ばん物、10年の時を紡いで 「鉄道(27069)」

GW初日の昨日、好天に誘われて磐西へ行ってきました。おりしも、「ばん物」10周年の記念日で、黒字に金文字のヘッドマークも凛々しい180号機が、新緑の風を思いっきり浴びながら、気持良さそうに走っていました。

10年前、皆さんは何をしていましたか。碓氷峠が廃止されたのが97年、その2年後ですから、私はEF65PやFの貨物を、箱ダイヤ首っ引きで追いかけ始めた頃かな。JZX81さんたちと、現場でしょっちゅう顔を合わせながら、そうか、東にもシゴナナが走るのか、と半ば他人事のように思ったものです。

「ばん物」が走り始めてしばらくした頃、JR東のTVコマーシャルで「夢の中へ」が流れました。それを見て、明日にでも行きたいと思いましたが、ネットや掲示板が出始めの時代、増幅される人出情報に恐れをなして、何度か、他のついでに山都や喜多方あたりに行っただけでした。

それが今、磐西は、山口と同じぐらいか、いや、それ以上に欠かせない、心のフィールドになりました。週末の予報は晴れと聞くと、いてもたってもいられず、行きたくなります。桜、新緑、ギラリ、夏色、紅葉、クリスマス、でまたギラリ(笑)。。。10年の時を紡いだシゴナナに、お祝いの新緑が、どこまでも眩しくみえました。


羅城SL甲組 「鉄道(27069)」

「SL甲組の肖像」といえば、言わずと知れたRM誌の人気企画ですが、5組あった羅城専用線の蒸機乗務組も、いまや呉さんたちの甲(?)組を残すのみとなったそうです。ベテラン機関士の呉さんと、若い二人の機関助士。この3人が、毎回のチャーターでは必ず仕業についてくれています。

毎回、撮影が終わった夕食には、専用線のスタッフをお礼に食事に招待して、懇親を深めるのですが、前回、宴席に呉さんの姿はありませんでした。翌朝、ガイドの李さんに電話が入り、カマの整備に時間がかかって、そのうちにこのカマともお別れだと思うと宴席に行く気になれなかった、申し訳ない、という伝言がありました。

今回も、宴席に呉さんの姿はありませんでした。あとで聞くと、やはり丹精込めて整備に集中していたとのこと、それに、せっかく火を入れたのなら、とチャーターの翌日は構内入換にカマを使うことが決まっていて、なおさらきちんと整備しなくては……まさにカマ屋の心、ここにあり、ですね。

多くの同僚がDLへの転換訓練を終えたいま、呉さんはそれを選ばずに、カマが姿を消すとともに、この専用線を去るといいます。何やら、1970年代前半の日本で、テレビ番組によく出てきたような話ですなあ、、、とても今までは体験し得なかった、大いなる感傷とともに、僕らは、あと一度だけ、最後のチャーターが実現して呉さんに会えるのかどうか、O谷連隊長の仕切りを固唾をのんで見守っています。

羊蹄樹の赤い花 「鉄道(27069)」

水鏡の農夫でチャイニーズ・バルビゾン風カットを決め打ちすると、一日の疲労がどっと襲ってきて、半ば虚脱状態となりました。

「よし、あと1回で終わりにしましょう」との連隊長の声に、奇妙な安堵感を覚えたそのとき、飽くなき追求心をみせる大阪のAさんのひとこと、「この先に花が咲いてましたよ、そこで撮りましょう」……おお! この雨の日にも、花があったのか!

ガイドの李さんに尋ねると、この木は「羊蹄樹」という名前でした。ピンクの花が、羊のひずめの形をした葉の間に咲き誇るさまは、中国南部の春の風物詩だそうです。そういえば、磐西の桜前線第2章も、今頃花の盛りなんだろうなあと、遠い広西から、ふと磐西ギラリの会の面々を思い浮かべていました。

花が最後のカットとは、なかなか粋だなあ、と思った1週間前ですが、はてさて、最後となるのか。しかしまあ、最後、最後と、因果な趣味ですなあ、、、中国蒸機の最後の季節に、こうして南のローカル線に通うとは、冬の集通に通ってた時代には夢にも思いませんでした。



 

水鏡の農夫 「鉄道(27069)」

O谷連隊の羅城チャーターの度重なる成功は、鉄な世界でさまざまな波紋を呼んでいるようです。業界の飲み会で話題になったといくつも当方にメールが入り、6月に最後の最後と伝わるに至っては、何度も参加している猛者が何人も、またあらためて悩んでいるようです(笑)私も今日は久しぶりの非鉄な週末、先日のデータを整理しながら、悩んでいました。。。

考えてみれば、こんなに天気が悪いのに、こんなに満足なカットが撮れたのも久しぶりでした。本線側の撮影を終えて、再び地菜への支線に歩を進めたチャーター列車ですが、さすがに露出の落ちるのも早く、羅城を出て直ぐの水鏡エリアでの集中ロケとなりました。

機関士の呉さんの演出する煙やドレイン、ガイドの李さんが交渉してきた(?!)牛と農夫、ここまで完成度の高いチャーターは、もうチャーターの是非などという小さい世界を超越したところまで達したようですね。

ミレーかバルビゾン派の世界を中国にもってきて、彩度を下げてモノクロームに近くしたら、おそらくこんな感じになるのでしょう。奇岩の山からは、煙の仙人でも舞い降りてきそうな、幽玄の世界がここにありました。

水たまりの中で 「鉄道(27069)」

本線側の新印で折り返してくる正向きの列車を捉えようと、山から下りて踏切へ戻りました。ちょうど、シチサンのファインダーに収まる田圃の一部が水たまりとなっていて、これはオーソドックスな水鏡カットになりそうです。

♪水たまりの中で 笑ってる君の顔は♪……例によって、いきなり古いフォークソングのワンフレーズが口をついて出ましたが、思い出すのは「ヤングお~お~」の今月の歌だったなあ、ということだけで、現地ではタイトルもアーティスト名も思い浮かびませんでした。

つい先ほど、やっと判明。三輪車の「水色の街」!あ~、言われてみるとそんな気もしますが、やっぱり覚えているのは、日曜の晩ご飯を家で食べ終える頃、カップヌードルのCMの前にステージに登場する学生っぽいグループの変に爽やかな印象だけですなあ(笑)

閑話休題。やがて音もなく建設が現われ、綺麗な水鏡に満足のシャッターを押したあと、連続参加の大阪のAさんがポツリと言いました。「なんか、寂しい気持になってきたなあ。最後って、いつも天気悪いし」私も、わかるような気がしました。

いけないメール 「鉄道(27069)」

昨日の午後、O谷連隊長からメールがありました。先日はお疲れさまでした、5月×日、最後の最後の羅城やります……幸か不幸か×日は外せない会議がすでに入っていて、今日、「残念ながら参加できません」とメールを出しました。寂しいけれど、もう本当にこれで最後。。。

夕方、もう一度、メールを開きました。差出人、連隊長。件名、「いけないメール」、、、いや~な予感がします、、、5月×日は現地の都合で中止、6月5~7日で実施の方向です、、、嗚呼、私はもういったいどうしたらよいのでしょうか(爆)

雨に煙る水鏡、たしかに一定の成果を挙げたのですが、夕陽ギラリはまだ見ていません。「本線側の俯瞰、最後に晴れで撮りたいよねえ」「6月は朝は5時半から撮れるから」「もう本当に最後になっちゃうからねえ」、、、

牛まで画面にチャーターした(?!)本線側の俯瞰、これまた正直者の煙が見事にアクセントを添えていました。これをもう一度、晴天順光で撮りたいというのは、人情というものではありませんか(笑)

霧雨にむせぶ 「鉄道(27069)」

この調子では、どうも今日は天気の回復は望めないようです。連隊長のおっしゃるとおり、まだ手前の岩山が見えているうちに、と本来は午後の順光撮影を考えていたサイドビューも、とりあえずこなしておくことにしました。

団長さんにコメントいただいた「正直者の煙」が霧雨にむせぶシーンが続きます。機関士の呉さんは、天候や気温に応じた煙の出し方も、チャーターを重ねるうちに見事に会得されたようです。それも、ここまでしていただけるのは、我々への好意以上に、まもなく別れを告げねばならないカマへの愛情ゆえのようです。

山水画のような……という比喩も、さすがに尽きましたが(笑)、いつものシチサンよりビジュアル重視で、あ、そうそう、関沢新一さんの写真を思い出しながら、たなびく煙に合わせて、カメラを横に振っていきました。

雨霞俯瞰 「鉄道(27069)」

「次はあっち! 登りますよ~」どんよりとした空には似合わない(笑)、O谷連隊長のアグレッシブな声が響きました。一瞬、この天気では接近戦でいいやと思ったのですが、そんな妥協に耳を傾けない力強い歩調で、すでにわが連隊は進軍しています。

「はいあと少し、ここまで登って!」……やっとの思いでO谷さんの待つところまで辿り着くと、たしかにギリギリで障害物がクリアでき、雨に霞む山村の風景が、細かい雨粒のフィルター越しに広がっていました。

思えば、中国鉄の先達の皆さんの金城江や羅城の写真は、みんなこんなふうに雨に煙っていました。それでいて煙はほとんどスカで、黒いカマのシルエットだけが浮かび上がっていて、、、チャーターという徒花とはいえ、この煙とドレインのスパイスはたまりませんね。

「ほら、良かったでしょ! 今のうちにとりあえず撮っとかないと。午後はもっと天気悪くなるかもしれないし」悔しいけれど、おっしゃる通りです。O谷さん、ありがとう。今日は体力の続く限り、ついて行きます(爆)

最期的水鏡 「鉄道(27069)」

おそらく最後の(?!)羅城弾丸ツアーから、昨夜帰ってきました。2泊3日の強行スケジュールも3度目ともなると慣れたもので(慣れていいのか?)、前回ほど足腰の疲れも感じず、月曜の平常出社をこなせてしまうのだから、大人っていやですね(爆)

最後にして初めて、いかにもこの季節の広西らしい、ドン曇りときどき雨の天候となりました。本来は空を呪うべきところですが、今回のO谷連隊長のセールストークは「水鏡がいいんだよね~」、悔しいことに、はい、その素晴らしい水鏡を、夜明け早々に堪能させていただきました(笑)

長靴でぬかるみをふらつきながら歩いて、田圃の細い畦道に三脚をセットしました。近いところの奇岩の山は何とか見えていますが、その向こうにベトナム近くまで連なるというカルストの山々は、雨と霧に霞んでいます。

今回は最初の撮影ポイントまで来て夜明けを待っていたチャーター編成が、バス笛を山あいの町々に響かせて、水鏡のステージへと、ゆっくりと動き始めました。

ギラリはまだか 「鉄道(27069)」

まだ4月の10日過ぎ、さすがにギラリはまだ早いだろうなあと思いつつ、GWのロケハンのつもりで(笑)それでも一応、馬下へ向かいました。

1年ぶりに馬下を出たところの農道に到着。夕陽は見えていますが、やはりまだおっとりと光っています。いつもの小さな踏切から駅方を見ると、ちょうど満開の桜の木があったので、桜絡みにファインダーを切り替えました。

18時、交換のDCには薄く夕陽が当たりましたが、とてもギラリにはほど遠い光り方でした。数分後、まさに日暮れを迎えようとするとき、シゴナナが短い汽笛とともに、桜の脇をすべるように通過していきました。夕陽が沈み、桜磐西第一章のエピローグに満足しながら、ビールの待つ新潟へとレンタカーを走らせました。

P.S
明日から、最後の(?)羅城弾丸ツアーに、どういうわけか、またまた(笑)行ってきます。中国蒸機の最後に咲いた徒花、いよいよ大団円のようです。よって桜磐西第2章は欠席になります。03 1010さん、団長さん、夜間軌行さん、C57135さん、T島さん、皆さん頼みますぞ!

鹿瀬暮色 「鉄道(27069)」

山都で行きの撮影を仕上げたら、会津若松の転車台撮って、堂島でいつものラーメン……クリトレ以来の磐西をいとおしむように、ワンパターンを繰り返す、この心地よさ(笑)、、、返しのメインは、こちらも意外と早く七分咲きを迎えた、鹿瀬の小学校脇にしました。

会津若松では、駅前の保存動輪をあらためて見てきました。そう、千葉のシゴナナとして、関東の皆さんの記憶に残る105号機。実は短いながら新津への配置実績があり、磐西を走って会津若松のクラで休んだこともあるそうで、今、動輪だけが180号機の活躍を静かに見つけていることに、不思議な縁を感じます。

180号機が門デフでその千葉を走ったあと、標準デフに戻って、例年と同じように、磐西の桜を縫う美しい季節を今週以降、走り抜けていきます。まだギラリとはいきませんが、桜花と一緒にほのかな夕陽に照らされたその姿に、復活以来の10年の年輪がさりげなく感じられて、思わず見とれてしまいました。

あっという間に花回廊 「鉄道(27069)」

ほんとうは営業運転前の門デフ試運転に行きたかったのですが叶わず、やっと昨日、今年の「初ばん物」に行ってきました。当ブログ久方ぶりの、本来の煙ネタ、JRネタです(笑)開花の遅れが伝えられていた咲花の桜が、ここ数日の好天で、あっという間に見事な花回廊となっていました。

去年は今にも降り出しそうな曇天の下、幽玄ともいうべき深い陰影の中で撮りましたが、今年はうって変わって、爽やかな花晴れに恵まれました。「ばん物」運転開始当初はこんなもんじゃなかった、とは10年撮り続けている鉄な方の言ですが、それでも狭いスペースに幾重にも三脚が折り重なる様子は、おそらく日本一の鉄密度なのでしょうね。

三脚を立てた先客の皆さんにお願いして、すき間から、アクロバットな姿勢で撮らせていただくことができました。日差しがしっかり出たら出たで、マンダーラに一瞬文句を言いたくなりましたが、眼前の輝き煌く桜の花を見ていたら、いつしかそんなことはどうでもよくなりました。

こんなにシンプルで、素晴らしい名前を持った駅、こんなに美しい日本の春につつまれた駅。今年も、花回廊にシゴナナの長い汽笛が響きます。直前に旅館の散歩道から画面に進入した一般ピープル、これはもう、よしとしましょう。世間も仕事も皆さん大変な2009年春ですが、こんな光景がまた見られるとは、ニッポンもまだまだ捨てたものではないですなあ。

桜の駅3 「鉄道(27069)」

8時過ぎに、数少ない通学列車が行ってしまうと、10時過ぎまで列車は来ません。あまりの好天と、あまりの桜の美しさに、ここで帰るのもしのびなく、駅のスナップでもしながら、のんびり待つことにしました。

年休が制度どおりにとれるお仕事の方には別世界のことかもしれませんが、平日休みなど年に数日しかとれない勤め人にとって、世間が動き始めた朝の9時か10時に、仕事前に鉄するのは、まさに禁断の魅力いっぱいで、ゾクゾクするほどの快感を感じます(笑)

飯給、月崎に続いて、次の上総大久保に足を伸ばしました。通学の小学生の一団に「おはようございます」と挨拶されて、気分いいやら、このオジサン何してんだか?という目もあり、少し気恥ずかしいやら、、、ま、鉄には慣れてるのかもしれませんが?!

駅舎のない単線ホームと、昭和のトイレ(笑)。模型のストラクチャーにありがちな素材の豊富な小湊の沿線ですが、この桜の優雅な枝ぶりは、模型で再現するのは大変だろうなあ……模型シロートのいらぬ心配をよそに、時おり花吹雪が舞い始めていました。

桜の駅2 「鉄道(27069)」

金曜の朝、かなり無理やり(笑)仕事を遅出にして、小湊へ行ってきました。今まで皆さんにおまかせですなと見向きもしなかったのに、いったん気が変わると、もうどうにもとまらないB型の性(爆)、満開撮るには今しかないってわけでして、、、

しかし、平日の朝でこんなに多くの桜狙いの鉄な皆さんが出動されてるとは、この季節の小湊ならではなのか、はたまた、ほんとに昨今は鉄道ブームなのか……いやはやそんな能書きはどうでもよくなるほど、ただただ素晴らしい桜の風景が、飯給、月崎、上総大久保の各駅にひろがっていて、どこで撮ろうか、迷いに迷うほどでした。

何しろ、コミナト・シロートです(笑)まずは、順光でいきましょう。今日はさすがにホームを走り回る、ゆる鉄な人々の姿もなく、地元の方がいつもの列車を待っているだけです。4月の朝、影のトンネルを抜けてきたDCが、先週の午後とはまったく違う表情の、山あいの桜の駅にしずしずと入ってきました。

春は静かに通り過ぎてゆく 「鉄道(27069)」

都内の桜鉄の名所で、今まで行ったことのなかったのが、北王子貨物駅でした。平日のみの運行で、DE10のワムがコンテナに変わって……となると、わざわざ行くほどでもないなあと思っていたのですが、最近はよく、急に気が変わります(笑)はい、昨日の出勤前、カバンにデジ200mm入れて、いそいそと行ってきました。

東十条で京浜東北を降りて、方角の見当を付けて歩いていくと、ほどなく、はらはらと散り始めた桜並木に到達しました。専用線ヤードの入口の踏切には、すでに数名の鉄な方が待機しています。間口は狭く、脚立があると便利そうですが、平日サラリーマン鉄は、そういうわけにもまいりません。。。

DE10がやってくる8時前になって、ゲリラ雲が去り、停車中のコンテナを包みこむように咲き誇る桜に、春の日ざしがあたりました。やがてDE10がゆっくりと背後から現われ、短い入換ののち、桜並木の下で、折り返しの先頭に立ちました。

♪傷つき疲れたわたしの腕の中を 春は静かに通り過ぎてゆく♪

何の関係もありませんが(爆)、この歌、たしかアリスの前の、ロック・キャンディーズですね。午後にT島さんがいらっしゃったときは、すでに凄い桜吹雪になっていたようです。今年の東京の桜は、もう間もなく、静かに通り過ぎていきそうです。



桜の駅 「鉄道(27069)」

ゆめ牧場をあとに、T島さん、O森さんと小湊鉄道へ向かうことにしました。先日もシゴナナ撮影の折に五井でスナップはしていますが、ローカルムード溢れる奥のほうへ分け入るのは、初めてです。今まで、あまた数多いコミナト・フリークの皆さんにおまかせして、私は遠慮しておこうと思っていたのですが、桜に誘われて、突然、気が変わりました(笑)

月崎、飯給と桜の駅が続くことは知っていました。が、沿線にこんなに菜の花が咲き誇っているとは、知りませんでした。聞くところによると、地元の皆さんの手で、この地方私鉄のレールの周りを彩るために、計画的に植えられたのだとか。まだ桜は五分咲きといったところでしたが、この、ピンクと黄色のコラボレーションの美しさ。。。

ちょうど五井行きのDCがやってきたとき、西日が差しました。駅のホームをカメラを持って行き交う非鉄、ゆる鉄な皆さんの動きをファインダーから逃すのにけっこう手間どりましたが、聞きしに勝るニッポンの春が、ファインダーにぴったり収まりました。



さあ行こう、2009桜鉄! 「鉄道(27069)」

うちの近所の目黒川の桜も、この週末に満開を迎えました。しかし、仕事帰りにケータイで夜桜撮ってるだけでは、おさまりません(笑)よし、さあ行こう!2009年、桜鉄ってわけで、昨日は朝からクルマで出発、まずは成田ゆめ牧場へ向かいました。

まだ三分咲きといったところでしたが、運転開始の10時にまきば線のループに着くと、いち早く優雅に花をつけた枝の下では、すでにスタンバイしている団長さんとK国さんが、こちらに大きく手を振っていました。

三々五々、おなじみの面々が桜の木の下に集まってきます。03 1010さん、夜間軌行さんと揃えば、ここは磐西? 門デフでも来るんですか(爆)羅城でご一緒したばかりのT島さんとOさんに懺悔です、はい、なぜか17日からもう一度行くことに……ン、T島さんも行きたい??(爆)で、きわけつけは、大阪から、あっくん連れのC57135さんだあ!

桜鉄、いいですね。いくつになっても、でもってどんな大変な時代でも、心弾むとは、このことですね。まきば線の桜はほころび始めたばかりでしたが、素晴らしい舞台から、今年も、桜めぐりを始めることができました。



日暮れてもなお 「鉄道(27069)」

春の広西の日暮れは遅く、太陽が奇岩の山影に没してもなお、サイドを望む築堤には残りの薄日がうっすらと当たっていました。何度も季節外れの汗をかいた身体と、俯瞰のためのアップダウンを繰り返した足腰の疲労は、予想以上の厳しいレベルに達しています。

急速に落ちていく露出を気にしながら、何とか最後のアングルを、慎重にフレーミングしました。一息つく間もなく、今までとはうって変わった静かな表情のJSが、モノクロームに向かって彩度を落とす、山水画の世界を横切っていきました。

フォトランもここまでくると、現役そのもの、というのが実感でした。夜明け前から日暮れまで、この地の風景に根ざした情景のひとつひとつが、この専用線に携わる人々の好意の結晶のように思えたのです。

わずか1輌残った建設が描く天上の世界。中国蒸機の最後の季節に咲いた、一輪の花なのかもしれません。

天上の丘

再び、湖を望む丘の上にアングルをとりました。しかし、天候の好転と反比例するかのように、足はつり、膝は笑い……よれよれの進軍を続けるのは、傍らのひくまさんやT島さんも同じことで、むしろ大ベテランのMさんが一番着実に歩を進めておられるようです。

午前は300mmを使ったので、今度は遠景を大きく入れ込んだ中望遠にしました。すでに、かなり西に傾いた太陽が、カルストの麓のフィールドを柔らかく照らしています。湖の向こうの山々も霞むことなく、待ち望んでいた夕暮れに向かう色が、やっと眼前に広がりました。

ガキ鉄の時代、大俯瞰の写真といえば、RF誌やRJ誌にはあまりなく、キネ旬の「蒸気機関車」のざらざらしたモノクログラビアの巻頭ページでした。たとえば関沢新一さんの狩勝峠の写真に、谷川俊太郎さんの詩が付いているような、、、

関沢さんの写真はよく草や障害物が車両にかかっていたけれど(笑)、今思い出すと、心の底から好きで撮ってるんだなあ、と気持が伝わってきたものです。エッセイのタイトルに「汽車がゆく、だから僕も…」というのもありました。鉄やって30年、う~ん、これまた、まだまだですなあ。。。

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Author:品川530
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