時間のロケハンしかできませんでしたが、ここは思いきって、後追いを順光で狙うことにしました。

全山紅葉とまではいきませんが、バックの山の色づきは、ずっと眺めていたいような、たとえようのない美しさを漂わせています。日本の最も美しい季節に、最も似合うツートンカラーと、控えめなデザインのヘッドマークが、200mmのファインダーにぴったりと収まりました。

ウソ電、ここを走れ 「鉄道(27070)」

やっぱり、ウソ電、大人気ですね(爆)肯定否定はともかく、こんなに気になる電車は、ちょっと久しぶりかもしれません。嫌だ嫌だといいながら、あなたはウソ電が好きになる、好きになる……催眠術のような電車です(笑)

大宮をベースに活躍する湘南色185系は、主に「草津」や「水上」などの、もと北局・高崎局の新特急(笑)に運用されています。言ってみれば、デビュー当時、上野~大宮アクセス列車に運用された、サイドがグリーンライン塗装の伝統を継いでいるわけですね。

片や、東海道の「踊り子」は斜めストライプの185系が運用されていました。今回、その写真を探したのですが、なかなかいいのがない、、、ま、いつものことで仕方ありませんが、ロクイチ撮るのに夢中で、ほとんどまともに撮っていない(泣)

ポジの中に、伊豆多賀の湘南色が見つかりました。おお、ウソ電、ここを走れ。根府川鉄橋はもう撮影が困難になってしまいましたが、石橋俯瞰や真鶴進入も似合いそうですね。団臨運用でもいいんですが、ここは「ウソ電湘南色踊り子」、横浜支社さまに、思いきって運転していただきましょうか(爆)

素晴らしきウソ電 「鉄道(27070)」

長野から帰った翌日の日曜(11/14)、フォークヲタに変身してコンサートに行く途中で、駅撮りを1カット、撮ってきました。ニッポンの線路上についに登場したウソ電、過去にもありえないモンタージュな塗色、185系湘南色です。

これが登場すると聞いたとき、そして最初にネット上で実車の写真を見たとき、「なんだよ~、やめてくれよ~」という感じでした。オレだけは、こんなもの撮らないぞ、とキツく自分に言い聞かせるだけでなく、何人かの鉄友には公言していたのですが、、、

実際に見ると、なかなかいいんですね(爆)湘南色の元祖、80系を模したのでしょうか。サイドの斜めの塗り分けラインが、妙にレトロしていて、ググッと魅かれてしまいます。斜めストライプで東海道を闊歩したのも今は昔、すっかりうらぶれた印象になってしまった185系が、いきなり過去の栄光を取り戻した感じです。

もともと、185系、嫌いではありません(笑)実は、「草津」特製マークのときも撮ったのですが、秋の夕暮れ、編成の後ろがビル影に隠れてしまいました。今度は景色の良いところで、桜田で撮りたいもの……はい、鉄も人生も、柔軟にいきましょう!(爆)

須坂入庫 「鉄道(27070)」

朝イチのB特急に入ったリンゴ編成は、9時過ぎにはもう、須坂に入庫して昼寝タイムとなってしまいます。枯れ鉄さんからも同様の悩みをコメントいただきましたが、マルーンをリンゴ畑でじっくり撮るか、山から下りてリンゴを待つか、ここが思案のしどころです。

うっすらと出てきた陽射しに、リンゴ優先を決断しました。移動中のラジオで、黄砂が日本全国を襲っていることを知り、これはもう遠景を捨ててカブリツキでいこうと、村山橋へのアプローチとなる築堤のインカーブにアングルを選びました。

待つこと20数分、マルーンをじっくり撮ってからやって来た(笑)Kさんのスキーレガシィが到着する頃には、ほぼ順光桜田露出となり、影ひとつない理想的な光線状態で、リンゴを迎えることになりました。考え、コロコロ変わります。フレキシビリティこそ、我が人生。ウン、やっぱり写真は順光、シチサンだな(爆)

いいなあ、もぎ電! 「鉄道(27070)」

週明けから、シビアな会議が続きました。こういう日は飲むのも面倒だな、と帰りの日比谷線の中でケータイいじっていると、O-銛さんのコメント発見。もぎ電! 笑ってしまいました。その瞬間、一日の疲れが吹き飛びました。お世話になっている先輩に失礼ながら、若き日のO-銛さんのとびきりの笑顔がみえるようですなあ!

土曜日(13日)のもぎ電、リンゴ編成のあとには、マルーンもやって来ました。わずかな停車時間で追っかけ可能とは、旧友Kさんのスキーレガシィなくしては語れない離れ業でしたが、マルーン編成が放つ鈍い光も、在りし日のロクイチ様に通じるようなところがあって、いいものですね。

O-銛さんよりは、少し後の時代になりますが、たしか屋代で乗り換えて、大学のサークルの合宿か何かで長電に乗りました。そういえば、丸窓電車に乗って、別所温泉にも行ったなあ。当時は休鉄中で電車や駅の写真がないのが残念ですが、安楽寺の八角三重塔、前山寺の三重塔とともに、青春の匂いがほんのりと甦ってきます。

その時代は、上野からの直通急行もあったのかな。165系にはまだビュッフェも付いていたような、、、まだ宮崎がハネムーンの舞台だった時代からほど近く、もぎ電で行く信州は、青空の下、若い恋の歓声がこだましていたように思います。

ラスト・コラボに間に合った 「鉄道(27070)」

一昨日の金曜日、午後から長野へ出張でした。翌日の予報をみると晴れ……仕方ない、居残りだな、と、すっかりあきらめていた長電2000系リンゴ特急と、収穫間近のリンゴとの最後のコラボに間に合う!……はい、間に合ったことは間に合ったのですが、黄砂の影響による日本全国薄曇り、、、ほんと、思うようにはいかないものです。

6時過ぎに、夜間瀬の鉄橋に着きましたが、空はどんよりとして、とても朝日が期待できる状況ではなさそうです。すぐに上条へ移動し、収穫前のリンゴの残る畑を探します。思ったより、赤く大きな果実が実る姿があちこちにみられて、ホッとひと安心でした。

7時前、朝イチの湯田中発のB特急に入るリンゴ編成が、送り込み列車で姿を見せました。寸前には、雀百まで追っかけ忘れず(爆)、昔からの追っかけプロ・地元のKさんも登場。これで光が当たっていたら、とは言いっこなし(笑)、本来は逆光になる時間、このカットが撮れただけでラッキーだぞ、と旧友に言い含められました。

いつの日か、スローライフ 「鉄道(27070)」

わずか4分で折り返してくるスローライフ列車を、前回同様、土師手前のカーブで待ち構えることにしました。バックには少し色づいた木々がいい感じでファインダーに入り、28・58最後の花道、というお名残り気分が盛り上がります。

峠の手前で折り返しを待てば、ゆっくり昼飯にありつけたのでしょうが、このアングルをキャッチできるとなると、非スローライフになるのも仕方ありません(笑)28・58以外の車両でこの列車が今後運転されるのかどうかわかりませんが、いつの日か、のんびり沿線を訪れてみたいものです。(いつも、言うだけ、言うだけ、、、爆)

やがて始まった返しの追っかけの車中で、同行のGontaさんが、いや、津山のキハ52が復活するかもしれない、はたまた、DE50が走るかもしれない、と夢物語を語り始めました。津山の保存車両はすべて静態となることがわかっていながらも、どこかで期待してしまうのは、鉄の悲しい性ですなあ。。。

28・58とともに峠を下りた後、奇跡の夕陽をこれまたかすかに期待したのですが、やはり淡い残り日レベルにとどまり、ビジーライフな一日が暮れていきました。いつの日か、スローライフ、これはやはり、B級グルメフェスタのときでも、非鉄で来るしかなさそうです。

柿たわわに実る 「鉄道(27070)」

物見峠の手前で名物ホルモンうどんか何かでランチタイム、という、ゆる鉄なプランもあったのですが、結局、峠越えの運転をGontaさんにお願いして(ありがとう、感謝!)、智頭側でもうワンショット、狙うことにしました。

那岐の築堤に鉄が集まっていましたが、前回撮っているのでパス。Gontaさんは沿道の柿の木にターゲットを定めるとのこと、私はもう少しポイントを探すことにしたのですが、なかなか思うように行かず、別の柿の木の前に落ち着くことに(爆)

時間がない。もうこうなったら、柿ピンで行こう。シチサン至上主義者にはあるまじきアングルをあれやこれや悩んでいるうちに、28・58のタイフォンが山間にこだまして、決心する間もないうちに、すぐにファインダーに美しきツートンが入ってきました。

う~ん、まあいいか(笑)そりゃあ、こんなに急に、満足できるショットが撮れるわけがありませんよね。智頭での折り返し時間はわずか4分。これはこれでいいとして、返しの1発目はシチサンでいくか、と妙な納得をしながら、土師のカーブへ転進しました。

ススキ揺れる道 「鉄道(27070)」

美作加茂の先では、有名な松箒鉄橋を避けて、ススキのなびくアウトカーブを見下ろす半逆光ポイントにアングルを決めました。ま、今日は曇っているからちょうどいいや、と納得したのも束の間、十分な陽射しがこういうときに限って出てくるものです。

喜んでいるのは同行のGontaさんだけで、周りの鉄からもため息が聞こえていましたが、あらためてファインダーを覗くと、なかなかのライティングです。秋はこれでなくては!と、あっという間に考えを変えることにしました(笑)

去年の秋、只見に、飯山線に、米坂線に、遅まきながらキハを追いかけたのが、つい昨日のように思い出されますが、ニッポンの秋に良く似合う国鉄色の道行きは、あとはほんの数えるほどしか、見ることができなくなってしまいました。

もう、ヘッドマークがどうのとか、どうでもよくなりました。半逆光のススキの道に、仄かな紫煙を残しながらスローにカーブを回っていく28・58に、思いきりビジーなシャッターの嵐が降り注ぎました。



静かな静かな、里の秋 「鉄道(27070)」

昨日(11/7)は、キハ28・58による最後の「みまさかスローライフ列車」に行ってきました。前日の快晴→桜田&ギラリ連発から打って変わっての曇り空が残念でしたが、スローな雰囲気の山あいを走る国鉄色ツートンをあたふたと追って、またまた全然スローじゃない(笑)一日を過ごしてきました。

しかし、今年の紅葉は、猛暑の影響か、どこに行っても色合いがくすんでいるようですね。ここ津山の郊外は、先週の只見よりもともと見頃も遅いのでしょうが、ごくたまにしか色づいた木々を見かけず、寂しい思いがしました。今年はこのまま、真赤な紅葉をバックに写真を撮ることはないのかなあ、、、

閑話休題。今月の2度のイベント運転がラストランとなる岡山の28・58の塗色は、同じJR西の富山の28・58よりも幾分、黄味が強いような印象を受けます。そのせいか、今日のようなドン曇りの淡い光線にも、そこはかとなく映えているように思えます。

古い駅舎の残る交換駅で20分前後の停車を繰り返す「スローライフ」が、片側1線だけの簡易駅に短いタイムラグをとりました。ホームにはすでに晩秋の落葉が敷かれていて、時折吹く風に舞っています。鈍く色づいた木立の下、秋色のツートンがすぐに発車していきました。





ばんだい55号の幻 「鉄道(27070)」

日曜帰りの渋滞を避けて磐越道へ踵を返したS屋さん、A井さんと別れて、会津若松行きの気動車に乗りました。やっぱりここ、向いてないなあ、自分も帰ろう……地元の食材がてんこ盛りになった会津川口の臨時駅弁(笑)に舌鼓を打ったあとは、時おり顔を出す日差しにまどろむしかありません。。。

会津坂下まで戻ってきて、列車は会津盆地に入りました。件の40年前の「ばんだい55号」を今調べてみると、会津坂下発20時20分ですから、すっかりとばりの降りた会津盆地を、C11が白い息を吐きながら走っていったのでしょう。さぞかし、幻想的な風景だっただろうなあと思うと、ふと、次の駅で降りたくなりました。

姥堂あたりの磐西線と違って、山がかなりの遠景になってしまい、山の稜線をバックに撮るのはけっこうつらそうです。それでも、探せばごく普通に撮れるところがあるだろう、と結局は次の駅の手前まで、正しい歩き鉄によるロケハンになってしまい、、、疲れたなあ(爆)

2010年の蒸気列車の通過は16時を過ぎ、ただのドン曇りの空に、かすかな白煙が溶けてしまうという、予想通りの事態となりました。それでも、ライトを輝かせてやってくるC11の姿に、昔日の蒸気急行の幻が見えたような気がしました。

10年越しの水鏡 「鉄道(27070)」

会津坂下、会津柳津と続いたS屋さん、A井さんとの「只見紅葉号」追跡は、只見川を遡って会津川口を過ぎ、第5橋梁で仕上げのワンカットとなりました。あ~あそこね、と只見ドシロートの私にもわかる国道沿いの撮影地、10年前もここで撮影していますが、さざ波が立ってしまい、水鏡にはなりませんでした。

新規開拓のポイントに向かうお二人と別れ、いかにもなお立ち台で、先客の方々の間に手持ちで何とか入れていただきました。今回、あらためて有名ポイントを何か所か巡ってみると、どこもベストアングルはきわめて狭い範囲で、まずまずの写真を撮るのには、かなりの困難が伴うことがわかります。う~ん、やっぱり、どうも乗りきれないなあ。。。

しかし、えてして、そういうときに、水鏡が綺麗に映ってくれたりするものです。フォトジェニックこのうえない白煙を、谷間と川面にたなびかせて画面を横切っていくC11+旧客の好ましい編成! あまりにも素晴らしい画像がモニタには記録されていて、う~ん、この10年の自分は何だったんだろう(笑)と、ちょっと考え込んでしまいました。

静かな休日 「鉄道(27070)」

週の真ん中の祝日というのも、最近ではちょっと珍しいですね。遠出も考えたのですが、たまには自重して(笑)、休養日に充てました。こんなとき、1か月前なら201のH7編成を……と思いながらDJ誌をパラパラめくっていると、ン? 183系の「おくたま紅葉号」?、、、間に合うな、行くか(爆)

まだ3週間も経っていないのに、高円寺も阿佐ヶ谷も、ホームの先端はすっかり静けさを取り戻していました。そういえば、中央沿線に住んでいた若い頃、休日の10時過ぎといえば、まずは寝ていたなあ、この光線状態は当時ほとんど見ていないのだなあ、と長いため息をつきながら、オレンジの電車がやってくるような錯覚に、まだとらわれてしまいます。

やがて、快晴の秋空の下、新宿を出発してきた183系は、快速の2文字のみのヘッドマークでした。そうか、183系「あずさ」の登場時はまだ絵入りではなく、文字だったのだなあ、と思うと、格落ちの快速表示も、なかなかどうして、悪くありませんでした。

会津若松発、10年の鉄友 「鉄道(27070)」

只見線の蒸機運転は今年で10年目を迎えると聞きます。思えば、私は運転初年度の10月に来て以来で、その素晴らしさがわかっていても、へそ曲がりのせいか微妙に避けて通ってきたんですが、今回はなぜか急に行きたくなったのです。

10年前、会津若松の居酒屋のカウンターで一人で飲んでいると、奥の座敷から、大声で楽しそうな鉄な会話が聞こえてきました。おいおい、うるさいオヤジどもだなあと思った数分後、S屋さん、A井さんとは意気投合(笑)、いつの間にか年末の中国行きが決まっていました。

なかなか平日の休みがとれない現在、試運転への出動は叶いませんでしたが、週末の本運転にもそのお二人が出かけていると聞いて、10年前と同じ店で、無性に飲みたくなりました。が、雨の若松の夜、無情にも「ますだ」が臨時休業だったときの3人の落胆ぶりたるや、、、

翌朝、お二人のナビゲートにまかせて、10年ぶりの只見線追っかけが始まりました。曇り空、イマイチの紅葉、でも素晴らしい白煙……こりゃあアウェイでの厳しい戦いだなあ、と思いつつ、この10年、趣味の時間をご一緒させていただいている仲間との語らいに、心地良く身をまかせていました。

ばんだい駅長 「鉄道(27070)」

このタイトルで、ああ、あの「桐と動輪」の……となる方は、ガキ鉄の時代にRJ誌を読み込まれていますね(笑)昭和45年、大阪万博の年ですから、今からちょうど40年前、会津坂下から初めて運転された上野行き直通「ばんだい55号」にまつわる駅長の奮戦記でした。

誌面には、たしか気動車に向かって敬礼する駅長氏の写真が添えられていて、その後ろには駅舎の本屋らしい建物がちらっと写っていました。京都のガキ鉄に当時の会津線は遠い存在でしたが、昨日初めて行った会津坂下の駅は、改築や改装されているものの、おそらく当時と同じ駅舎が、只見ドシロートの気まぐれな来訪を迎えてくれました。

試運転から晴れ間に恵まれることのなかった今年の只見紅葉号、本運転2日目も台風一過、でも晴れることはなく、ファーストカットは駅でイベント風景をスナップすることにしました。本屋の対向ホームに入ってくるC11+旧客を待つ間、何だか微妙なデジャ・ヴ感があると思ったのは、RJ誌で目頭を熱くしながら読んだ「ばんだい駅長」のせいだったのですね。

漆塗りの新たなヘッドマークをバックに、今日の駅長さんは、綺麗なお姉さんと実直そうなJRマンのカップリングです。40年前、この駅初の上野行き直通急行も、C11の牽引だったようです。それを見送った直後、思わぬ落雷事故で夭折した「ばんだい駅長」も、きっと今日のイベント列車の盛況を喜んでおられるのでしょうね。
プロフィール

Author:品川530
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR