雨は日暮れ頃に 「鉄道(27069)」

雪へと変わるだろう♪……そんな予報が見事に当たり、15時半を過ぎると雪が降り出しました。当初、日の沈む方向にうっすらと残っていた光を頼りに山都鉄橋のシルエットを考えていたのですが、すっかり大粒になってきた雪に、これは遠景はままならないと、シャッタースピードの稼げる駅発車に方針変更しました。

何年か前、C57の不調でD51が代走したとき、雪の降る日出谷で待ち構えたことがあります。また、大雪で返しの列車が途中で止まってしまったときは、出動していませんでした。あとで10数時間遅れで雪晴れの中、新津へ回送される写真を見て、地団駄踏んだものです。

はからずも、門デフ、スノープロウに雪。。。ありえない組み合わせの究極のシチュエーションが現実となりました。こうなったら、よし、普通に縦位置の発車で行こう。大昔の夏、日豊線の山之口で109号機の発車を撮った写真の冬ヴァージョンだあ(?!)

雪の走行写真を撮ること自体が久しぶりで、空シャッターを切ってモニターで確認し、慎重にシャッタースピードを選びました。スノープロウにまとわりつき始めた雪と、クリスマスのイルミネーション。確かな手応えをかじかんだ指に感じたとき、何だ、11号機は播但線でスノープロウ付けてたじゃないか、と50男に始まった記憶のバラつきに、しばし悄然としました。

P.S
明日から大晦日まで、年末恒例の中国へ行ってきます。昨年に続いて、集通鉄路のイベント運転ですが、今年ははたして。まともに毎日撮影できるのでしょうか(笑)その間、ブログはお休みしますが、EF55は舞台を信越に移して運転されるし、中国の各方面へいらっしゃる方も多いようです。年末お出かけの皆様、いい旅、いい鉄を!



クリトレ晴れ2 「鉄道(27069)」

磐西クリトレ3日目の23日、雪から雨に変わった予報は、当日の朝になって「晴れのち曇りのち雪」。。。たしかに、いつものとき303号が越後湯沢を過ぎると晴れ間が広がり、意外や意外、またしても素晴らしいクリトレ晴れの下、まずは五泉鉄橋へ。またまたお会いしたNさんと「やはり来てみるものですなあ」と1%の偶然を喜び合いました。

どうやら、昼過ぎまで天気は保ちそうです。晴天順光のポイントとなると、やはり、あそこを外すわけにはいかない、と次は日出谷の平瀬踏切へ向かいます。山の頂には、昨夜の雪がどれぐらいかぶっているのか、そんなことを気にしながらの道中は、いつもながらに心踊るものでした。

踏切を渡って、クルマを停めて振り返ったときの息を飲むような一瞬は、ここでしか味わえない至福のように思います。カメラをセッティングしながら眼前の一幅の絵に見とれていると、土曜はなぜかお会いできなかった若手ナンバーワンフリーク・Aさんが到着、ここでもまた、偶然の晴天を喜び合いました。

土曜日と違って、細かい雲が空のあちこちに出始めていましたが、軽やかに白煙をたなびかせて至福の風景の中を走り抜けるクリトレは、今日も出動した熱心で愚かな鉄への、2つめのクリスマスプレゼントのようでした。



陸羽東線の冬 「鉄道(27069)」

これ、また古い雑誌のパクリですが、70年代初めのRJ誌の記事のタイトルでした。当時、同誌では毎年、「鉄道カメラルポルタージュコンテスト」というのが行なわれていて、たしか何度目かの最優秀賞が、この「陸羽東線の冬」だったと記憶しています。(あ、私も恥ずかしながら「年少の部」っていうので入選し、思わぬお小遣いをいただきましたが…笑)

その記事は、厳しい峠越えに力闘するC58の姿がメインでしたが、叙情あふれる文章とともに、平坦線を行くほっとしたようなC58の表情や、岩出山、古川といった駅名がなぜか印象に残っています。今回、鳴子御殿場の次の場所を探しながら、あのとき感じたような雰囲気の写真が撮れたらいいなあ、とひそかに思っていました。

「SL湯けむり号」が次に停車する岩出山の前後は市街地が発達し、どうもそんな写真が撮れそうにありませんでしたが、Nさんに教えていただいた西古川のド田んぼは、まさに昔写真で見た、のどかで安らかなシーンが目の前に再現されたようで、思わずじ~んときてしまいました。

発車の汽笛が聞こえる頃には、追っかけのクルマもポツリポツリと到着しました。小牛田から古川か岩出山までは、たしか昔C11も入線していたと記憶しています。陸東の冬空はどこまでも高く、SLブームの頃の、いつもどおりの日曜日で時計が止まったように、C11と12系が、過ぎし日のワンシーンに収まりました。

初めての陸東へ

おそらく磐西フリークの人々の記憶に長く残るであろう土曜日が終わって、翌日の日曜は夕方のコンサートまで、しばし休養の予定でした。が、ン、手もとの土日きっぷは2日間有効、東北新幹線は古川まで乗り降り自由??……ついつい、久しぶりの土日きっぷフル活用となりました。

古川は2002年の1号編成御召以来、陸羽東線は蒸機現役時代を含め、まったく初めての撮影です。その昔、C58の重連貨物や迂回急行の写真を雑誌で見て、何だか魅力的なところだけど、関西からは行く機会がないだろうなあ、と思ったものです。後年、C57180が雪の中を走った写真を見たときは、あ~行けばよかった!と思いました(笑)

今回、D51498のボイラ故障により、急遽C11325を借り入れて運転されることになった「SL湯けむり号」ですが、C11に12系4輌、後ろにDE10が付くというのどかな編成に、なぜか惹かれるものがありました。最近はC11には旧客が多く、逆に12系のほうが新鮮なような(?!)気もします。しませんか(爆)

あたふたとネットで検索し、友人にメールで質問し、何か所かのポイントを選びました。この鉄橋、たぶん蒸機現役時代からの撮影地でしょうね。「SLダイヤ情報」の創刊号の表紙も、たしか陸東の鉄橋を行くC58を正面がちに撮った写真でした。あっという間に追っかけのクルマと地元ギャラリーが集まり、イベント蒸気列車本番独特の雰囲気の中、どこか国鉄チックな編成が、鉄橋にさしかかりました。


天から舞い降りた夕暮れ 「鉄道(27069)」

幸運は1パーセントの偶然と99パーセントの出撃で……T島さん、上手いこと言うなあ。その幸運に恵まれたクリトレ初日、さらに返しの舞台田では、まさにギラリ降臨! これがクリスマスだからというのなら、一度はどこぞの教会へお礼に伺ってもいいぐらいの、素晴らしすぎる光線でした。

雲ひとつない冬晴れの一日、それでも果たしてクリトレの通過まで築堤に日が当たるのか、一抹の不安がありました。正面から狙いを定めたS屋さんと一度は並んで構えようとしたのですが、いや、やっぱりギラリに賭けようと、サイドを望む畦道へ降りていきました。

すでにバックの低い山は暗い陰影の中に入っていて、築堤の周りだけに、神なライティングが施されています。このあたりかな、と立ち止まると、磐西プロYさんがすでに三脚を立てていて、蛇の道は…の感をあらためて強くしました(笑)

その後、ファインダーの中を黄金の門デフが横切っていった数秒間のことは、いまだにこの世のものとは思えないのです。Yさんと小さくガッツポーズしたあと、急いでクルマに向かう途中、先ほどのドラマはなかったかのごとく、築堤はみるみるうちに漆黒の闇につつまれていきました。 

クリトレ晴れ 「鉄道(27069)」

今日から運転の始まった磐西クリトレですが、五泉も上野尻も山都も、どこも雲ひとつない冬晴れに恵まれ、素晴らしすぎる一日を、同行のS屋さんをはじめ、現地でお会いしたたくさんの鉄な友人達とともに過ごすことができました。

粉雪がちらついたり、どんよりした鉛色の冬空に迎えられることの多いこの季節の磐西、こんな「クリトレ晴れ」は、ほとんど経験したことがありません。なかなか一日じゅう晴れることのなかった秋の波かもめのお返しを、天から授かったのかもしれませんね。

クリトレ運転時には180号機にスノープロウが装着されるのが、毎年の慣例となっていますが、果たして「門デフ+スノープロウ」が実現するのか?というのが今日の注目でした。蒸機現役時代には、形式を問わずほとんど実現したことのないアイテムの組み合わせ、こうして見ると、なかなかではありませんか!

磐西の風景に今やすっかり溶け込んだ門デフの180号機ですが、今日は重厚なスノープロウが軽快な門デフと見事なハーモニーを奏でて、またひとつ、時空を超えた機関車となったようです。

水上雪景色 「鉄道(27069)」

冬の上越線のEF55で思い出すのは、88年の2月、復活後初めて雪景色の中を走ったシーンです。ロクイチが雪まみれになった「みなかみ物語」のときほどではありませんでしたが、沼田より先が雪になり、水上駅には雪がしっかりと積もっていました。

たしか水上までEF641001と重連で来て、EF55はここで解放、スキー客を乗せて石打方面へ向かう64と別れて、ターンテーブルで転向後、単機で高崎へ帰るべく駅のホームに入ったところで捉えたのが、このショットです。

本来は平坦線の機関車だったEF55にとって、上越の雪景色は復活してから初めて見る、新鮮な場面だったのかもしれません。しかし、この頃には、EF55=上越線というイメージがすっかり定着していて、違和感はまったく感じなかったのを思い出します。

さて、今週末はEF55はしばしのお休み、「ばん物」客車の帰った磐西では恒例のクリスマス・トレインが今年は門デフで運転されるようです。私も、明日はいつもの「とき303」の客となることにいたしましょう!

遙か上越の電機を想う 「鉄道(27069)」

これ、大昔のRF誌のタイトルのパクリです(笑)遙か日向路の蒸機を想う……74年春の宮崎電化時の最後のパシフィック特集で、Mさんがお書きになった記事だったと記憶しています。そういえば、Mさん、今回の水上にもお見えになっていました。お年は召されましたが、矍鑠と出動されるお姿を見ると、何だかほっとします。

上越の電機といえば、本来は雪にまみれたEF16や、ヒサシ付きゴハチの小出銀嶺号なのでしょうが、JZX81さんにもコメントいただいたように、1986年のEF55やEF58の姿を忘れることはできません。国鉄末期のイベント百花僚乱が、ある時期の上越線にすべて凝縮したような、濃い時間を我々は過ごしたように思います。

長野のKさんのクルマはまだレオーネで、ハチマル29さんはカローラスプリンターだったよなあ。。。いい大人なのにまだクルマを持っていなかった私は、いつも誰かの助手席で、地図と時刻を書いたメモを広げていました。

この場所、上りを追っかけで撮る鉄たちで、いつも賑わっていました。どういう理由か忘れましたが、このあとしばらくして撮れなくなったと聞いたような。。。上越の山河に復活の汽笛を高らかに響かせたEF55が、再び眠りにつくときのことなど、ただ暑い夏を無鉄砲に駆け抜けようとする僕らには、思いも及びませんでした。

GOGO TRAIN 「鉄道(27069)」

上越線でのラストランが終わり、あとは横川詣でを残すのみとなったEF55ですが、1986年の復活最初の舞台も上越線で、旧客7輌の渋い編成美に、沿線に集まった鉄たちから唸り声が上がったものです。

ヘッドマークがなかったのも、歴史の彼方からの復活にふさわしい姿でした。その代わりに、「GOGO TRAIN」のエンドマークが最後尾の客車に付いていて、55とGO GOをわざわざ引っ掛けているのだなあ、とヘンな感じがしました。もっとも当時はまだオヤジギャグという言葉はありませんでしたが(爆)

思えば、この前後に高崎に集められた旧客の一部が今もJR東に残って活躍しているのは、ひとつの幸運なのかもしれません。でも、もう一度みたいですよね。3輌とか4輌ではなく、せめてこれくらいの編成。。。

この夏のEF55は、まもなく沼津へ出張して、高崎へ帰ってくると「EF上越号」牽引の一翼を担ったりと、大忙しの毎日となります。国鉄最後の暑い夏は、まだ始まったばかりでした。

ありがとう、EF55 「鉄道(27069)」

水上の転車台の周りは、先週よりもさらにギャラリーが増えた感じで、さすがに知人友人の顔を続けて見つけるということはありませんでしたが、回転が終わって一段落したときにsenrobataさんに遭遇して久しぶりの談笑、ほかにも何人かの撮影地でここ20年来(笑)よくお会いする方々にご挨拶し、何だかほっとした冬の昼下がりでした。

「ありがとう」のヘッドマークを眺めながら思い出していたのですが、国鉄末期に旧型電機が引退したときは、サヨナラ運転の類いがけっこう運転されましたね。EF15は中央線で三重連、たしか上越線でも宮原発で重連でした。西では伝説(笑)の「SUPER HIRO」、1灯に戻しての「さよなら66 FOREVER」もありました。

そして20数年が過ぎ、動態保存機としての役割を残念ながら終えようとする電機たちで、サヨナラ運転の機会が設けられたのは、このEF55が初めてですね。東海のゴハチはいずれも工臨が最後の牽引列車で、自力で浜松に入ったのが最終運転。パックはいつのまにか動かなくなり、ロクイチは大崎へのこれまた単機が最終運転となりました。そして、イゴマルの行方もまた、どうも地味なものになりそうな気配が。。。

雲の間から西日が差し始めた午後、ここなら日が当たる、というカーブに三脚を立てました。が、冬の15時半、やはり薄い雲がかかってしまいました。まあ薄い光にこの季節の感じが出て上出来かなと思っていたのですが、聞くところによると、上越線最後のVカットは、翌日曜の同時刻だったそうで、ちょっと悔しさを押し殺す月曜の朝です(笑)

上越最終週 「鉄道(27069)」

土曜日はEF55で上越線で……あれよあれよのうちに、3週連続の出動となりました。今週からはいよいよサヨナラのヘッドマークが付き、客車はEF55とは初コンビの「ばん物」、でもって上越線は今週が最後。どうも先週までとは雰囲気が違いそうです。

学校が試験休みに入ったからでしょうか。各駅のホームには、先週に比べると、年少のファン達の姿が明らかに増えました。イベント、それもさよなら列車という、独特の空気が沿線を包むのは、いつの時代も同じだなあ、と自分が幼かった頃にふと思いを馳せます。

ヘッドマークは「ありがとうEF55」の文字とイラストがデザインされた、心づくしのものでした。さよなら、ではなく、ありがとう、、、何でもないようなことですが、嬉しくなるではありませんか。。。

群馬総社まではドン曇りだった空が、渋川停車の間にどんどん明るくなり、真庭下の田圃で再びEF55を迎える頃には、いい感じの薄日が差してくれました。満足のうちに、今週も水上へ急ぐことにします。さて、今日はどなたの笑顔にお目にかかれるでしょうか。

嵐山線ローカル 「鉄道(27069)」

そのマルーンの疾風6300系ですが、すでに京都線特急からは撤退が進み、来る確率は大まかに見て半分くらいになっています。そして、一部が4連化されて来春、嵐山線に投入されることが、すでに発表されています。

京都線の名車の行き着く先は、いつの時代も嵐山線ローカルなのでしょう。孤高のトップランナーが4輌編成でコトコトと往復する、、、う~ん、見たいような、見たくないような。。。しかし、室内のクロスシートは2×1に改造されて残るというから、まだまだ生まれ持っての格調を捨てずに生き残ってくれそうです。

今年の初めに話題になった有川浩の短編集「阪急電車」は、たしか今津線が舞台になっていましたが、阪急のローカル線を走る短編成のマルーンにも、本線の特急とはまた違った、深い味わいが感じられますよね。

6300系が転属すると、おそらく撤退するであろう2300系に、「嵐山 桂」の行先板を使うものが、1編成だけ残っています。これまたやっと見つけた順光ポイント。僕らがガキの頃の阪急電車を思い出させてくれる渋いマルーンが短い冬の陽を追いかけるように通り過ぎていきました。



マルーンの疾風 「鉄道(27069)」

翌日の日曜は、羽田の滑走路から富士山が見える、冷気の中の冬晴れとなり、伊丹へ向かう空の上も雲ひとつないランドスケープが広がり、まさに(この往復で)JLサファイア到達にふさわしい(爆)空の旅となりました。

早速モノレールで南茨木へ。先日ロケハンした阪急京都線の6300系を、今日はいよいよ晴天順光で捉えようと、河原町方面へ北上します。が、足の速い冬の太陽のこと、10時前ではすでに上りの順光タイムは終了しており、やっと桂駅の下り方で順光アングルを発見しました。

今も大阪地下鉄乗入れ車を除いてマルーン一色の電車が行き交う阪急電車は、毎日乗ってみたい電車のひとつです。枯れ鉄さんは学生時代に、柏餅さんや青列車さんは大阪在勤時代に、あ、そうそう、ひくまさんは今も通勤で使っておられるのかな。。。今、通勤で使っている東急にさしたる不満はありませんが(笑)、阪急に毎日乗る経験をお持ちの皆さんが、少し羨ましかったりします。

「マルーンのかぜ」ってどこから来たフレーズだったのかなあ、と思いながら、この日は思い出せませんでした。検索してみると、阪急の電車カレンダーのタイトルでした。格調高く、颯爽と。マルーンの疾風が行き交う、カレンダーみたいな写真が、パキッとした師走の光線で撮れて、ホームの端で小さなガッツポーズをつくりました。

影武者をしたがえて 「鉄道(27069)」

土曜のEF55は、EF641001を次位に従えて、おなじみの12系6Bを牽いての運転でした。EF641001といえば、EF55復活当初に、旧客編成に色を合わせた「影武者」として、茶色に塗色変更された、と言われていました。その後、EF63、EF64一般と続いた「非リバイバル」の茶ガマの走りでしたね。

最初の「EF上越号」のときはまだ青で、JR発足すぐの週末に上野まで入ったときが、たしか茶ガマとしてのお披露目だったように記憶しています。その後は、EF55が上野まで来るときはよく影武者付きだったし、両毛線で暑い時期にも撮ったこともあるような……20年以上経つと、もう記憶の彼方の出来事の多いこと(笑)

佐倉さんのところで、EF55のさまざまな列車牽引の姿が紹介されていますが、懐かしいものばかりで、拝見しているうちにじ~んと来てしまいます。昨日は撮影から帰って、中島みゆきだけでなく、徳永英明のカバーの「時代」も聞きながら、焼酎を傾ける夜でした。

閑話休題。晴れたり曇ったりに忙しかったこの日、後閑の築堤は雲の合い間から太陽が顔を出し、EF55と影武者センイチをサイドから照らしてくれました。今週もたくさんの方々にお会いし、楽しい一日でした。senorobataさんとはすれ違いで、KATOさんとは一瞬でしたが、また来週以降、どこかでお目にかかりましょう。



時代はまわる 「鉄道(27069)」

いよいよ今日から、EF55ラストランシリーズの開幕です。トップを切って運転されたのは、EF641001と重連で12系を牽く「EL奥利根号」。先週の旧客試運転で久しぶりの輝きに感動し、今週も行かずにはいられませんでした(笑)

列車の走行シーンは追ってご紹介しようと思いますが、先週間に合わなかった水上のターンテーブルに乗る姿を、今日は重点的に撮ってきました。たしか復活当初に撮って以来のことで、EF641001との重連ということからも「EF上越号」あたりを思い出しながら、転車台に乗ってからパンタを下げて回転する、今ではほとんど見られない光景をじっくりと堪能しました。

思えば、この転車台のスペースでは、いろんなカマを見てきました。デコイチだけでなくシゴナナやシゴハチ、そしてパックやEF62も姿を見せました。ロクイチはどうでしたか、、、あの大雪の「みなかみ物語」のときも、夏の思い出に残る「奥利根」のときも、ここまでは来なかったような。。。

♪まわるまわるよ 時代はまわる 出会いと別れを繰り返し
今日はたおれた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ♪

22年前の復活から、2度目の引退へ。EF55がまた、生まれ変わって歩き出すことはあるのでしょうか。ラストランのために最後の輝きを取り戻したEF55の姿に重ねて、いくつものカマたちとの出会いと別れを思い出していました。

新津の機関区 「鉄道(27069)」

翌日(11月30日)、「波とかもめ」の最終日は、ドン曇りのち雪まじりの雨というどうしようもない一日となりました。朝、新津運輸区で撮影したときは雨はまだ降っていませんでしたが、ターンテーブルを回るシゴナナを撮るにも増感が必要なほどでした。

実は、ここ新津の機関区にやってきたのは、この日が初めてでした。最近の「ばん物」撮影でも日帰りだったり、会津若松泊りだったりで、朝の出区前を撮る機会にはなかなか恵まれませんでした。春に新津に泊って朝来ましたが、すでにターンテーブルは回ったあとで。。。

それに、27年前の夏、撮影願いのハガキを出したらダメ、じゃあ直接行ってみようと飯山線から笹川流れに向かう途中で新津で下車、事務室まで行きましたがダメでした。あの当時は、いろんな機関区で「絶対ダメな時期」っていうのがありましたよね。1年後はけっこうOKだったりして、御召の1号機はたくさん写真が残っていますね。

当時の扇形庫の一部を何度も改築したらしき建物が、今もシゴナナのネグラになっていました。ちょうど、国鉄色のキハ58が留置されていて、高校生のときの念願の機関区にやっと来たというほろ苦い気持ちを、いい感じに盛り上げてくれました。



雷鳴下の蒸気機関車 「鉄道(27069)」

EF55撮影終了後、便乗をお願いしたハチマル29さんに上毛高原に送っていただき、200系の「とき」で新潟へ。すぐに在来線で折り返して、「波とかもめ」を迎えようと新津に向かいました。雨ときどき雷を伴う、という予報ですが、今週で最後の門デフ、もう天気関係なしの出動です(泣笑)

新潟のほんの少し手前から雨が降り出し、新津に着くと予報通り、雷が鳴り出しました。う~ん、昔「雷鳴下の蒸気機関車」というアメリカのレコードがあって、高校の先輩?がカセットテープに入れてくれたのを聞いたよなあ、と、記憶の断片がいきなり脳裏に浮かびましたが、そのレコード、当時のファンはけっこうみんな聞いていて、後にネットで話題になったりもしました。

雨が小降りになり、雷の間隔が空き始めた頃、遠くにライトが見え、シゴナナがゆっくりと減速しながら入線してきました。雨に煙るバルブ、何度やってもいいものですね。最終日程を迎え、いい感じにくたびれてきた「波とかもめ」が雨粒にキラキラと光っています。

あとでモニターを見ると、同じ露出なのに、一こまだけ雷の光をひろって、空が明るくなっていました。雷を写真にする術は、ちょっと研究する必要がありますが、いつか一度は雷鳴下の蒸気機関車を記録してみたいものです。



残り陽のとき 「鉄道(27069)」

今日から12月。師走鉄のメインとなるEF55のラストランに備えて、土曜日(11月29日)、旧客を使った試運転列車が上越線で運転されました。本運転は12系や「ばん物」客車が予定されており、この日の編成は、去り行くEF55への素晴らしいはなむけとなりました。

久しぶりの好天に恵まれた下り列車は、随所で多くのファンの歓声に迎えられました。折り返しの水上のターンテーブルにやっと間に合ったのですが、撮影を終えて振り返ると、あちこちに知人、友人、お世話になってる方々の笑顔がたくさん並んでいました。

EF55復活からもう20年以上経ったなんて、いまだに信じられない気分です。復活直後の国鉄最後の暑い夏にEF55を追って各地を撮り歩いた日々、高崎を基点にロクイチやパックと重連で「奥利根」に充当された日々……つい昨日のことのようですが、もう遠くへ行ってしまった当時の先輩や友人のことを思い出すと、時の流れに身をまかせ♪……少しだけ、切ない気持ちになります。

上り列車が来る頃には、残念ながら初冬の短い太陽は、榛名山麓の山影に入ってしまいました。それでも、山あいの撮影ポイントには、残り陽がかすかに当たっていて、三脚の林の前をゆっくりと進むEF55を雅やかに照らしていました。
プロフィール

Author:品川530
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